歯周病専門医サイトブログ

2013年2月4日

歯周病細菌を見てみよう!:その2

2013年5月14日(月曜日)です。

このブログは、歯周病に関するブログです。
毎週月曜日 にアップしています。

始めに予約に関するお知らせです。

このところ予約が非常に混んでおり、
ご予約の電話をいただいても 患者様のご希望の日時で予約が取れずに
大変ご迷惑をおかけしております。
昨日も4名の先生で対応しておりましたが、すでに予約で いっぱいでしたので、
当日のご希望も多くありましたが、
来週以降に予約を取らさせていたいた患者様もいらっしゃいました。
特に週末は2週間先まで予約がいっぱいになることが多いため、
あらかじめ日程がお分かりになる方は、お早めにご連絡いただければと思います。


それでは、今日のブログを始めましょう。

今日のテーマは、『歯周病細菌を見てみよう!:その2』になります。

前回のブログでは正しい知識という内容をふまえ、
歯周病細菌を顕微鏡で見てみました。

口腔内には、細菌がウヨウヨしているのです。


このような細菌の動画を見るとビックリしますよね。
しかし、口腔内に細菌がいることは普通のことなのです。

口腔内細菌を顕微鏡でみることは、
患者様の治療に対するモチベーションを高めることには非常に効果的です。

しかし、単にインパクトを与えることのみであると
細菌を見た本当の意味がなくなってしまいます。

どのような細菌がいるのか?(いたのか?)
治療によりどのようななるのか?(なったのか?)
等が分からないと顕微鏡によって細菌をみた意味がありません。

それでは口腔内細菌について簡単に説明します。

人間は一生の中で無菌の状態でいられるのは胎内で過ごす期間だけです。
出生するとすぐに細菌感染を起こし、生体の各所で菌の増殖が始まります。
一度細菌感染した部位は一生排除されずに定着するものも少なくないのです。
つまり私達の生体は細菌と共存している状態なのです。
そのため、口腔内に細菌が存在することは、当然のことであり、
口腔内に細菌が存在しない人はいないのです。

ここで問題なのは、
いても問題を起こさない細菌と
多く存在すると問題を引き起こす細菌
が存在するということです。


歯周病細菌はどこから感染すると思いますか?
例えば、侵襲性歯周炎(しんしゅうせいししゅうえん)の原因菌とされるAa菌(Aggregatibacter actinomycetemcomitans)は、
大人から大人へと感染することはなく、
まだ 永久歯が生えそろわない 10歳頃に大人から子供へ感染することが研究により分かっています。
                       * Slos J:Scand J Dent Res,1976

これは子供の口腔内はまだ細菌のグループが安定していないため、外来から感染を起こします。
また、抗生剤を長期服用していた場合などは、口腔内の健康な細菌グループがいったんいなくなるため、新たに細菌の環境がそろう前に細菌に感染する可能性があります。
* 細菌の名称はよく変わります 上記は2011年時点での名称です。
  旧名は、Actinobacillus actinomycetemcomitansです。
* 1999年以前に思春期前歯肉炎、若年性歯周炎、急速進行性歯周炎と
呼ばれていたものを まとめて侵襲性歯周炎と分類しています。

その他の歯周病細菌についても夫婦間 や 親子間 で感染していることが多くの研究で明らかにされています。
             * Greenstein G, et al:J Periodontol,1997
             * Petit M D A,et al:J Periodont Res,1993

口腔内には500〜700種類の細菌が生息しています。

全ての細菌が問題なのではありません。
歯周病に関しては、スピロヘータという細菌が問題となる細菌の一つです。
これは上記の動画で ウヨウヨと動いている ほそ長い らせん状の細菌のことです。

このスピロヘータは、歯周病が進行した歯周ポケット内部では大量に認められるため、
歯周病の活動度や重症度と関連される細菌です。
治療後にもこの細菌の割合が高いと再発が早いとされ、
この細菌の水準が治療効果の指標として有効とされています。

口腔内に細菌が存在することは当たり前のことです。
問題となるのは、細菌のバランスと種類なのです。

問題となる歯周病細菌として、 嫌気性菌(けんきせいきん)という存在があります。

口腔内の細菌を理解するためには、好気性菌(こうきせいきん)嫌気性菌 という2つの細菌を知ることが必要です。

口腔内には大きく分けて好気性菌(こうきせいきん)嫌気性菌(けんきせいきん)が存在します。
好気性菌は、酸素が存在する部位でのみ生きることが可能な細菌です。
嫌気性菌は、酸素が存在する部位では生きるのが困難な細菌です。
嫌気性菌は、酸素が嫌いなのですね。

それでは、どこで歯周病細菌(嫌気性菌)は繁殖するの?
酸素が届かない場所ってどこなの?
ということになります。

私達が生活している地上での酸素濃度は約21%とされています。

口腔内には、酸素濃度が非常に低い場所があります。
それが深い歯周ポケットなのです。

歯周ポケット内部の酸素濃度は1%以下です。
歯周ポケットは、酸素が嫌いな嫌気性菌(歯周病にとって悪い菌)にとってはとても住み心地が良い場所なのです。
図1

歯周ポケットについて分からない方は以下のページをご覧になって下さい。
歯周ポケット

歯周病治療の検査で必ず行うことは、
この歯周ポケット検査 です。

歯周ポケット が深いとその内部で嫌気性菌が繁殖するのです。

そのため、歯周病治療 は、歯周ポケット を浅くすることが大きな目的です。

歯周ポケット が浅ければ、嫌気性菌が繁殖しにくいからです。


ちなみに
喫煙者は、非喫煙者と比較して、歯周病の進行は6倍以上も早いという論文データがあります。
この理由(原因)の一つとして喫煙者の歯周ポケット内部の酸素濃度は
正常状態(非喫煙者)の半分程度だからです。
こうしたデータからも喫煙者は嫌気性菌が繁殖しやすい環境であることが分かります。


次回のブログは、2月18日(月)になります。
来週の月曜日は、朝から日本口腔インプラント学会 参加のため、ブログは休ませていただきます。


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2013年1月28日

歯周病細菌を見てみよう!

2013年 1月28日(月曜日)です。

このブログは、歯周病に関するブログです。
毎週月曜日 にアップしています。

今日のテーマは、『歯周病細菌を見てみよう!』になります。

今日はブログを書き始めているのが比較的遅くなりました。
今日は休診日ですので、朝9:30頃にテレビをみていたら、
情報番組で歯周病についての話がありました。
そこで、歯周病細菌を患者様にみてもらい、
「歯周病細菌がいっぱい いますよ!」
ということを行っていました。

これは「顕微鏡による歯周病細菌検査」と言われるものです。
じつはあまり特別な検査ではなく、
実施している歯科医院も多くあると思います。

「顕微鏡による歯周病細菌検査」は、保険では適応されていませんが、
通常の保険診療とともに 付属して無料で行っている歯科医院もかなり多いのではないでしょうか?

当医院でも必要性があったり、
患者様がご希望されれば、歯周病検査の一つとして費用はかからずに行っています。

このブログでよく話すこととして、
「科学的根拠のある治療」
という話をします。

科学的根拠というのは非常に大切なことであり、
テレビ や インターネット 等で過剰な広告のような情報もあり、
本当に正しい情報が伝わっていないことも多くあります。

本日テレビで報道されていた歯周病の内容も
基本的には正しい情報なのですが、ある程度は誇張された内容でもあり、
全ての患者様に適応されることではないのも事実です。

テレビ や インターネット 等で過大に提供されている情報を
歯周病を例にとってみると
「歯周病が1回で治る!」
「歯周病は飲み薬で治る!」
「どんな歯周病でも治る!」
…等
という内容を見ることがあります。

それでは、本当に
「歯周病が1回で治るのでしょうか?」
「歯周病は飲み薬で治るのでしょうか?」
「どんな歯周病でも治るのでしょうか?」

答えは違います。
上記の内容は事実ではありません。

1回で治る歯周病もあります。
現に初診1回で治療が終了する方もいらしゃいます。
話は変わりますが、
例えば、高血圧 や 糖尿病 といった 生活習慣病 の方が病院に行った時に
本当に軽度であれば、通院回数も少ないと思います。
しかし、重度であれば入院も必要になるかもしれませんし、
何度も通院が必要になり、症状が安定した後にも定期管理による通院が必要になります。
歯周病もまったく同じです。
重度であれば、1回の診療で治療が終了することはありませんし、
治療後の定期管理が必要ないということはありません。
重度の方は、比較的短い間隔でのメインテナンス(定期検査) も必要です。
全ての歯周病を同じに考えてはいけません。
しかし、重度の歯周病の方がこうした情報をみると
「1回で歯周病が治る!」
ということのみを信じて行ってみると
「全然違った!」
ということが多々あります。

