短期集中治療(遠方からの患者様)

短期間で可能な限りの治療を行います

当医院には南は沖縄、北は東北からいらしていただいている患者さんも多くいらっしゃいます。
また海外からの患者様もいらっしゃいます。
そのため1回での治療を可能な限り行い、短期集中での治療を行っています。
1回の治療時間を2~3時間、もっと時間をおとりすることも可能です。(半日かけての治療も可能です)

場合により、インプラント手術から固定式の仮歯の装着までを半日で行うことも可能です。
この方法を『即時荷重(負荷)インプラント』と言います。(詳しくは下記参考リンク「総入れ歯の方で、とにかく早く噛みたいという方(1日でインプラント埋入から固定式の仮歯まで)」をご覧ください。)
無歯顎(総入れ歯)で、遠方から来院される場合でも、1回で総義歯から固定式になることが可能です。

また、たびたび通院できない方でも、1ヶ月に1回、2ヶ月に1回の通院で治療を行うことも可能です。
今まで何度も期間をかけて行っていた治療を少ない回数で行うことができます。
初診時に遠慮なくお知らせ下さい。

また、生活スタイルに合わせた『5つの治療法』では総入れ歯の方で、とにかく早く噛みたいという方(1日でインプラント埋入から固定式の仮歯まで)、治療回数をできる限り少なくしたい方等の治療法がありますので、下記参考リンク「総入れ歯の方で、とにかく早く噛みたいという方(1日でインプラント埋入から固定式の仮歯まで)」、「治療回数をできる限り少なくしたい方」をご参考になさって下さい。

インプラント治療の場合、
1回目:インプラント埋入
2回目:抜糸(埋入から約10日後)
3回目:型取り(埋入から約3~3ヶ月後)
4回目:被せ物装着(型取りから約10日後)
以上、最短治療回数で4回、治療期間は上顎で3ヶ月、下顎で2ヶ月になります。

ブリッジやセラミックの被せ物 等の場合、
1回目:形成し、型取りおよび仮歯の作製
2回目:被せ物装着
以上、最短治療回数2回になります。

被せ物は数により完成までの期間は違います。
1~3歯程度で、約1週間
4~6歯程度で、約10日間
になります。

インプラント治療の一般的な治療期間と回数

以下はインプラント治療における 部位、欠損別の具体的な治療期間と回数です。

ケース1:下顎の奥歯に1~4歯程度の欠損があった場合

歯周病に問題がなく、骨の幅や高さにも問題がない場合には初診時の検査後、すぐにインプラントを行うことができます。
2回目の来院時にインプラント埋入、それから約10日後に抜糸し、傷口に異常がなければ次は約2ヶ月後に来ていただきます。(骨が軟らかい等の問題がある場合にはさらに1~2ヶ月程度治癒期間が長くなることがあります。)
そして型を取り、2週間後に被せ物は完成です。
トータルの通院期間は2ヶ月半です。
通院回数は初診時も合わせて5回になります。

ケース2:上顎の奥歯に1~4歯程度の欠損があった場合

ケース1と同様に歯周病に問題がなく、骨の幅や高さにも問題がない場合には初診時の検査後、すぐにインプラントを行うことができます。
2回目の来院時にインプラント埋入、それから約10日後に抜糸し、傷口に異常がなければ次は約3ヶ月後に来ていただきます。(骨が軟らかい等の問題がある場合にはさらに1~2ヶ月程度治癒期間が長くなることがあります。) そして型を取り、2週間後に被せ物は完成です。
トータルの通院期間は3ヶ月半です。
通院回数は初診時も合わせて5回になります。

ケース3:上顎または下顎の前歯に1~6歯程度の欠損があった場合

奥歯と同様に歯周病に問題がなく、骨の幅や高さにも問題がない場合には初診時の検査後、すぐにインプラントを行うことができます。 2回目の来院時にインプラント埋入、それから約10日後に抜糸し、傷口に異常がなければ次は上顎で3ヶ月、下顎で2ヶ月後に来ていただきます。(骨が軟らかい等の問題がある場合にはさらに1~2ヶ月程度治癒期間が長くなることがあります。)
そして仮歯を作製します。仮歯の状態で約1ヶ月程度経過をみます。
その後型を取り、2週間後に被せ物は完成です。(場合により型をとってから歯の形態確認のためもう一度来院していただくことがあります)

トータルの通院期間は上顎で4ヶ月半、下顎で3ヶ月半です。
通院回数は初診時も合わせて6~7回になります。
前歯の場合には審美的に難しい場所ですので仮歯で状態を観察する期間がどうしても必要になります。
上記の3ケースが一般的に考えられることですが、骨の幅や高さがない場合にはさらに治療期間がかかります。

