インプラント用語集:ア行

今後、どんどんと用語集を増やしていきたいと思います。
もし、分からない歯科用語がありましたら、無記名でかまいませんので、下記へメールして下さい。
すぐにアップ致します。 info@sugiyama-d.sakura.ne.jp

ITIインプラント(アイティーアイ インプラント)

ITIとはInternational Team for oral Implantologyの略で、 インプラントの研究を行う団体です。
そして、その代表的なインプラントがスイスのストローマン社で開発されています。 世界の2大インプラントの一つです。

アクセスホール

インプラントの被せ物の上(噛む面)に空いている穴のことです。
この穴から土台と被せ物をネジで止めます。
詳細はインプラントの構造の『アバットメント』のところを御覧になって下さい。写真があります。

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アタッチメント(アタッチメント義歯)

インプラントを埋め込んだ後、歯の変わりにアタッチメントという金具をインプラントおよび義歯の両方に埋め込みます。
義歯とインプラントは強固に固定されますので、義歯が落ちてくるということはありません。

1回法(いっかいほう)

インプラントを埋め込む際にインプラントの上の部分が手術直後から歯肉の上に見えている状態のことです。

インプラントの表面性状

インプラントの歴史はインプラントの表面の性状による歴史とも言っていいでしょう。始めは金属のネジのようなものであったものから表面に凹凸がついたようになってきました。

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インプラント周囲炎

インプラントも天然歯と同様に歯周病のような状態になります。

院内感染

院内感染を防止することは医療側にとって最低限必要なことです。
しかし、まだまだ全ての医院において完全に行われているわけではありません。
ご自身の身体を守るには患者様ご自身の知識も大切です。

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印象

歯の型を取ったりすることです。
印象の方法には大きく分けて1回法(通常アルギン酸と寒天による連合印象)と2回法(シリコン印象)があります。
インプラントの型は2回法が多いです。

インフォームドコンセント

患者様に対して、治療を開始する前にこれから始める治療内容について「なぜこの治療が必要なのか」「どのくらいの期間がかかるのか」「この治療をすることによる効果はどういったものか」「治療にかかる費用」等を、わかりやすく説明をし、その上で患者様から同意を得ることを言います。

インプラント義歯(アタッチメント義歯)

通常、欠損が多数ある場合には欠損部位の約半分の数のインプラントを埋入し、ブリッジとします。しかし、欠損部が多い場合にはインプラントの埋入本数が増え、その結果、治療費が高くなります。そのため、多数の欠損がある場合、例えば、歯が1本もない場合(無歯顎)には2本のインプラントのみを埋入し、義歯とつなげます。これをインプラント義歯もしくはアタッチメント義歯と言います。

インプラント矯正

矯正治療において歯を動かす場合、その固定源が必要になります。
通常は天然歯に矯正装置をつけて動かしますが、固定する歯に強い力を加えると、固定する歯自体も動いてしまうことがあります。
そのため、矯正用の細いインプラントを埋め込み、それを固定源とすることがあります。
天然歯と違い、インプラントは動かないため、固定源として優れています。
インプラント矯正を行うと通常の矯正より、治療はなかり早く楽になりますので、現在の矯正はこのインプラント矯正なしでは語れないものとなっています。

インプラントシュミレーションソフト

以前はインプラント手術は術前のレントゲン写真が大きな資料であり、手術自体は術者の経験が非常に大切なものでした。
しかし、現在は術前にCT撮影を行い、インプラント手術自体を治療前にシュミレーションすることが可能となっています。
より安全性が高い治療が可能となっています。

オートクレーブ

高圧蒸気滅菌のことです。
一定の温度と圧力を示す飽和水蒸気で、加熱することによって微生物を殺滅する方法。
熱によって損傷するもの以外の、器械・器具・材料の滅菌に適します。

オステオトーム

上顎においてインプラントを埋入する骨の高さが充分にない場合にオステオトームという器具を利用して上顎洞を挙上する方法です。
この方法をソケットリフト法と言います。

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オトガイ

下顎の正面部分。インプラントを埋入するための骨が不足している場合に行う骨移植の時に自家骨を使用する場合に、オトガイ部分から骨を移植するケースがあります。

オールセラミックスクラウン

内側もすべてセラミックで出来ているクラウンです。角度を変えない前歯に最適です。歯の根の治療を行った場合にはファイバーコア(色は白)を用います。数年経っても歯肉の黒ずみは起こりません。また金属アレルギーの患者さんにもお勧めです。

オッセオインテグレーション

インプラントと骨がくっつく(結合する)ことを『オステオインテグレーション』と言います。
これは、骨を表すラテン語のオス(os)と結合を表す英語のインテグレーション(integration)が組み合わされ、オッセオインテグレーション(osseointegration)と呼ばれています。
オッセオインテグレーションはすぐにおこるのではなく、インプラント埋入後3~4週でおこり、相対的な骨との接触率が高くなるのは3ヵ月後であると言われています。
埋入後数ヵ月は機能的な力がインプラントに加わらないようにする必要があります。