また、飲み薬で治る歯周病も存在します。
ただし、この方法の正しい言い方は、
飲み薬だけで治るのはなく、
歯周病治療 と 歯周病細菌に効果のある飲み薬を併用することにより効果が高まる
ということが正しい内容です。
テレビで時々報道されている歯周病の情報は、どうしても時間の関係もあり、
一部分の情報しか伝わることがなく、
視聴者にインパクトを与えるため、
「最新治療」、
「画期的な治療」
ということを誇張するため、本当に正しい情報が伝わっていかないのです。

毎年流行する「ダイエット法」はよく見ますよね。
「今までのダイエット法ではまったくダメだった私がこのダイエット法を行ったら、劇的に痩せた!」
「食事制限はいりません。この食品を飲むだけで効果があります!」
「このダイエット器具を使用すると1ヶ月で10キロも痩せた!」
というような明らかに誇張されたコマーシャルをよく見ます。
テレビに出ている体験者も綿密にリハーサルされたような意見をしゃべっています。
そして、テレビの端に小さく
「体験者個人の感想です」
というような逃げ道とも言えるテロップが表示されます。
そして、「このダイエット法」はなくなり、
また来年新しいダイエット法が報道されます。
「画期的なダイエット食品」
「今までどんなことをしても痩せられなかった方も これで痩せられます」
というようなコマーシャルが繰り返されるのです。

当たり前ですが、
お金になることには、多くの人が飛びつきますし、
正しくないと分かってても繰り返されます。

歯周病治療にも「適応症」というのがあります。
本日の最初に説明したような歯周病の治療方法が全て間違っているということではありません。
実際に1回で治る歯周病も存在しますし、
歯周病専門医 であれば、一般的に治療不可能と言われる状態の歯周病でも改善させることが可能なケースも存在します。

しかし、歯周病専門医 は、魔法を使うわけはありませんので、
全ての歯周病を治すことはできません。

また話はズレますが、癌(ガン)という病気は、日本人であれば、だれがかかってもおかしくない病気です。
事実、2人に1人は、ガンにかかりますし、
3人に1人は、ガンで亡くなります。

そのため、「ガンに効果のある食品」というようなものが多く出回っています。
先ほどと同じように使用者の体験談もでている広告もあります。
「医者に見放されたガンだったが、この食品を使用したらガンが治った!」
というような内容です。
別にこうした内容を全て否定するわけではありません。
ただ、あまりにも誇張した情報 や 場合によっては間違った伝え方もあります。

問題なのは、患者様が悩んでいる病気をうまく利用して
利益を追求しようとする姿勢です。

前置きが長くなってしまいました。
本日の内容は、「顕微鏡による歯周病細菌検査」でした。
写真4
写真3


歯周病の方で治療前に顕微鏡で歯周病細菌を見るとたしかに見られます。
そして、治療終了後に再度顕微鏡を見ると細菌は少なくなっています。
以下のようにです。
始めに治療前の歯周病細菌がウヨウヨいるところです。

細長いネジネジ(螺旋状:らせんじょう)したものが、歯周病細菌の中も問題のある菌です。
口腔内には500〜700種類の細菌が存在していますが、全てが悪い細菌ではありません。
問題となる細菌がきちんと分かっていないと
単に顕微鏡で細菌を見せて驚かせるだけになります。

次に治療終了後に歯周病細菌が少なくなったところです。

先ほどの細長いウヨウヨした(らせんじょう)細菌はいなくなっています。
まだ、動いている小さい細菌はいますが、こうした細菌は歯周病に関して問題ないと考えて下さい。

しかし、ここで問題があります。
始めに見た細長いウヨウヨした(らせんじょう)細菌は問題なのですが、
当然のことながら採取する場所により大きく変わってきます。
また、一度歯周病治療を行ったとしても、必ず歯周病細菌は増えていきます。

当然のことながら治療直後にこうした顕微鏡検査を行えば、細菌の減少は認められるものなのです。

大切なのは、裏付け(科学的根拠)です。
きちんとした根拠をもって治療にのぞまないと
単にインパクトを与えるだけのものでしかありません。

本日の話しました
過剰広告と同じになってしまいます。

次回のブログでは本日説明ができなかった部分を解説します。


次回のブログは、2月 4日(月)になります。



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2013年1月21日

歯周病は治るのか?

2013年1月21日(月曜日)です。

始めに新しいブログの新規開設のお知らせです。
昨年 歯周病ブログでも説明してきました「口臭外来」ですが、
いよいよ今年の4月2日(火)より予約を開始することになりました。
それに先立ち新しくブログも公開します。
口臭外来ブログ です。
まだ、何曜日にアップするかは決まっていませんが、
いまのところ1週間に1から回程度アップ予定です。
ご興味のある方は口臭外来ブログ をご覧になって下さい。


このブログは、歯周病に関するブログです。
毎週月曜日 にアップしています。

昨年末から
「正しい歯磨き方法」と
「一般的な歯磨き剤の問題点(合成化学薬品の有害性!)」
というテーマを解説してきました。
誤った予防知識では 虫歯 や 歯周病 を予防する効果がないだけでなく、
悪い点も起こってしまうのです。

今日からは、歯周病の基礎に戻りたいと思います。

今年になってからも多くの歯周病の患者様が来院されています。
その中で軽度の歯周病の方もいらっしゃれば、
中程度の歯周病の方もいらっしゃいます。
また、非常に進行した重度の歯周病の患者様もいらっしゃいます。

もちろん、歯周病を治したいと思って来院されるわけです。

それでは、歯周病は治るのでしょうか?

今日のテーマは、『歯周病は治るのか?』になります。


歯周病の患者様にとっては、
『歯周病は本当に治るのか?』
ということは、最も気になるところだと思います。

まず 始めに その答えからお話します。

中程度までの歯周病であれば、十分改善します。

状況しだいで、重度の歯周病であっても改善する可能性もあります。
骨再生治療を行えば、骨の回復(再生)もかなり行えることができます。

しかし、あまりにも非常に進行した歯周病の場合には、治りません。

それでは、
中程度とはどのような状態であるのか?』
『非常に進行した歯周病(重度歯周病)とはどのような状態か?』
『どこまで進行したら、抜歯となるのでしょうか?』
『また、治る場合、どこまで改善するのでしょうか?』

歯周病は、歯周病細菌による感染症です。

そして、感染が進行すると 歯を支えている骨が吸収します。

この骨吸収がどの程度進行しているかが、歯を残せる大きなポイントになります。

ただし、骨の吸収だけで、治る基準 や 抜歯の基準 を正確に決めることは非常に難しいことです。

この理由として、歯周病は、生活習慣病であり、さまざまな要因から成り立っているからです。
歯周病の原因は、
1. 歯周病細菌 
2. 歯磨きが適切にできていない(1.の原因になります)
3. 噛み合わせ(歯ぎしりを含む) 
4. 喫煙 
5. 食生活、運動、飲酒、睡眠、ストレス
…等です。

そのため、単に骨の吸収があるからダメ(抜歯)ということではありません。

中程度以下の歯周病で、骨吸収がさほど少なくても、
歯磨きができていない、
歯ぎしりが強い、
噛み合わせが悪い、
喫煙している 
ということが重なっている患者様では、治らない可能性が高くなります。

逆に骨吸収がある程度ある 重度歯周病でも
今後 徹底して歯磨きをきちんと行うことができる、
喫煙 や 生活習慣が適切である、
噛み合わせに問題がない、
等も問題がなければ、治る可能性も十分あります。


中程度の歯周病とは?
まず歯周病ポケット検査 において、
5ミリ以上の歯周ポケットであった場合には、中程度になります。
ちなみに7ミリ以上は、重度歯周病です。
以下の図は歯周病ポケット検査 です。
inspection1




しかし、もっとも重要なのは、レントゲン写真による骨吸収程度の検査です。
歯周ポケットが7ミリ以上あっても、レントゲンで骨吸収がない場合もあります。
骨吸収がなければ、歯周ポケットが7ミリ以上でも中程度以下の歯周病です。
言い換えれば、骨吸収が進行していると 状態としては悪いのです。
スライド4

shimiru_01



また、同じ歯周ポケットでも検査時に出血がある場合には、問題があります。
出血があるということは、現時点で進行している歯周病であるということです。
例えば、
5〜6ミリ程度の歯周ポケットでも、
出血があり、
レントゲンで骨の吸収が進行していれば、
重度歯周病ということになります。

* ただし、出血がなくても歯周病が進行している場合もあります。
  これは、喫煙者に多く見られる症状です。

1/3程度以下の骨吸収であれば、中程度の歯周病と言えます。


非常に進行した歯周病とは どのような状態か?
骨の吸収が大きいケースは、進行した歯周病と言えます。

噛み合わせ等にもより違いますが、
歯を支えている骨が1/3程度吸収してくると
“ 歯がグラグラ ”してきます。

骨の吸収が1/3以上ある場合には、
中程度重度歯周病といってもいいでしょう。
しかし、重度歯周病といっても まだまだ 半分程度の 骨が残っている場合には、抜歯にはなりません。

