歯周病の再発(後戻り)

2017年10月2日(月曜日)です。
このブログは「大船駅北口歯科  歯周病専門サイト」です。
今日のテーマは、『歯周病の再発(後戻り)』になります。
歯周病は歯周病細菌による感染症であり、
歯周病細菌が存在しなければ歯周病にはなりません。
ただし、歯周病細菌だけが歯周病の原因ではなく、
身体の状態 や 生活習慣も大きく影響してきます。
身体の状態とは、
歯周病に対する反応が
強い方 と
そうでもない方が
がいらっしゃいます。
歯周病細菌が歯周ポケットを介して身体の中に侵入してくると
生体は侵入してきた細菌をやっつけようと攻撃します。
また細菌よるダメージを避けようと自らの骨を吸収させて感染から遠ざけるようになります。
身体は細菌を退治すると同時に
自らの生体も傷つけてしまうのです。
ちょっと難しい話ですよね。
通常は多少の歯周病細菌の侵入だけでは
大きな生体反応を起こすことはありませんが、
人によっては、
少しの歯周病細菌の存在でも
身体が過剰に反応することがあり、
こうした方では、
自らが生体を壊してしまうことがあるのです。
生体の過剰反応です。
このような方は歯周病の進行が非常に早く、
一生懸命歯磨きをしていても
なかなか歯周病が治りにく傾向があります。
さて上記のことが分かりやすように
ここで歯周病の進行について簡単に説明します。
歯周病になる場合、
歯周ポケットという 歯 と 歯肉の境目 の溝から
汚れ(細菌)が侵入し、
歯周病が進行します。
以下が歯周ポケットです。

歯周病が進行すると歯の根を支えていた骨が吸収します。
以下の図のようにです。



このようなことが起こっているのです。
さて 歯周病の進行について少し分かったこととして
ここで歯周病の治療について説明します。
歯周病は、歯周ポケットの内部に汚れ(細菌)が侵入することで
歯肉が腫れ、
歯の根を支えていた骨が吸収するわけです。
この汚れ(細菌)を取り除くことが歯周病治療です。
以下に具体的な治療方法について解説します。
以下は歯周病が進行しすぎてしまった歯を抜歯した写真です。

黒っぽく見えるのが歯石です。
この歯石や歯周病細菌を取り除く治療が
ルートプレーニングです。


使用した器具が以下です。

キュレットと言います。
こうして歯肉の中深い部分の歯石(歯周病細菌)を取り除くのです。
ここでようやく本日の本題です。
本日のテーマは、歯周病の再発(後戻り)です。
先ほどのルートプレーニングという治療によって
歯周ポケット内部の細菌は減少します。
それでは歯周病細菌はいなくなったのでしょうか?
いいえそうではありません。
歯周病細菌が壊滅することはありません。
歯周病細菌が0になることはないのです。
しかし、生体が許容する範囲まで歯周病細菌が減少することで
歯周ポケットは浅くなり、
歯周病の進行は停止します。
ここで問題なのは、
一度歯周病治療を行えば、二度と歯周病にならないのでしょうか?
いいえ
歯周病は再発すう傾向が高い疾患と言えます。
当然歯周病治療を行なったとしても
歯磨きが不十分であった場合には、
再度歯周ポケット内部に汚れ(細菌)が侵入することで
再発します。
それでは歯周病治療後に完璧に歯磨きができれば
歯周病は絶対に再発しないのでしょうか?
それも違います。
歯周ポケット内部に残った歯周細菌は歯磨きが完璧に行われたとしても
再発する傾向があります。
歯周ポケット内部に残った細菌が増殖するのです。
こうした歯周病細菌の後戻りについては
様々な研究があります。
歯周病細菌は治療後2〜3ヶ月程度で戻るという研究が多いです。
つまり歯周病は完治することは難しいです。
そのため、歯周病治療後も定期的に歯科医院に通院し、
歯周ポケット内部の汚れ(細菌)を減少させるためのケーアを継続することが必要です。
このことについては次回のブログで解説します。

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