短期集中 歯周病細菌 除菌 プログラムFMD( Full Mouth Disinfection ):その6
2014年11月24日(月曜日)です。
久しぶりのブログです。
今月は本当に忙しかったです。
 とてもブログを書く時間がありませんでした。
 いつもご覧になっていただいている方 すみませんでした。
 さて本日のブログのテーマは、前回の続きで、
 『短期集中 歯周病細菌 除菌 プログラムFMD( Full Mouth Disinfection ):その6』になります。
 このシリーズは、進行した歯周病を治す治療法について解説しています。
 すでに6回目になりました。
 始めて このシリーズをご覧になる方は、おそらく分かりにくいと思いますので、
 今までの5回を先にご覧になっていただければと思います。
 さて本日の内容になります。
 今までのまとめも含めて解説します。
歯周病の再感染(再発) と 家族内感染(伝播)について
 ここまでの話で
 進行した重度歯周炎(侵襲性歯周炎:しんしゅうせい ししゅうえん)の場合、
 何回かに分けて 部分的に歯周病の治療(SRP/スケーリング•ルートプレーニング)を行っても
 まだ 治療を行っていない部分から 歯周病細菌が感染する可能性があるため、
 1日 もしくは 短期間で SRP/スケーリング•ルートプレーニングを行うことで
 歯周病細菌の感染を最小限に抑えることが可能となることを解説しました。
 この方法を F M D( Full Mouth Disinfection )法 と言います。
 しかし、進行した歯周炎(侵襲性歯周炎)では、
 短期的に F M D( Full Mouth Disinfection )法  を行うことで
 他部位への感染は少なくなり、細菌の数は圧倒的に減少はするが、
 歯周病細菌の比率(割合)には、あまり変化がないことも今までのブログで解説しました。
悪性の強い歯周病細菌が残ることで歯周病は再発するのです。
 そこで F M D( Full Mouth Disinfection )法 の効果をさらにあげるためには、
 抗菌薬による除菌療法が有効なのです(FMDと同時に行う)。
 また、侵襲性歯周炎(重度歯周病)の場合、
 家族内感染(伝播:でんぱ)という問題があります。
 これは、歯周病治療により改善したとしても
 家族内(親しい方)に 毒性の強い A.a.菌 や P.g.菌を持った人がいると
 唾液から感染したり、共有する 食器 等からも感染することが分かっています。
 そのため、侵襲性歯周炎(重度歯周病)の場合、
 家族 や 親しい方 からの感染を防止することが大切なのです。(家族間も含めた歯周病治療)
 アメリカ歯周病学会における進行した重度歯周炎(侵襲性歯周炎)の定義として、
 家族内感染があげられているほどです。
 このまとめで今までのことが
 大まかにまとめられています。
 来月は、今月よりは時間に多少余裕ができましたので、
 ブログを再開します。
お楽しみに!
 このブログが始まって以来 毎週月曜日にアップしていましたが、
 今年の4月から毎週 大学で講義を行うことになったため、
 ブログの更新が不規則になると思います。
 毎週ご覧になっていただいている方も多くいらっしゃるかと思いますが、ご理解いただければと思います。
 できるかぎり毎週月曜日にアップしたいと考えております。
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