2/3以上の骨吸収がある場合には、非常に進行した重度歯周病になります。

また、“ 歯のグラグラ ”程度をあらわす数値として『動揺度検査』という簡単な検査があります。
以下のようにあらわします。
動揺度0:歯がほとんど動かない
動揺度1:歯が頬側、舌側のみに若干動く程度
動揺度2:上記+歯が横(左右)にも動く
動揺度3:上記+上下にも動く

動揺度2以上であれば、重度歯周病です。
動揺度3であった場合、抜歯となる可能性が高くなります。



どこまで進行したら、抜歯か?
ここまでで、
中程度の歯周病、
重度の歯周病
というのが、ある程度分かったと思います。

それでは、どこまで歯周病が進行したら抜歯になるのでしょうか?
最初にも書きましたように、歯周病の原因は さまざまあります。
そのため、抜歯の基準は正確にあるものではありません。

しかし、以下の場合には、抜歯になる可能性が高くなります。
1. 骨吸収が2/3以上ある
2. 動揺度が2もしくは、3
3. 6点法の歯周ポケット検査において、全てが7ミリ以上の歯周ポケット検査が存在する。
4. 歯磨きがまったくできていない
5.  噛み合わせに大きく大きく問題がある
6.  上記にプラスして 喫煙等の生活習慣に問題がある
等を考慮して抜歯が必要かどうかの判断を行います。

それでは、歯周病治療によりどこまで治るのか?(改善するのか?)

どこまで治るかを説明する前に 以下のことは患者様ご自身で徹底して管理して下さい。

1.徹底した歯磨きを行う
10分以上は、時間をかけ、歯科衛生士による適正な指示にしたがい 行って下さい。

2 生活習慣をきちんと見直す
何度も書きますように歯周病は、生活習慣病が不適切であると治らないと思って下さい。
また、口腔内も身体の一部ですから健康な身体こそ
健康な口腔内になります。
食生活、睡眠、適度な運動、ストレスの少ない生活をできるかぎり心がけて下さい。

それでは、歯周病治療によりどこまで治るのかを解説します。
まず、骨吸収がさほどなく、動揺度も大きくなければ、歯周ポケットは治療によりほとんど治ります。
もともと歯周ポケットが7〜8ミリあっても、
徹底して歯周病治療を行うことにより2〜3ミリ程度に改善します。
これは、歯周病治療により歯周ポケット内部に存在した
汚れ(歯周病細菌)を除去したことにより改善するのです。

しかし、治らないものもあります。
これは、吸収してしまった骨です。
吸収した骨は、基本的には元の状態には戻りません。
『骨再生治療のGTR法 や エムドゲイン法 を行うと骨が再生するのでは?』
と思われるかもしれませんが、
GTR法
エムドゲイン法
は魔法の治療ではありません。

どのような状態の歯でも再生治療を行えば骨が再生するのではありません。
再生するための適応基準に当てはまれば 骨が再生することは可能です。
しかし、それでも100%元に戻るわけではありません。

基本的には、歯周病治療により吸収した骨の量は、増えません。

しかし、歯周病治療の目的は、歯周病の進行を止めることにあります。
歯周ポケット内部の細菌を取り除き、歯周病の進行を食い止めることにより、
悪化を阻止することが最も大切なことです。

一番大切なのは、
早期治療の開始です。
歯周病は、放置すればするほど悪化します。
早く治療を開始することが最も大切なのです。

重度歯周病の患者様に歯周病の検査を行い、検査内容を説明すると
必ず「もっと早く検査していれば良かった!」と言われます。
歯周病の状態を10年、20年と放置されている方も多くいらっしゃします。
また、「歯周病が進行しているので、歯科医院に行くと抜歯されるので行きたくない!」
と考えられている患者様もいらっしゃいます。
これは明らかに間違っています。
重度歯周病であるからこそ 早く治療を開始しないといけません。

次回の歯周病ブログは、1/28(月)になります。


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2013年1月7日

一般的な歯磨き剤の問題点(合成化学薬品の有害性!)

2013年5月14日(月曜日)です。

このブログは、歯周病に関するブログです。
毎週月曜日 にアップしています。

今年最初の歯周病ブログです。
昨年の最後の方のブログは、「正しい歯磨き方法」というテーマを書いてきました。
なぜかと言いますと
なぜ歯磨きを行っているのか?
という正しい答えが分からない方が非常に多いからです。
稀に歯科医師でも誤った歯磨き方法を行っている方もいらっしゃいます。

私達が正しいと思っていることや
普段行っていることが全て正しいということではありません。
また、後でも説明しますが、
日本で普通に行われていることが 世界では普通ではないこともあります。

その一つとして、昨年末に「正しい歯磨き方法」という内容を書いてきました。
食べたらすぐ歯を磨く
という考えは、虫歯予防としては明らかに間違えです。
食べかすを取ることが虫歯予防ではありません。
実際に日本人の多くは、毎日、毎食後に歯磨きを行います。
しかし、先進国の中で日本人の虫歯保有率は非常に高いのが現状です。
「毎食後に歯を磨いているのにいつも治療を行っている!」
という方も多いのではないでしょうか?

予防大国の一つである スウェーデン では、虫歯はほとんどない状態です。
虫歯治療を行っている歯科医師も日本と比較すると
圧倒的に少ないのが現状です。
あまりにも虫歯治療がないので、歯科医師は、予防は別として
スウェーデン国内では虫歯治療では食べていけないため、
隣国に行く人もいるほどです。
それだけ虫歯予防が成功しているのです。

それでは、スウェーデンの国民は そんなに歯磨きを行っているのでしょうか?
歯磨きの回数が多いのでしょうか?

答えは、違います。

虫歯にならないための方法をきちんと理解しているのです。
予防ですね。

日本では
歯磨き=虫歯予防
という考えがあるのです。
ただし、誤解してはいけないのが、歯磨きが悪いということではもちろんありません。
歯を磨くことは重要なことです。
「なぜ歯磨きを行なうのか?」
という基本的なことが分かっていないことが問題なのです。
このことは昨年のブログで何回も解説してきました。

日本ではこの 予防 という観点がほとんどないまま 歯科医療が進んでいたのが問題なのです。

日本の健康保険制度は、世界的にみても非常にすばらしいことですが、
医療側からすれば「出来高払いで利益を得る」ということとなっているのも事実です。
「風邪を引けば、病院で薬を処方」
というのが当たり前の医療スタイルです。
世界的に 単なる風邪で 抗生剤を処方される国はどれだけあるのでしょうか?
日本は本当に稀な国といっていいでしょう。

先ほど書きましたように 日本の保険医療は、本当にすばらしい制度ですが、
その反面過剰な治療行為を生んでいるのも現実的なところです。
健康保険制度ができたころの歯科医療は、
虫歯を削ること、抜歯することが医療行為のほとんどであったのも事実です。
予防という観点から歯科医療を行ってきた歯科医師は、非常に少なかったのです。
その一つとして、予防ということが保険の考えにはなかったからです。
日本の歯科保険医療は、「病気を治す」ということが大きな目的であり、
病気を予防することが第一の目的ではなかったのです。

そのため、歯科医師は、虫歯を削ること、抜歯をすることを中心に歯科医療を行なってきました。
1日に100人以上診察していた歯科医師も多く、
歯科医療をこなすということで精一杯だったのも事実です。

そのため、「正しい歯磨き方法」というのは浸透せず、
予防は歯科医師主導ではなく、
企業主導で国民に知れ渡ったのです。
その一つが「誤った歯磨きの知識」です。

企業は、当然のことながら商品が売れなければ利益はでません。
安価で製造することも必要です。
大量生産では、安定した材料調達も非常に大きなことです。
商品を認知してもらうために、
テレビコマーシャル 等で宣伝をします。
その結果、「食事が終わったらすぐ磨きましょう!」というような
風潮が浸透してしまったのです。
「食べたら汚れが歯に付くので、すぐ磨くのは当然」
というような考えです。
食後に食器を洗うのと同じ感覚です。

1億人が毎食後に歯磨きを行なえば、
それは相当の利益につながります。

そうした予防方法を行なってきた日本の虫歯予防が
2013年になった現代で虫歯が劇的に減ったのか?
ということをみてみると
先進国で虫歯有病率の高い国となっています。

前置きが長くなりましたが、
このブログでは、正しい情報、知識を伝えることが目的となっていますので、
昨年末が「正しい歯磨き方法」でしたので
今年始めのブログのテーマは、一般的な歯磨き剤の問題点(合成化学薬品の有害性!)という内容で、誤った歯磨き剤の知識を払拭していただきたいと思います。