ケース4:上顎の奥歯に1~4歯程度の欠損があり、骨の高さが少ない場合

この場合、どの程度骨の高さがないかにより治療期間が異なります。
インプラントを埋入するための骨の高さが5mm程度あればインプラント埋入と同時に高さを増大する治療(ソケットリフト法)を行います。
この場合にはケース2と同様の治療回数(5回)になります。
トータルの通院期間は3ヶ月半です。(ただし、骨が軟らかい等の問題がある場合にはさらに1~3ヶ月程度治癒期間が長くなることがあります)

ケース5:上顎の奥歯に1~4歯程度の欠損があり、骨の高さが非常に少ない場合

インプラントを埋入するための骨の高さが5mm以下であったり、骨の幅が非常に少ない場合にはインプラントを行う前に骨の増大治療が必要になります。
サイナスリフト法やGBR法がその治療法です。
骨ができるまでにおおよそ3ヶ月程度お待ちいただきます。
ここまでに通院回数として3~4回、治療期間は約3ヶ月です。(ただし、骨が軟らかい等の問題がある場合にはさらに1~2ヶ月程度治癒期間が長くなることがあります)
骨の増大ができましたら後はケース2と同様のステップになります。
トータルの通院期間は約6ヶ月半です。通院回数は初診時も合わせて約10回になります。(ただし、骨が軟らかい等の問題がある場合にはさらに1~4ヶ月程度治癒期間が長くなることがあります)

ケース6:下顎の奥歯に1~4歯程度の欠損があり、骨の高さが少ない場合

骨の高さや幅が若干少ない程度であればインプラント埋入と同時に骨の増大法(GBR法)を行います。
この場合にはケース1と同様の治療回数になります。(ただし、骨が軟らかい等の問題がある場合にはさらに1~2ヶ月程度治癒期間が長くなることがあります)

ケース7:下顎の奥歯に1~4歯程度の欠損があり、骨の高さが非常に少ない場合

骨の幅が非常に少ない場合にはインプラントを行う前に骨の増大治療が必要になります。
GBR法がその治療法です。
骨ができるまでにおおよそ3ヶ月程度お待ちいただきます。
ここまでに通院回数として3~4回、治療期間は約3ヶ月です。
骨の増大ができましたら後はケース1と同様のステップになります。
トータルの通院期間は5ヶ月半です。
通院回数は初診時も合わせて8回程度になります。(ただし、骨が軟らかい等の問題がある場合にはさらに1~2ヶ月程度治癒期間が長くなることがあります)

ケース8:上顎または下顎の前歯に1~6歯程度の欠損があり、骨の幅が非常に少ない場合

上顎の前歯部に骨がないケースがインプラントにとって最も難しいケースです。
骨の幅や高さが少ない場合は先程と同様に骨増大法を先に行うことになります。
骨ができるまでに3ヶ月程度お待ちいただきます。
その間に3~4回の来院が必要になります。
その後はケース3とほぼ同様のステップになります。
ただし、骨だけでなく歯肉が薄い場合には歯肉の厚みを増大させる歯肉移植という治療を行うことがあります。
トータルの通院期間は上顎で7ヶ月半、下顎で6ヶ月半です。
通院回数は初診時も合わせて10回程度になります。
前歯の場合には審美的に難しい場所ですので仮歯で状態を観察する期間がどうしても必要になります。(ただし、骨が軟らかい等の問題がある場合にはさらに1~2ヶ月程度治癒期間が長くなることがあります)

ケース9:欠損が数本でなく、全体的にない場合(総義歯のようなケース)

治療本数が多い場であっても骨とインプラントが結合する期間は同じです。
違うことは被せ物を作製する期間になります。
作製する歯の数が10本以上の場合には作製に1ヶ月程度かかります。
その1ヶ月間に噛み合わせの確認等で3~4回程度来院していただきます。

ケース10:抜歯した当日にインプラントを行う場合

残存骨の状態によっては抜歯してすぐインプラントを行うことができる場合もあります。
ただしこの方法はレントゲン等の検査を行ってから判定することになります。

以上で終了です。 インプラントの治療期間は骨の状態や上下顎、治療本数により異なります。
正確な治療方法や期間、回数はレントゲン診査等の後、説明致します。
また歯周病や虫歯の治療等はこの回数や期間には含まれていません。

余談ですが…大船駅は鎌倉市になります!

なぜこのようなタイトルかと言いますと、 遠方からいらっしゃる患者様の中には治療の帰りに鎌倉に遊びに行かれる方がいらっしゃいます。
大船駅の隣の駅(横須賀線)は『北鎌倉』です。
『鎌倉』はその次です。
電車で5分程度です。
当医院も大船駅から徒歩3分ですので、北鎌倉はあっという間です。
また、海(江ノ島)に行かれる方も大船駅からモノレールで20分です。
せっかく遠方からいらっしゃる場合には、
帰りに北鎌倉で食事なんてどうでしょう!

鎌倉はいいとこいっぱいあります。
私も鎌倉市民です。
余談でした。