歯周病は治るのか?:その1

7/13(月)です。
今日のテーマは、『歯周病は治るのか?』という内容です。

その答えは、治療を行う私達 歯科医師にとっては、非常に難しいお話しですが、患者様にとっては、最も聞きたいことの一つであるかと思います。

歯周病は、生活習慣病です。
糖尿病とか、高血圧 等と同じです。
そのため、『歯周病は治りますか?』という質問は、
『糖尿病は治りますか?』という質問に似ています。

軽度の糖尿病であれば、食事制限や運動 等で十分治るかもしれません。
しかし、重度の糖尿病であり、病状が進行している方では、
食事制限や運動のみでは治りません。
身体の中の血糖をコントロールしている『インスリン』という物質の分泌機能が劣ってくると 薬に頼らざる得ません。
ご自身の身体では、もうすでに十分なインスリンの量を作ることがさきないのですから
 薬で補うしかありません。
この時点では、自然回復は難しくなります。

また、さらに糖尿病が進行すると
腎臓の働きまで機能しなくなってきます。
慢性腎不全になると、『人工透析』を行い、毒素を体外にださせることを1週間に何回も受けなければなりません。
これをしなければ死んでしまいます。
もうこれは、治る範囲ではありません。

また、極端な話ですが、癌(ガン)も歯周病と似ている部分があります。
抗がん剤や放射線治療で対応できる範囲であれば、良いのですが、
そうした方法で完治しないケースは、摘出が必要です。
もし、摘出しないと他にも転移するからです。
切除(摘出)によって治すことが可能であれば、摘出は一つの方法になります。

歯周病の話に戻ります。
歯周病が進行した場合、抜歯が必要になることがありますが、
『抜歯するくらいなら このままでいい!』
という患者様もいらしゃいます。
これは、大きな問題なのです。
歯周病は、歯周病細菌による感染症です。
そのため、治らない歯を放置すると 他の歯へも転移してしまいます。
その結果、病状はさらに拡大し、多くの歯を失う結果になります。
歯周病の患者様を毎日診察していると
『ダメな歯を早く抜歯していれば…』
と思われるケースもよく経験します。

今日のテーマに戻りますが、『歯周病は治るのか?』ということですが、
全ての歯周病を治すことはできません。
進行した歯周病の場合には、抜歯になることもあります。
しかし、この抜歯は、決して悪いことではありません。
治らない歯を抜歯することにより、口腔内から感染源を排除することができるのです。

それでは、どの程度の歯周病であれば治療が可能で、
どの程度では、抜歯となるのか については今後解説していきたと思います。

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