日本歯周病学会

10/5(月曜日)です。
このブログは、歯周病に関するブログです。
毎週 月曜日 にアップしています。

前回は、忙しくブログを書くのを忘れていました。
すみませんでした。

今日のテーマは、『歯周病学会』です。

10/10(土)と10/11(日)は、宮崎県で日本歯周病学会が開催されます。

私は、 日本歯周病学会の歯周病専門医ですので、もちろん参加します。

そのため、10/10(土)午後 と 10/11(日)は、休診となります。

歯周病学会とは、なにを行っている学会なのでしょう?

学会発表は 大きく分けて
1.細胞レベルの基礎的な研究
2.実際の治療に関係する臨床研究
になります。

『細胞レベルの基礎的な研究』とは、まだまだ臨床とはほど遠い、基礎の基礎の研究を発表することです。
例えば、
『歯周病にならないため、薬の研究』等です。

それに対して
『実際の治療に関係する臨床研究』とは、
難症例と言われている状態の病気(歯周病)をこのようにして治療しました(治しました)等です。

今回の学会では、
『糖尿病 と 歯周病の関係』
『歯周病 と インプラント治療の関係』
『歯周病 と 喫煙の関係』
等の発表が多く行われます。

歯周病の治療自体は、ある程度確率されたものですので、学会に行っても目新しいことはさほどありません。
私が大学病院の歯周病科に勤務していた10年以上前には、歯周病による骨吸収 に対する骨の再生治療(GBR法) 等の臨床、基礎的研究が盛んに行われていました。
私自身もさまざまな研究を行い、発表をしてきました。

近年は、新しい治療方法というよりは、先にもありました
『糖尿病 と 歯周病の関係』
『歯周病 と インプラント治療の関係』
『歯周病 と 喫煙の関係』
をさらに明確にすることが必要になってきます。

上記の3つの話は、すでに歯周病と大きく関係することが実証されています。
糖尿病の方は、歯周病が非常に治りにくいですし、
歯周病が存在する状態でインプラントを行うと インプラント自体も歯周病のような状態になってしまいます。
また、喫煙者は、歯周病が非常に治りにくいことも分かっています。

今度の課題は、糖尿病と歯周病の状態をさらに細かく数値化し、臨床に取り入れることが課題です。
例えば、『歯周病治療を行えば、血糖値がどれだけ下がる』 とかを具体的に分かるようにすることが必要となってきます。

私達の研究グループも 全身疾患と歯周病との関係を調べるために、現在データの蓄積を行っているところです。
データがまとまり次第 歯周病学会で発表を予定しています。

このよな地道が活動が 歯科医学の下支えになっているのです。

また、学会に参加している歯科医師は、歯周病の専門医であったり、大学の歯周病科に勤務している方が多いので、その先生達と意見交換ができることも重要なことの一つです。

日本歯周病学会 は、年に2回開催されます。
私もすでに15年以上この学会に毎回参加しています。

歯周病で悩んでいる方がいらっしゃれば、歯周病専門医に相談されてみて下さい。

お近くの 歯周病専門医は、日本歯周病学会のHP に掲載されていますので、お近くの専門医を受診されて下さい。

今日は、これで終わりです。
次回からまた、歯周病情報をお届けします。

次回の歯周病ブログは10/12(月)です。

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