歯周病専門医サイトブログ

2010年2月15日

歯周病治療は大変なの?:その3

2/15(月曜日)です。

このブログは、歯周病に関するブログです。
毎週 月曜日 にアップしています。

今日のテーマは、『歯周病治療は大変なの?:その3』になります。

前回と前々回の2回に分けて歯周病の基本的な治療(ルートプレーニング) は大変なのか?
という話をしてきました。
当たり前ですが、大変な治療は誰でも嫌ですよね。
痛みもなく、
通院回数も少なく、
簡単に治療ができればいいですよね。

『歯周病治療は、年々進化しているのか?』
『将来的には飲み薬で歯周病を治せるようにならないのか?』
というようなご質問もよくあります。
実際にはどうなのでしょうか?

歯周病治療は、何十年も前から 治療内容はほとんど変わってはいません。
歯周病治療が大きく変わった時期として
1990年代になると骨再生治療(GTR法) が臨床応用され、
さらにその後、骨再生治療(エムドゲイン法) が臨床応用されてきました。
ここ10年で大きく変わった歯周病治療はこの2つです。
ただし、どちらの治療も歯周外科処置という治療の中の一部であり、簡単な処置ではありません。

歯周病は、歯周病細菌による感染症 です。
歯ブラシで取りきれなかった汚れが、歯周ポケット 内部に侵入していくことから始まります。
歯周ポケット 内部に侵入した汚れは、歯ブラシでは取ることが不可能なのです。
こうした汚れを取るのが前回解説したルートプレーニング という治療法です。
ルートプレーニング の術式を簡単に説明します。
まず、歯肉に麻酔をし、『キュレット』と言われる器具を歯肉の中に入れて、歯肉内部に存在する汚れ(歯石 等)を除去する治療です。
他の例えとして説明すると
『耳かき 』をするようなものです。
ルートプレーニングの際には、歯肉に麻酔をしないとできません。

この麻酔が嫌な方が多いのです。

それでは、こうした方法以外で歯肉内部(歯周ポケット内部)に侵入した汚れは取れないのでしょうか?

結論から言いますと
ルートプレーニング等の治療以外で 歯周ポケット内部の汚れを取ることはできません!

毎年のように『歯周病に効く薬(?)』というようなものは、いっぱいでてきます。
病気と薬の関係は きりがなく
『これを飲めば ガンに効果がある』というような薬も数えきれないくらいいっぱい販売されています。
もちろん、それなりに 意味があるものもあるでしょうが、
末期のガンに そのような薬を服用しても完治するわけではありません。
逆にきちんとした治療を行えば、十分治るガンでも
治療をせず、効果が分からない薬ばかりにたよったあげく、ガンが進行してしまうことも十分考えられます。

歯周病もまったく同様です。
『歯周病に効く薬(?)』というのは、山のように いっぱいあります。
しかし、そうした薬を服用しても、うがい薬を使用しても
歯肉内部に侵入した汚れや歯周病細菌がなくなることはありません。
確かに 抗菌性のあるうがい薬を使用すれば、口腔内の歯周病細菌を減少させることは可能です。
例えば、グルコン酸クロルヘキシジン という 含嗽剤 は 歯周病細菌 に対して効果が高いことが科学的にも実証されています。
しかし、このグルコン酸クロルヘキシジン 含嗽剤を使用したからといって歯周病が治ることはありません。
グルコン酸クロルヘキシジン含嗽剤 はあくまでも予防薬です。
先程も説明したように 口腔内の歯周病細菌は減少しますが、歯周ポケット内部 へは届きません。
これは、どのようなうがい薬(洗口剤)でも同じです。

また、歯周病に効く薬も私が知っているだけでも 相当の数存在します。
例えば、ビタミン剤配合であったりするものもあります。
ビタミン剤等は、もちろんのことながら身体には良いものです。(適量はありますが…)
しかし、いくらこうした薬剤を服用しても歯周ポケット内部 に存在する汚れや細菌が消滅することはありません。
こうしたことは確実にないのです。

そのため、本来適切な歯周病治療を行えば、十分治る範囲の歯周病であっても
歯周病に効く薬 や 歯周病に効果があるうがい薬(洗口剤)だけにたよっていた結果、
歯周病が悪化してしまうことがあります。
当医院に来院される患者様の中にもこうした ことが良くあります。
テレビコマーシャルで放映されていた『○○歯磨き剤』をづっと使用していたのに 歯周病になった!
という方もいらっしゃいます。
効果のない民間療法にたよった結果、歯周病はどんどんと進行し、多くの歯を失う方は多いのです。
私達歯周病専門医 からすれば、『もっと早く歯周病治療を行っていれば、このようなことにならなかったのに…』と思います。

歯科治療(歯周病治療)に通院するのは、大変だから…
と考えられている方は、結果的に状況が悪化すれば もっとももっと時間もかかる治療になってしまいますし、
抜歯となる可能性も高くなってしまいます。
現状として、歯周病で歯を失った方は、骨の吸収が大きいため 次の治療を非常に困難にさせます。
抜歯後にインプラント治療を希望されても 骨吸収が大きくインプラントができない! とか
抜歯後に義歯(入れ歯)にしたとしても 入れ歯が合いにくい! ということが起こってしまいます。

病気というのは、早い段階で治療を行えば、治る確立も高くなります。
逆に言えば、病状が進行すれば治すことも難しいだけでなく、
治せないこともあります。

病気で倒れ病院で検査したところ、病状が進行しているがわかったが、すでに手遅れで治療が行えない状態であり、
余命数ヶ月 ということも稀な話ではありません。
私の周囲でも ガンが発見され 若くして命を落とす方も見て来ました。
もっと定期的にきちんと検診を受けていれば…
と思います。

私自身は、1年に1回は必ず、まる一日かけて人間ドックを受けます。
朝早くから夕方まで胃カメラ、大腸カメラ、脳の検査から、ガン検診まで可能なかぎりの検査を受けています。
しかし、これだけ検査をしてももちろんのことながら 100%大丈夫 ということはありません。
しかし、早い段階で発見されれば それだけ 治療も楽に行えますので、
結果として 治療費の削減や通院(入院)期間の短縮にもつながります。

本日のブログは、歯周病の話とはだいぶ違ってしまいましたが、
早く治療を行えば、それだけ歯周病治療は簡単に終えることができるのです。

心配するより先に検査です。


次回のブログは、2月22日(月)になります。



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