一般的な歯磨き剤の問題点(合成化学薬品の有害性!)
日本の歯磨き剤の多くには、ラウリル硫酸ナトリウムという合成界面活性剤が使用されています。
これは発泡剤であり、泡立たせることを目的として使用されています。
合成洗剤に使われるのと同じです。

ラウリル硫酸ナトリウムは、人工的につくられた石油科学系物質なのです。
ラウリル硫酸ナトリウムの毒性については、さまざまな見解がありますが、
ここでは詳細については省かせていただきます。
(発ガン性があるとか ないとか さまざまなことが言われていますが…)
また他の機会でこうした内容には触れたいと思います。

合成界面活性剤を口腔内で使用すると 急速に粘膜から吸収されていきます。
口腔粘膜は、皮膚からの体内浸透に比べて約10倍以上もの体内吸収率があるといわれています。
そして、体内に蓄積されていきます。
もちろん1回の使用で問題が起こる可能性はほとんどないと考えられますが、
毎日、毎日、何年、何十年も使用すると
蓄積量は増え、問題を引き起こす人もでてきます。

また、歯磨き剤に使用される多くの化学薬品は、
アレルギー や ガン(癌)、糖尿病、不妊症、高血圧、皮膚炎、などの要因の一つとされています。

多くの歯磨き剤を製造 販売するメーカーは、先にも説明したように 泡立てること や 殺菌 を目的として、ラウリル硫酸ナトリウムを使用しています。

しかし、本当に口腔内にそのような成分が必要なのでしょうか?

私個人の見解としては、歯磨きを行なう際に泡立たせる必要性はないと思いますので、
リスクを追ってまで使用する理由はありません。
「泡立った方が売れる!」という考えがあるのかもしれませんが、
必要ではないものを使用することはありません。
安全性を第一に考えることが大切です。
ちなみに私自身は、歯磨きを行なう際に 一般的な歯磨き剤は使用していません。

また、世界的にもラウリル硫酸ナトリウムを禁止している国が非常に多いのも事実です。

ドイツでは、
ラウリル硫酸ナトリウムは、人体に有害なので使用禁止になっています。

アメリカでも
ラウリル硫酸ナトリウムは6歳以下の子供用品への使用を禁止しています。

また、多くの歯磨き剤には、ラウリル硫酸ナトリウム以外にもさまざまな化学製品が含まれています。
例えば 抗菌剤として含有されているトリクロサンは、塩素を含んだ水と
接触すると化学反応を起こしクロロホルムへと変化することが報告されています。
これは毒性の強い化学成分であり、米国環境保護庁では 発がん性物質の能性があるとして分類しています。

さらに 固まらないようにするための プロピレングリコール も粘膜アレルギーを起こす可能性があり、ラウリル硫酸ナトリウム と同様に アメリカでは6歳以下の子供用品への使用を禁止しています。

化学製品を多く使用した歯磨き剤を使用するのがご心配な方は、
そうした成分を含まない物も販売されていますので、
パッケージの裏側等をみてご判断されて下さい。

インターネット等で安全性の高い製品を購入することも一つの方法ですし、
ハンズ や ロフト等でも輸入歯磨き剤も売っています。
海外の歯磨き剤が良いということではありませんが、
先に説明しましたように 海外では危険性の高い製品が禁止となっていることが多いので
輸入品等のパッケージを良く見て購入判断をされてみて下さい。
もちろん国内の製品でも安全性の高い歯磨き剤もあります。

当医院でも化学薬品を使用せず(合成界面活性剤フリー、ノンアルコール)、
人体にも環境にも優しい漢方系薬用歯磨き剤を販売しています。

Dental Paste(デンタルペース)という歯磨き剤です。
DSC_0023

漢方系薬用歯磨き剤

簡単にこの製品の特徴を説明します。
Dental Pasteの特徴
この歯磨き剤は一般的な歯磨き剤とは異なり、口腔内過敏を促進させるような
合成界面活性剤 や 殺菌成分などの化学物質を含まないナチュラルな漢方成分が主体となっています。
虫歯や歯周病を予防するために漢方成分のカンゾウが含まれています。
粘膜過敏を抑止するためにオウゴンが含まれています。
また、口臭を引き起こしたり口腔内の細菌が活動しやすい原因となる口腔内
の酸性化を防止するためにpH安定剤として天然の重曹が含まれているのでホワイトニング効果もあります。

院内には、その他の成分も掲載したプリント(資料)も配置してありますので、
ご興味のある方は、お持ち帰りになって下さい。

ちなみに 
このブログでは、「歯磨き剤」という書き方をしていますが、
「歯磨き粉」という言い方もしますよね。
若い方がこのブログを読まれている場合には分からないかもしれませんが、
以前の歯磨き剤は、チューブではなく、本当にだったのです。
洗剤のような粉と同じです。
バターが入っているような小さな箱の中に粉が入っていたのです。
洗剤の小さい版のようなものです。
その粉を付けて磨いていたので
「歯磨き粉」というのではないかと思います。
私のかってな意見ですが…
私が小さい頃は「歯磨き粉」を使用していました。

違ったら誰か教えて下さい。

1月14日は祝日になりますので、
次回のブログは、1月21日(月)になります。



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2012年12月17日

正しい歯磨き方法:その2

2012年12月17日(月曜日)です。

このブログは、歯周病に関するブログです。
毎週月曜日 にアップしています。

今年最後の歯周病ブログです。

年末年始休診の案内です。
12月30日(日曜日)〜平成25年1月4(金)まで休診とさせていただきます。


今日のテーマは、『正しい歯磨き方法:その2』になります。

本日のテーマを始めて見られる方は、
前回(12/3)
前々回(11/26)
のブログを先に読まれて下さい。
今回の内容がより理解できます。
12/3 正しい歯磨き方法:その1
11/26 神経がない歯の生存率(最新版)

前回のブログでは、
「正しい歯磨きの時間帯は、就寝前と起床時」
であることを解説しました。
この理由として、
起床時(起きた直後)は、最も口腔内細菌が大きい時だからです。
また、就寝前に磨きをする理由は、夜間細菌が増えるため、その原因となる汚れの付着を事前に取り除くことが必要であるからです。

毎食後に すぐに歯を磨くのは、正しいことではありません。
食後すぐが、口腔内(唾液中)の細菌が最も少なく、非活動状態になって、細菌学的に最もクリーンな状態なのです。

この理由として、唾液には、細菌を減少させるための抗菌物質が含まれています。
唾液を多く分泌させることが
虫歯予防、歯周病予防 に大きく関係してきます。

食直後は、唾液の分泌が多量に起こるため口腔内の細菌は、少なくなっているのです。

この時期に歯を磨いてしまうと
唾液は、洗い流されてしまいます。

ここまでが、先週の話しでした。

それでは今週の内容になります。
本日は、唾液の緩衝能(だえき の かんしょうのう)という話しです。

唾液の緩衝能力が低いと虫歯になりやすくなります。

先にも説明しましたように
歯を磨けば、虫歯にならないということではありません。
虫歯にならない重要なポイントは、唾液です。

それでは、唾液の緩衝能とは、どのようなものなのでしょうか?

通常口腔内のpHは、中性状態を保っています。
pHは6.8〜7.0です。
(口腔内に食物が入った状態 や 緩衝能が低い人 等は、もっとpHが低い)

この中性状態を保つことが重要なのです。

多くの食品は、酸性状態にあります。

酸性食品の参考例として、
肉類(豚肉、牛肉、鶏肉等)、
魚類、
バター、チーズ 等、
砂糖(乳酸を作ることから酸性食品とされる)、
穀類(米、小麦類、酢 等)

アルカリ性食品の参考例として
野菜(ほうれん草、ゴボウ、サツマイモ、ニンジン等)、
果物(メロン等)、
海藻(ひじき、ワカメ、昆布等)、
キノコ、
大豆
があります。

しかし、野菜といっても食べる時には、ドレッシング等をかけたり、
さまざまな食品と一緒に食べる方が多いと思いますので、
現実的にサラダも酸性食品といっても良いかもしれません。
シーザーサラダなんて、ドレッシング や ベーコン、 チーズ 等もいっぱい入っていますしね。

その他にもアルカリ性食品といっても加工されている状態によっては、
酸性食品とも言えます。

口腔内が酸性状態に傾くと虫歯になりやすくなります。
例えば、歯の表面にある硬いエナメル質が虫歯細菌で溶けるためには
pHが約5.5以下になることが必要です。

歯肉が下がると見えてくる 根元の象牙質pH6.0以下で溶けます。
そのため、歯周病 等で歯肉が下がっている方は、
象牙質の部分から虫歯になりやすいのです。
また、歯肉が下がっていると歯磨きが適切に行ないにくいということもあります。

