歯周病専門医サイトブログ

2014年12月15日

短期集中 歯周病細菌 除菌 プログラムFMD( Full Mouth Disinfection ):その9  最終回

2014年12月15日(月曜日)です。

年末年始休診案内

始めに年末年始の休診案内です。
12月29日(月曜日)〜1月5日(月曜日)まで休診となります。



今日のテーマは、
『短期集中 歯周病細菌 除菌 プログラムFMD( Full Mouth Disinfection ):その9』になります。

このテーマの最終回です。


今までの まとめ と 治療の進め方、治療費 についてです。

まず第1回〜第8回の内容をご覧になっていられない方は、
以下のページをご覧になっていたくとお分かりになりやすいと思います。



FMD 1回目(FMD 治療ってどんな治療なの?)

FMD 2回目(一般的な歯周病 と 進行した歯周病(侵襲性歯周炎)の違い)

FMD 3回目(悪性度の高い歯周病細菌 と 細菌検査)

FMD 4回目(歯周病細菌の除菌について:抗菌薬による歯周病細菌の除菌)

FMD 5回目(歯周病細菌除菌治療:3DS法)

FMD 6回目(歯周病の家族内感染と除菌について)

FMD 7回目(最新歯周病治療:a-PDT)

FMD 8回目(無痛麻酔:静脈内鎮静法について)



さて今までの内容をまとめると

短期集中歯周病細菌 除菌 治療 FMD( Full Mouth Disinfection )は、
歯周病治療を基本1回(1日)で行う治療法です。
(状況により1週間程度で2回に分けて行うこともあります)

そのため、FMDは基本的に1回(1日)で終了となります。

そしてFMDは、

歯周病の中でも侵襲性歯周炎と言われる
悪性度の強い歯周病細菌に感染している状態 や

通常の歯周病治療を行ってもなかなか改善が認められないような
難治性歯周炎といわれる病状の場合に効果的な方法です。

また、FMDは、
歯周病細菌を軽減するための抗菌療法と併用することで
最も効果を発揮させることが可能となります。

この抗菌療法は、歯周病の細菌検査を実施することで、
口腔内に生息する歯周病細菌を特定することが可能になります。

口腔内には数百種類の細菌が存在していますが、
歯周病に非常に悪影響をする歯周病細菌は
数種類とされています。
その代表的な歯周病細菌が
A.a.菌、
P.g.菌、
T.d.菌
T.f.菌
という細菌です。

特にA.a.菌、P.g.菌は、悪性度の非常に強い細菌です。
侵襲性歯周炎では、
欧米人はA.a.菌の検出率が高く、
日本人ではP.g.菌の検出率が高い
とされています。

こうした歯周病細菌を検査で特定することで、
どの歯周病細菌に感染しているかを判断することができます。

そして、検出された細菌に得意的に作用する抗菌薬を
服用することで、歯周病細菌を減少させることが可能となります。

この抗菌薬は、FDM治療と同時に実施されます。



また、歯周病細菌は、口腔内のさまざまな部位に生息しているため、
単に歯周ポケット内部の汚れを取るだけでなく、
口腔内全体の除菌が有効なのです。
頬、舌、口蓋、扁桃…等に生息している歯周病細菌の除菌が必要なのです。

FMD治療は、単に治療回数を少なくして行う歯周病治療ではなく、
抗菌薬 や 口腔内のさまざまな部位に生息している細菌の除菌 等
を併用することで効果がある治療法です。

それでは、FMD治療の大まかな流れは以下になります。


1回目:歯周病検査(歯周ポケット検査、レントゲン検査 等)
       ご希望があれば当日に歯周病細菌検査を実施することも可能です。
       1回目(初診時)に歯周病細菌検査を実施しない場合には、
       2回目のご来院時に歯周病細菌検査となります。

2回目:(約2週間後)
    歯周病細菌検査の説明
    歯周病治療計画の説明(治療計画書の配布)
    診断、治療方法、治療期間、治療費 等の説明

3回目:歯石除去、口腔清掃指導 等
    *口腔清掃が十分になされていない場合には、
     この後に行うFMD治療を実施することはできません。
     この理由として、歯周病治療において口腔清掃が十分に行われることは必須です。
     口腔清掃が十分に行われない状態で歯周病治療を実施したとしても
     治ることはありません。
     これは糖尿病 や 高血圧の患者様が、食生活や運動、喫煙習慣といった問題点を
     改善させないで薬のみ服用しても効果がないのと同じです。
     歯周病は歯周病細菌による感染症であり、生活習慣病でもあります。
     ご自身での適切な管理がなされないとFMDのみ行っても改善の見込みはありません。
     そのため、4回目以降にFMDが実施されるかどうかの日程は、
     患者様ご自身の口腔清掃管理 等に影響してきます。
     また、歯石除去以外にも動揺(グラグラしている歯)の固定を行ったり、
     保存が難しい歯の抜歯が必要な場合には、あらかじめ実施しておくことが必要です



4回目(以降):FMD
        *静脈内鎮静法併用
        *抗菌療法服用
        *抗菌含嗽開始
        *3DS開始
        *a-PDT併用

5回目:(FMDから約1ヶ月後):歯周病の再検査(歯周ポケット検査、細菌検査)

6回目:(細菌検査より約2週間後)
     細菌検査の結果説明、今後の治療計画




次に治療費についてです。

FMD治療費

1.細菌検査           25.000円
   *検査1回分の費用
   *細菌検査は治療前後の2回は必要 

2.FMD治療費      1歯    5.000円
  *抗菌薬を含む

3.CHX含嗽薬           1.000円

4.3DS法            
  上下顎マウスピース費用    20.000円
  薬剤費用             3.000円

5.PDT(1歯)        2.000円

6.静脈内鎮静麻酔       40.000円
     (1回分)


*上記はFMD治療の費用であり、
  初診時の検査(レントゲン撮影、歯周ポケット検査)、
FMD後の歯周外科治療、
再生治療(GTR法、エムドゲイン法)は含まれていません

*消費税は別途必要




次回からは新しいテーマです。

このブログが始まって以来 毎週月曜日にアップしていましたが、
今年の4月から毎週 大学で講義を行うことになったため、
ブログの更新が不規則になると思います。
毎週ご覧になっていただいている方も多くいらっしゃるかと思いますが、ご理解いただければと思います。
できるかぎり毎週月曜日にアップしたいと考えております。


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