歯周病専門医サイトブログ

2016年2月8日

噛みしめ・くいしばりを防ぐために = TCH(上下の歯の接触癖)=

2016年 2月 8日(月曜日)です。


このブログは「大船駅北口歯科 歯周病専門サイト」です。

今日のテーマは、
『噛みしめ・くいしばりを防ぐために = TCH(上下の歯の接触癖)=』になります。

噛み合わせが原因で
歯の痛み や 
顎の痛み、
歯がしみる(知覚過敏)、
被せ物や詰め物が良く取れる、
歯が折れる、歯の根が折れる(歯根破折)、
歯を磨いているのに歯がダメになる

さまざまなことが起こります。

こうしたことは噛み合わせが原因になっている可能性があります。

本日から2回に分けてこの噛み合わせによって起こる問題について解説します。



上下顎の歯が接触する時間は、1日の中で20分以下と言われています。

通常 上下顎の歯が接触するのは、
物を噛む時(咀嚼(そしゃく))と 飲み込む時(嚥下(えんげ)) 、会話時 等 に
瞬間的に触れるだけなのです。

それ以外の時間帯では、上下顎の歯が触れることは基本的にありません。
これを専門用語で安静位(あんせいい)と言います。
この安静位で生じる隙間を 安静位空隙(あんせいくうへき)と言います。

通常、唇を閉じた状態では
上下の歯は触れていなく、
約2〜3ミリの隙間(すきま)があるものなのです。

実際に行なってみて下さい。

唇を閉じた状態で、
上下の歯が触れている方は問題ありです。

こうしたことを実施していただく検査を
歯列離開(しれつりかい)テスト
と言います。

噛み合わせの診断をする際にとても重要な検査です。
(この内容についての詳細は次回のブログで説明致します)


本日から行なうテーマは、こうした方にとってとても大切な内容です。


また、先の唇を触れた状態で上下の歯が接触するのか?
という検査で
触れていないと回答された方でも
日中に上下顎の歯が接触することがある場合があります。

その一つが 噛みしめ や 歯ぎしり 等の習癖です。
これは就寝時に起こることです。

こうしたことに対しては、
就寝時にナイトガードといわれる
マウスピースのようなものを使用していただくことになります。

本日の内容である
TCH(上下の歯の接触癖)
は、就寝時ではなく日中に起こる話です。


本を読んだり、パソコン 等 下を向く動作が多い方では、
上下顎の歯が自然に接触する機会が多くあります。

他にも
スポーツ、車の運転、料理、洗髪、
「黙って集中して作業する行為」や 趣味に没頭する時 
等でも歯を接触させる機会があります。

さらに 緊張状態が続く方では、日常から歯を接触させる行為が続くことがあります。

先にも説明しましたように
上下顎の歯が触れない状態を「安静位(安静位空隙)」と言います。

本来 咀嚼時、嚥下時、会話 等で上下顎が瞬間的に触れる以外には、
この「安静位」を保つことが重要です。

例え 強く噛んでいなくても 上下顎の歯が触れると 口を閉じる筋肉(閉口筋)は働きます。

上下顎の歯が触れている間は、筋肉が働き続けるのです。

こうした歯の接触時間が長くなれば、なるほど筋肉は疲労してきます。

また、口を閉じる筋肉(閉口筋)が働くと、
顎の関節は上方に押さえつけられるので、
関節の血流循環が悪くなります。

このことを例えると 
正座を長時間すると足がしびれることと同じようなことが起こっているのです。

こうした無意識中の歯の接触を
「T C H( Tooth  Contacting  Habit):歯列接触癖」と言います。

これは、東京医科歯科大学の木野先生らのグループが発表したことです。

東京医科歯科大学の顎関節治療部は、
顎関節症で悩む患者さんが
年間2.000人以上来院する世界でも有数の顎関節治療医療機関であり、
長年の臨床研究から 多くの顎関節症状のある方にT C Hの改善治療を行った結果、
非常に高い効果があったことが実証されています。

また、T C Hが生じると 顎関節部に問題が起こるだけでなく、
歯は摩耗(歯がすり減る)し、
知覚過敏症が起こったり、
歯自体にダメージが加わりダメ(咬合性外傷)になったり、
神経のない歯では折れる(歯根破折)ことが起こりやすくなります。

食いしばり や 歯ぎしり 等 のことを専門用語で「ブラキシズム」と言います。

T C H も ブラキシズムの一種ですが、
食いしばりとの大きな違いは、噛む力の大きさ(強さ)と自覚の有無です。

最大咬合力の約70〜80%の力で噛む(食いしばる)と
「噛んでいる」と自覚します。

通常 自覚のある 食いしばり の場合には、自覚した時点で噛むことを止めます。

また、筋肉自体も疲労するために、あまり長時間におよぶことはありません。

それに対してT C H は、単に歯が接触するだけですので、噛む力の大きさ(強さ)は弱いです。

弱い力のために、自覚することが非常に少ないのです。

弱い力でも長時間作用すると顎関節部 や 歯 に問題が起こります。

こうした長時間の弱い力の方で問題が起こっている方が多いことが分かっています。



次回のブログでは、
TCHについてさらに詳しく解説します。




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