口腔内を酸性(pH5.5以下)にしないことが虫歯にならないために重要なことなのです。

虫歯予防とは、単に汚れを取れば良いのではなく、
酸性に状態が続かないことが大切なのです。

「なぜ歯磨きをするのか?」
という基本的なことが分かっていないと
予防にはなりません。

pHの低下は、さまざまなことで起こります。
飲食物、虫歯細菌が産生する産(乳酸)等が口腔内を酸性化させる主な原因です。

ここで重要なポイントは中和作用です。
生体は、酸性に傾いた状態を中和させる働きがあるのです。

口腔内が酸性に傾いた状態を中和させる機能を緩衝能と言います。

この中和させるのが唾液です。

唾液はとても重要な働きをしています。

具体的には、唾液中の重炭酸塩 や リン酸塩 が 酸性に傾いたpHを中性に戻してくれます。

食後直後から口腔内は酸性に傾きます。
(細菌が乳酸を産生するためです)
しかし、唾液の緩衝能により30分程度で中性に回復するのです。
(食後約5分すると酸性に傾きます)

もし、唾液の分泌が少ない人であったり、
唾液の緩衝能が低い人であれば、
酸性状態となってしまいますので虫歯になりやすいということになります。

間食が多い人 や
加糖入り飲料を食間に好む方は、
pHが酸性状態に傾いた状態のままとなってしまうため、虫歯になりやすいのです。

また、酸っぱい物を食べると唾液が出るのは、
酸性に傾いた状態を中性にもどそうとする作用があるためです。

唾液って大切なんですね。

ここまでの内容で食直後に歯磨きをしてはいけない理由が分かった人もいらっしゃるかと思います。

食直後(食後すぐに)に歯磨きをしてしまうと
うがい によって大切な唾液を吐き出してしまいます。
先程説明した
唾液の緩衝能により30分程度で中性に回復する
という重要な働きを失ってしまうのです。

食事中は、大量の唾液が分泌されます。
そのため、食直後は口腔内に多くの唾液が存在します。
その唾液を 食直後の歯磨きによって失ってしまっているのです。

食べたらすぐ歯磨きは、明らかに間違っているのです。

ちなみに私は、食直後には 歯を磨かずに 必ずガムを噛みます。

次回も「正しい歯磨き方法」について解説します。


今回の内容とは少しズレますが、
pHとは?
なんて読むの?
という話しをしたいと思います。

pHとは、
水素イオン指数
または
水素イオン濃度指数のことで、
物質の酸性、アルカリ性の度合いを示す物理量です。

読み方は、「ピーエッチ」(英語読み)と読みます。

「ペーハー」(ドイツ語読み)と読む方も多くいらっしゃいますが、
本当の読み方は「ピーエッチ」です。

もともとpHの発見者がデンマーク人であり、
近代化学がヨーロッパで発展したことなどから、ペーハーという読み方が多くなされていましたが、
昭和32年(1957年)、pHのJIS化のときに、読み方がピーエッチに統一されたのです。

次回のブログは、2013年 1月 7日(月)になります。




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2012年12月3日

正しい歯磨き方法:その1

2012年12月 3日(月曜日)です。

始めに歯周病ブログからのお知らせです。
12/10(月)は、歯周病ブログは休みです。
次回の歯周病ブログは12/17(月)となります。

このブログは、歯周病に関するブログです。
毎週月曜日 にアップしています。

早いもので、今年もあと1ヶ月となりました。
今年は、当医院の基本的な治療である 歯周病 と インプラント以外に
新たに口臭という診療科を開設するために1年間 学んできました。

口臭科の開設にはまだ時間がかかりますが、現在準備を整えているところです。
この1年間、口臭治療の権威である大阪のほんだ先生に指事を受けて
学んできました。

昨日もほんだ先生の門下生一同が集まった年に1回の研修会が開かれました。
300人程度いたのでしょうか?
私と北浜先生の2人で参加してきました。

口臭外来開設時には、ブログ等でお知らせします。


今日のテーマは、『正しい歯磨き方法』になります。

前回のブログでは「神経がない歯の生存率:最新版(2012.11)」という内容を解説しました。
そこで、「多くの方は 正しい歯磨き方法を理解していない !」
ということを説明しました。

虫歯になりやすい人は、本来もっている細菌の質にも問題がある可能性があるのですが、
「毎食後徹底して歯磨きをしているのに虫歯になってしまう!」
「神経のない歯が非常に多い!」
という方は歯磨き方法が間違っている場合があります。
前回も説明しましたが、
食べたらすぐ歯を磨くことが大切だ!
ということを実践されている方は、明らかに間違いです。
食べたらすぐ歯磨きを行なえば、虫歯にならない!
という考えは、間違っているのです。

細菌を増やさないことが虫歯予防にとって重要なことなの一つなのです。

このような話しをすると
「細菌を増やさないこと?」
「歯磨きをすれば、細菌が増えないのでは?」
と考えている方が多くいらっしゃいます。
これが大きな誤りなのです。

歯磨き = 細菌を増やさない
ではありません。

ここでは、正しい歯磨き方法を理解していただくための第一歩として
虫歯の成り立ちについて解説します。

ちょっと難しい話しにはなります。

来週の月曜日(12/10)は、ブログを休ませていただきますので、
本日は2回分まとめてアップします。
少し長い話しになりますが、最後までご覧になって下さい。
    
飲食後(食物を摂取後) 虫歯細菌の一部は、
多くの糖(ショ糖)から酸(乳酸)という歯を溶かす成分をつくります。
    
このにより歯が溶けてくるのです。
いわゆる虫歯になるのです。
    
しかし、この細菌の産生するは、
唾液の抗菌性 や 自浄性(洗い流す作用)等により抑えられていくのです。
    
しかし、歯を磨かないと問題が起こるのです。
この問題とは、プラーク(デンタルプラーク)が形成されるのです。
プラークとは、細菌の塊のことです。
食べかすではありません。
    
プラーク(細菌の塊り)をバイオフィルムと言います。
このバイオフィルムを知ると、歯磨きを行う重要性が分かるのです。
    
以下は、ちょっと難しい話しになりますが、正しい歯磨き方法を学ぶ基礎になります。
    
虫歯細菌の中には 食物中のショ糖から粘液性多糖体(水不溶性グルカン)を作るものが多くあります。
粘液性多糖体とは、細菌が着きやすい ネバネバしたもの と思って下さい。
    
このネバネバ(粘液性多糖体)を介して細菌が凝集していきます(細菌が集まってきます)。
    
多くの細菌が集まった状態をバイオフィルムと言います。
このバイオフィルムがあると外来からの影響を受けにくくなります。

バイオフィルムは、バリアーと思って下さい。
先にも説明しましたように通常口腔内細菌が繁殖すると
唾液により洗い流されたり、
唾液の抗菌作用により
細菌が繁殖するのが抑えられます。

しかし、バイオフィルムの中に生息する細菌は、唾液の影響を受けにくくなるためバイオフィルムの中で細菌は増殖していくのです。
    
バイオフィルムというバリアで囲まれた中に生息する細菌は、
産生した酸(乳酸)の拡散を防ぎ、唾液に流されないために局所に留まります(停滞する)。
    
そのため、虫歯予防をするためには、バイオフィルムという細菌の住処を破壊することが重要なのです。
    
簡単に言えば歯磨きを行うことです。
これでなんとなく歯磨きを行う理由が分かったかと思います。歯磨きとは、汚れを取り除くのではなく、細菌をコントロール(減少)するさせることなのです。


患者様に以下のようなご質問をすることがあります。
「口腔内に歯垢(しこう:プラーク) や 細菌が最も多く存在するのは いつかわかりますか?」

多くの患者様は以下のように答えます。
「食後 と 朝起きてすぐ です。」
これが、認識違いなのです。
歯磨き製品を販売しているメーカーによるテレビコマーシャル等で
「食後にすぐ歯を磨きましょう!」
といような 誤解を報道がなされているために
食後(食直後) = 歯磨き
という図式があるのです。

これが誤っているのです。

まず、一日のうちで最も口腔内細菌が多いのは、起床直後です。
朝起きてすぐの唾液の中に含まれる細菌数は、
1.000.000.000〜100.000.000.000個/ml です。
これは、同じ量の糞便に含まれる量に匹敵します。

また、歯垢(しこう:プラーク)中には、
10.000.000.000〜100.000.000.000個/gですから
同じ量の糞便の10〜100倍の菌が生息しています。
びっくりですね。

朝起きた状態は、お口の中は、非常に多くの細菌が生息しているのです。
そのため、歯磨きを行なう重要なタイミングは、
朝起きてすぐです。

これは十分理解できますよね。

細菌が最も多時間帯ですので、この時に歯磨きを行なうことは非常に大切です。

それでは なぜ起床時に細菌が増えるのでしょうか?

口腔内の細菌が最も多くなるのは、唾液の分泌が減少している時です。

唾液には、細菌を減少させるための抗菌物質が含まれています。
唾液を多く分泌させることが
虫歯予防、歯周病予防、口臭撃退に大きく関係してきます。

そのため、唾液の分泌が少なくなると細菌が増殖しますので虫歯になりやすいのです。

唾液の分泌が最も少ないのは就寝時です。
また、就寝前に口腔内を清潔にすることは、
就寝時の細菌繁殖に大きく影響します。

そのため、正しい歯磨き時期は、起床時 と 就寝前です。

それでは、以下のようなごご質問に対してはどのような回答になるでしょう!
「口腔内(唾液中)の細菌が最も少なく、非活動状態になって、細菌学的に最もクリーンなのはいるでしょうか?」
この質問には、ほとんどの方が間違えます。

答えは、食後です。

食後の唾液を顕微鏡でみると細菌の活動は非常に少ないのです。

これは、食事を行なうことにより、唾液の分泌が大量に出てくるからです。
唾液の分泌大量 = 細菌の増殖を抑えることが可能
ということです。

これで、細菌の増殖についてだいぶ わかってきたと思います。

食直後に歯磨き剤を使用しての過剰な歯磨きは、唾液の損失を起こします。

歯磨き後には、当然のことながら うがい を行いますよね。
この うがい により唾液は洗い流されてしまいます。

毎食後徹底した歯磨きを行なっているのに虫歯が多い方の多くは、
歯磨きの本当の意味を分かっていないのです。

食後には、食べかすが分解されて酸になります。
この酸性の状態が続くと
口の中が
酸っぱくなったり、
酸性臭がしたり、
虫歯細菌の活動が活発になったりします。
酸性状態が続くと
歯が溶け出したり(脱灰)、
虫歯になりやすくなります。

酸性状態が続くと
菌が集合してプラークとなります。

始めにも説明しましたように
このプラークを取り除くことが歯磨きの目的なのです。

食べかす を取ることが歯磨きの目的ではありません。

つまり、虫歯予防 や 飲食後の口腔内ケアーによって重要なのは、
プラークを除去し、
口腔内の酸性化をコントロールすることです。

これをpHコントロールといいます。

簡単に言えば、中和です。

専門用語では、唾液の緩衝能 と言います。

次回からも正しい歯磨き方法について解説しますが、
そこで重要キーワードとなるのが
唾液の緩衝能

再石灰化
です。

今日は、非常に長い話しになりました。

来週の月曜日はブログは休みです。

そのため、次回のブログは、12月17日(月)になります。
唾液の緩衝能
再石灰化
について解説します。
これにより虫歯になりにくい正しい歯磨き方法が分かります。

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2012年11月26日

神経がない歯の生存率:最新版(2012.11)

2012年11月26日(月曜日)です。

始めに院長不在のお知らせです。
12/2(日曜日)は、学術大会参加のため、院長不在となります。
山科先生、真鍋先生、鎌田先生の診療となります。

このブログは、歯周病に関するブログです。
毎週月曜日 にアップしています。

このブログは、当然のことながら最も新しいテーマ(今日のブログですよね)をご覧になっていることと思っていますが、実はそうではありません。
過去のブログテーマを検索して ご覧になっている方も多くいらっしゃいます。
その中で最も検索されているのが、
「神経がない歯」
についてのテーマです。
ここ何年にも渡り、必ず上位に検索されるテーマです。

そこで本日は、過去に掲載された
『神経がない歯の生存率』
について解説するとともに
さらに内容をアップして解説します。

そでは今日のテーマは『神経がない歯の生存率:最新版(2012.11)』になります。

始めに説明しておきますが、
「できるかぎり神経を取らない!」
「できるかぎり歯を削らない!」
ということが歯を長く維持するために大切なことなのです。

神経のない歯は、さまざまなトラブルを起こすことが多いのが事実です。

ただし、誤解をしていただきたくないのですが、
治療上、神経を取ることはあります。
そのため、
神経を取ること = ダメなこと
ではありません。
例えば、以下のような場合には、どうしても神経を取り除かなければいけないことがあります。
1.虫歯が大きく、神経にぶつかっている
2.神経を取らないと痛みが取れないような症状がある場合
このようなケースでは、神経を取り除く可能性があります。

それでは当医院では、絶対に神経を取り除かないのか?
ということになりますが、
そんなことはありません。
上記に記載したような状態の場合には、やはり神経を取り除くことが必要になります。

しかし、いくら虫歯が深くても できるかぎり神経を取り除かないで治療を行なうようにしています。
従来であれば、神経を取り除かなければならないような状態(大きい虫歯)でも
虫歯を取り除いた後、痛みを和らげたり、菌を減らす薬をつめて経過観察します。
その結果、痛みを生じなければ神経を取る必要性はありませんので、
その後 詰め物 や 被せ物 を行って終了です。

神経を取らなければ、歯にとっても良いことですし、
治療回数も圧倒的に少なくすることが可能です。

それでは、何度かブログでもアップしたことがある内容ですが、
神経のない歯についての問題点を解説します。
新しい情報もアップしていますので、今までご覧になっている方も是非見て下さい。

神経がない歯の生存率は、神経がある歯と比較すると圧倒的に低いのが現状です。
神経がない歯の生存率についての研究論文は多くありますが、
約5〜30年と言われています。
しかし、神経を取った後に 1年も経過しないうちにダメ(抜歯)となるケースもあります。
神経のない歯の生存率が約5〜30年ということは、
20歳で神経を取った人は、25歳〜50歳程度で歯がダメ(抜歯)になる確立が高いということです。
それだけ神経のない歯の将来性は低いのです。
30年以上保つこともありますが、稀なケースと言えます。

また、神経がない歯に 被せ物(セラミック、金属冠) や 差し歯、ブリッジを行った場合、その被せ物は約7〜8年でトラブルが起こると言われています。

以下は、神経がない歯の代表的なトラブルです。

1.歯根破折を起こす!
まず、歯根破折(歯の根が折れる、亀裂が入る)です。
神経のない歯はもろく 通常の咬む力でも割れてしまうことがあります。?
こうした状態を患者さんに説明する際に ” 木 ” に例えてお話しすることがあります。
生き生きとした木はたたいたり、蹴ったりしても折れたりすることはありませんが、枯れた木は折れる可能性があります。
神経を取った歯も枯れた木と同じような状態になります。
神経のない歯は血液供給がなくなるため もろくなってしまうのです。
歯(根)が折れた場合には、基本的に抜歯となります。

2.虫歯になりやすい!
次に 神経がない歯は、虫歯になりやすく、虫歯の進行速度も早いのです。
神経を取った歯は、ほとんどの場合 金属製 や セラミック等の被せ物(差し歯)を行います。
こうした被せ物には、ほんのわずかですが つなぎ目(隙間:すきま)が存在しています。
段差といってもいいでしょう。
この つなぎ目 に汚れが溜まりやすく、歯磨きが適切にできないと 被せ物の隙間から虫歯細菌が侵入し、虫歯となってしまいます。
また、神経のない歯は、虫歯になってもしみる等の痛みが起らないため、気が付かないうちに進行しやすいのです。

3.根の先に膿みが溜まる!
次に 神経がない歯は、根の先に膿みが溜まることがあります。
この膿みが大きくなると 腫れたり、痛みが起こったりします。
本来、歯の中にある神経は、無菌的な状態ですが、神経を取る際に歯に穴を開けた瞬間に 外部(大気中)の細菌が神経の穴に入ってしまいます。
外部からの感染を100%防ぐことは不可能なことです。
また、歯の根(神経が通ってる根)は、非常に複雑な形態をしており、メインの神経以外にも 細い神経(血管)が無数に存在します。
例えると 木の根っこにも 無数の細い根が存在するのと同じです。
そのため、全ての神経を取り除くこと自体 難しいのです。
残った細い血管が腐ったりすると 膿みとなることもあります。
根の先に膿みが溜まった場合には、膿みを取り除く治療(感染根管治療)を行いますが、再発率が高いのです。
根の先に膿みが溜まっているような状態(感染根管)では、根自体が感染しているため消毒だけでは細菌を100%取り除くことは不可能です。
特にレントゲン上で膿みの陰が大きかったり、何度も腫れを繰り返しているような状態の場合には、再発するリスクが高いことが 多くの論文からも明らかになっています。(再感染根管治療
以下は、さまざまな論文から得られた神経の治療の成績です。
  1. 感染根管治療80%程度の成功率
   (50〜90%程度の成功率の論文報告が多い)
  2.再感染根管治療60%程度の成功率
   (50〜80%程度の成功率の論文報告が多い)
これらの論文から 根の先に膿みが溜まっているような状態で治療を行った場合(再感染根管治療)には、10人に治療を行えば 4人は膿み(腫れ)が再発するということです。

神経のない歯は、どうしたら良いのか?
それでは、神経のない歯は どうしたら良いのでしょうか?
どうしたらトラブルなく 長く保つのでしょうか?
上記でご説明した
『歯根破折』
『根の先に膿みが溜まる』
といったことは、患者様ご自身で防ぐことはできませんが、
『虫歯になりやすい』ということは、予防をしっかり行うことでリスクは軽減できます。
つまり、起床直後と就寝前の歯磨きが 今後を左右するのです。

ただし、この「歯磨き方法」というのが正しく理解されていないことが非常に多いと感じています。

始めに説明しておきますが、
食べたらすぐ歯を磨くことが大切だ!
ということを実践されている方は、明らかに間違いです。
食べたらすぐ歯磨きを行なえば、虫歯にならない!
という考えは、間違っているのです。

「皆さんは、なぜ歯磨きをしているのですか?」
 
正しい答えを言える方はほとんどいらっしゃらないでしょう。

多くの方が以下のようにお答えします。
「汚れ(食べかす)を取るために歯磨きをする」 

このような考えでは 虫歯を予防することはできません。

「毎食後、徹底して歯磨きをしているのに すぐ虫歯にするなってしまう!」

「歯科医院では、歯磨き方法が悪いと言われるので、歯磨き回数をもっと増やして
 徹底して磨いているのにいっこうに虫歯がなくならない!」

という方もいらっしゃいます。

もちろん 適切な歯磨きが行なわれていることが前提ですが、
こうした方は、歯磨きをなぜするのか がまったく分かっていないのです。

実際に歯科医師でも
「食べたらすぐ磨く!」
という指導を行なっている人も いるようです。
明らかに間違いです。

虫歯予防で重要なことは、
細菌のコントロールです。
汚れを取ることが予防ではないのです。

正しい歯磨き方法については、次回(12/3)のブログで詳しく説明します。

今日のブログは、『神経がない歯の生存率:最新版(2012.11)』という内容ですので、本日のテーマの続きを解説します。

続きになりますが、
神経のない歯が虫歯になっていると判断された場合には、早急に対応することが重要です。
神経がない歯は、冷たい等の症状がでないので、知らないうちに 虫歯が進行して 手遅れになることがあります。

また、神経のない歯に負担をかけないことも歯根破折防止の点からは大切なことです。
これは、神経のない歯をできるかぎりブリッジにしないことや
歯がない状態のままで放置しないことも重要なことです。
歯が欠損したままでいると 残っている歯に負担が加わるのです。

残っている歯に神経がなければ、歯根破折が起こる確立も高くなるのです。
神経がない歯を生涯に渡って維持することは、さまざまなリスクがあり 困難なことです。
そのため、リスクを最小限にするための治療方法 や 毎日の管理 が重要になってくるのです。

今日のブログで 神経のない歯のリスクについて だいぶご理解いただけたと思います。

次回のブログでは、「正しい歯磨き方法」について解説します。

次回のブログは、12月3日(月)になります。


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ランキングされた多くの歯科医院は、大学病院 や 規模の大きい歯科医院ばかりでしたので、当医院のような小規模の個人歯科医院が選出されることはとても喜ばしいことです。
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  オリコン2012年 インプラント治療結果部門: 8位
  
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2012年11月19日

歯周病の基本的な治療:その3

2012年11月19日(月曜日)です。

始めに今週のお知らせです。
11/22(木曜日:定休日)、
11/23(金曜日:祝日)、
11/24(土曜日:口臭セミナー参加のため休診)

このブログは、歯周病に関するブログです。
毎週月曜日 にアップしています。


今日のテーマは、『歯周病の基本的な治療:その3』になります。

前回と前々回のブログをご覧になっていない方は、是非下をスクロールして見て下さい。

前回のブログでは、ルートプレーニング 等の歯科治療を行うと菌血症という、血液内に細菌が侵入する現象が起こることを解説しました。

ただし、通常この菌血症が起こっても一時的なことなので 問題になることはありません。

ただし、注意しなければならないのが、
炎症が非常に強かったり、
一度に口腔内全体のルートプレーニング を行うと 菌血症の程度も大きくなるので、注意が必要です。

菌血症を防止する方法として、治療前に抗生剤を服用することが有効です。
ルートプレーニング の1時間以上前から抗生剤を服用することにより、治療時の細菌感染による影響を少しでも少なくすることが可能になります。

ルートプレーニング 前の抗生剤の服用は有効な方法であり、
糖尿病等の全心疾患がある方や
心臓病等でペースメーカーを使用されている方は
治療の1時間以上前から抗生剤を服用されることが有効です。

当医院でもリスクの高い方は、治療前日から抗生剤を服用してもらい、
ルートプレーニング を行っています。

健康な方でも一度に多くのルートプレーニング を行うと 次の日に多少の発熱を起こす方が稀にいらっしゃいます。

ルートプレーニング は、歯周病治療の基本的な治療ですが 治療によるリスクを軽減するためには、ルートプレーニング 前に炎症をできるかぎり抑えることも重要です。
炎症が強いと出血があります。
出血がある状態でルートプレーニング を行うと多少ですが菌血症を起こすリスクが高くなります。
そのため、ルートプレーニング 前には徹底して炎症を抑えることが大切です。
歯石の除去を徹底して行うことは重要なことですが、それ以上に患者様ご自身による歯磨きが徹底して行われていることが重要です。
歯磨きが適切に行われていないと 炎症が起こります。
また、抗生剤を歯肉の中に注入し、炎症を徹底して抑えてからルートプレーニング を行うこともよくあります。
逆に言えば、ルートプレーニング 前に炎症が抑えられないような状態ではルートプレーニング を行うことでリスクが高まりますので 無理して行ってはいけません。

ルートプレーニング については3回に分けて解説してきました。
この治療は歯周病の基本的な治療になります。
歯周病の患者様は必ず行う治療です。
今後歯周病治療を受けられる方は十分ご理解していただきたいと思います。




次回のブログは、11月26日(月)になります。



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2012年11月12日

歯周病の基本的な治療:その2

2012年11月12日(月曜日)です。

このブログは、歯周病に関するブログです。
毎週月曜日 にアップしています。

始めにお知らせです。
次の日曜日(11/18)は、国際口腔インプラント学会 出席のため、
院長 と 鎌田先生 は休みになります。
山科先生 と 真鍋先生の診療となります。

また、来週の休診のお知らせです。
11/23(金曜日:祝日)、
11/24(土曜日)口臭セミナー参加のため休診
となります。

秋は学会シーズンなので休診日で多くなりご不自由をおかけします。


今日のテーマは、『歯周病の基本的な治療:その2』になります。

前回のブログでは、ルートプレーニングの基礎的なことについて解説してきました。
だいぶ ルートプレーニングについて 分かってきたと思います。

また、前回のブログでは、
当医院における ルートプレーニングの治療回数は、
1回に7歯程度行いますので、
口腔内を全体的に行う場合には、4回の治療回数がかかることを解説しました。(ただし、多くの歯科医院では、6回程度の治療回数が一般的であると思います)

当医院では、できるかぎり少ない回数で行うことを目標としています。
治療回数が少ないと患者様の通院負担も軽減できますが、
それ以上に大きな利点もあります。

前回解説したように
短期的に治療を完了させないと せっかくルートプレーニングを行っても
まだ未完了の部位から、菌を除去した部位(ルートプレーニングした部位)に次々に感染してしまうからです。

そのために、できるかぎり1回の治療本数を多くすることが重要であり、
治療間隔も短くすることが重要です。

それでは、できるかぎり少ない治療回数ということであれば、
『1回で口腔内全体のルートプレーニングは行えないのか?』
ということになります。

答えとしては、
『1回で行うことは、理論上は可能ですが、現実的には難しいのです』

その理由は いくつかあります。

まず、1回の治療時間です。
先程 当医院では、1回に7歯程度のルートプレーニングを行うことを説明しました。
歯石等の汚れの付着状況にもよりますが、
1回の治療時間は、約30分〜1時間かかります。(最低でも30分程度かかります)
そのため、全て歯が残っている方に対し(28歯)行う場合には、
長い場合で 4時間程度の治療時間が必要です。(最短では2時間程度で可能な場合もあります)
現実問題として、4時間も づっと口を開けていることは 不可能なことです。

また、ルートプレーニングを行う際には 麻酔をしますので、
1回で口腔内全体を行うことは、全ての歯(歯肉)に麻酔をすることになりますので、
治療を受けられる患者様にとっては、あまりにも大変なことになります。

こうしたことを考え、当医院では 1回の治療時間を1時間を超えない程度で、
無理をしない治療間隔と考え
1回のルートプレーニングを7歯程度にして、
1週間に1回のペースで治療行うことを推奨しています。

治療間隔が開いてしまうと どうしても効果が得られないことがありますので、
歯周病治療をご希望されている方は、ご注意下さい。

そして、ルートプレーニング を1回で全て行うことのもう一つの問題点として、
菌血症という問題があります。

血液中に細菌が侵入した状態を菌血症と言います。

菌血症は日常の生活の中でも起こることがあります。
例えば、歯科に関係するところで言いますと
歯肉が腫れたとします。
腫れているということは、その中には 膿み があります。
この 膿み の中には細菌が存在します。
この膿みが血液中に入り込むことで菌血症が起こります。

他にも感染症の外科治療の際にも外部から生体内に細菌が入り込みます。

さまざまな原因により 外来の細菌が 生体内に侵入することがあります。

しかし、こうした細菌が生体内に侵入したとしても
一般的には さほど問題にはならないのです。

しかしながら 
大量の細菌が侵入したり、
全身的な病気がある方 等では問題が起こるこがあります。

また 稀ではありますが、全身に細菌が入り込み 敗血症 とう状態になることもあります。
敗血症 になると死亡することもあります。

現実問題、一般的な歯科治療においても 菌血症は起こっています。
例えば 多くの方が お口のクリーニングを受けたことがあると思います。
いわゆる 『歯石を取る』 ということです。
この歯石除去の際にも菌血症が起こっていることが報告されています。
歯石の中には、大量の細菌が存在しています。
歯石除去は、超音波スケーラーといわれる 器具をもちいて 取ることが多いのですが、
歯石を砕く際に、細菌が歯肉の内部に散らばります。
細菌が散らばっているのです。
この細菌が歯肉内部の血管から侵入していきます。
菌血症です。

しかし、こうした歯石除去によって起こる菌血症は、さほど心配することはありません。
健康な状態の方であれば問題となることありません。

この一般的に歯科医院で行われている歯石除去とは、歯肉の上に見える歯石を取り除くことです。
それに対し、今回のテーマであるルートプレーニング は、歯肉の内部深くに侵入した歯石を取り除くことが目的の一つです。

歯肉の深い中に存在する歯石を除去する際には、器具が歯肉に触れるため、
多少の出血を伴います。
そのため、粉砕された歯石は血液に触れることになります。
歯石は細菌の塊なので 細菌が血液に触れることになります。
結果的に細菌が血液中に侵入する可能性が高くなります。
これが菌血症の原因になるのです。

しかし、こうしたルートプレーニング によって起こる菌血症もさほど心配されることはありません。

ただし、あまりにも多量の歯石を一度に取ったり、炎症が強い時にルートプレーニング を行うと菌血症の程度は大きくなります。

そうしたことからもルートプレーニング を行う際には、炎症がある程度おちついてきてから行った方が良いのです。

また、一度に口腔内全てのルートプレーニング を行うと細菌が体内に侵入するのが多くなるため、菌血症のリスクは高まるのです。

こうしたことからも1回で口腔内全てのルートプレーニング を行うことは一般的には行われていないのです。

今日のブログはこれで終了です。
次回のブログは、安全に口腔内全てを1回でルートプレーニング を行うため方法について解説します。
また、1回で行ってはいけない患者様についても解説します。
次回はいよいよルートプレーニング の核心になります。

これを知れば ルートプレーニング を極めた! といってもいいでしょう。




次回のブログは、11月19日(月)になります。



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2012年11月5日

歯周病の基本的な治療:その1

2012年11月5日(月曜日)です。

このブログは、歯周病に関するブログです。
毎週月曜日 にアップしています。

今日のテーマは、『歯周病の基本的な治療:その1』になります。


歯周病治療をご希望されて来院される患者様から受けるご質問で多いのが
「歯周病の治療はどのようなことをするのですか?」
ということです。

本日のテーマは、歯周病治療の基本の話しになります。

このルートプレーニングについては、このブログでも何度も解説してきた内容です。
再アップになりますが、歯周病治療の基本中の基本ですので、
歯周病について考えられている方は是非ご覧下さい。

ルートプレーニングの解説の前に 簡単に歯周病の成り立ちのをお話します。

歯周病の主な原因は、汚れです。
歯ブラシが十分にできずに付着した汚れが原因になります。

この汚れが、歯周ポケット 内部に侵入していきます。
歯周ポケットについては、以下を参考にして下さい。
      歯周ポケット

以下は、歯周ポケットについての参考動画です。



歯周ポケットが深いところには、歯肉の下に歯石がついています。
また 歯根には細菌が出す毒素が根面に浸透しています。
そうした歯石や細菌を除去し、根面の汚染物質を取り除くことが、ルートプレーニング なのです。

治療方法ですが、まず、歯肉に若干の麻酔をします。
ただ歯石を除去するだけでは麻酔は必要ありませんが、
歯周ポケットの深い部分の汚染物質を除去するためには麻酔をしないと絶対に取れません。

歯石や汚染物質は『キュレット』といわれる専用の器具をポケット内部に入れ、歯の根にそわすように上下に動かし、歯石等の汚染物質を除去していきます。

治療時間は状態によって違いますが、30〜60分程度です。

麻酔が切れた時に若干違和感はありますが、ズキズキとした痛みはありません。

スライド1
クリックすると拡大されます。

ルートプレーニング の動画を見てみましょう。

麻酔をしていますので、もちろん痛みはありません。


この歯周ポケット内部に付着している歯石ですが、かなり強固に付着しているのです。
取るのが非常に大変です。
以下の動画は、超音波スケーラーという器具を使用して歯石を取っているところです。

歯肉の下の深い中の歯石を取ることは非常に大変なことなのです。


これで、ルートプレーニング についてだいぶ分かってきたと思います。

当医院では、ルートプレーニング は、1回の治療で7歯程度行います。
(全て歯がそろっている方は 上顎で14歯、下顎で14歯の合計28歯あります)

効率的に行うために、口腔内を4分割して行いますので、1回に行う歯の本数は、7歯程度です。

つまり、全て歯が存在している方では、4回(7歯×4)の治療回数が必要です。

4回かかるルートプレーニング ですが、理想的な治療間隔は、1週間に1回程度です。
可能であれば、もっと短い間隔が良いでしょう。
治療間隔があくと効果がでません。

歯周病治療の基本的なこととして
歯周病は、感染症 というこです。

口腔内には、『歯周病細菌』という細菌が存在します。
この最近は、家族間 等から感染をすることが分かっています。

つまり、歯周病治療であるルートプレーニング は、口腔内から感染を取り除く治療と言えます。

感染の代表的なものが 『歯石』です。
歯周ポケット 内部に存在する歯石を取ることがルートプレーニング です。

この歯周病細菌除去治療(ルートプレーニング )は、短い間隔で行うことが重要です。

この理由として、部分的に細菌を除去しても、他の部位が治っていないと
歯周細菌が残っている場所から、菌を除去した部位(ルートプレーニングした部位)に次々に感染してしまうからです。

ルートプレーニング の理想的な治療間隔は、1週間に1回です。
もっと短くても良いでしょう。
治療間隔があくと効果がでませんので、注意が必要です。

当医院では、4ブロックに分けてルートプレーニング を行います。
歯が全て存在する方(28歯)の場合、1回に7歯を行います。
通常1週間に1回行いますので、1ヶ月間で終了することになります。

患者様の中には、お仕事の都合等で 治療間隔がのびてしまい、
ルートプレーニング が終了するまで3ヶ月とか4ヶ月になってしまうことがあります。
こうした方は、やはり治りが悪いのです。

また、ルートプレーニング と平行して重要なのが、歯磨きです。
いくらルートプレーニング を行っても歯磨きがきちんとできていないと まったく治りません。
歯に付着した汚れが 新たな感染を生じてしまうのです。

歯磨きがきちんとできない方は、歯周病は、絶対に治りません。

今日は、ルートプレーニング は、短い間隔で治療を行うことが重要であることを解説しました。

短い間隔が良いということであれば、1回(1日)で口腔内全てを行う方法も考えられます。
1回でまとめて行えば 感染も防げますし、通院回数も少なくてすみます。

実際に1回の治療で口腔内全てのルートプレーニング を行う治療方法はあります。

私達医療サイトでは、一般的にルートプレーニング のことをSRPと言います。
Sは、scaling(スケーリング)
Rは、root (ルート:根)
Pは、planing (プレーニング)
の意味です。

そのため、1回(1日)でルートプレーニング を行う方法を
『フルマウスSRP法』と言います。
また、『Full Mouth Disinfection』とも言います。
『フルマウス(Full Mouth)』とは『口腔内全体』という意味で、
『Disinfection』とは『殺菌』という意味です。
口腔内全体を 殺菌しましょうということです。

しかし、『フルマウスSRP法』は、現実的な治療法ではないのです。

その理由は、次回のブログで解説します。
次回のブログは、11月12日(月)になります。



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