歯周病とインプラント治療
歯周病で抜歯となった後の治療
歯周病が進行してくると、歯を支えている骨が吸収してきます。
そして、歯がグラグラとしてきます。
当医院の院長は、日本歯周病学会の歯周病専門医ですが、全ての歯周病が治せるわけではありません。
進行した重度歯周病の場合には、抜歯になります。
それでは、抜歯となった後は、欠損部をどのように治療していくのでしょうか?
歯がない場合の治療方法には、
- インプラント
- ブリッジ
- 義歯(入れ歯)
の3つの治療方法が考えられます。
以下では、それぞれの利点、欠点について解説します。
①インプラント

利点
- 固定式であるので違和感がない
- 治療のために隣在歯を削る必要がない
- 審美的な外観を回復できる
- 天然歯とほとんど同じ感覚で噛むことができる
欠点
- 治療期間が長くかかる(3~4ヶ月以上)
- 保険診療外である
- 高度の技術を必要とする
- 骨吸収が大きい場合には、できないこともある
②ブリッジ

利点
- 固定式であるので違和感が少ない
- ある程度 審美的な外観を回復できる(奥歯は金属製)
- 比較的治療期間が短い
ブリッジの形態にもよりますが、型を取れば約2週間程度で完成
欠点
- 治療のために燐在歯を削る必要がある
- 土台とした歯の清掃がしづらくなったり、場合によっては過重負担のため、歯周病を招きやすい。
- 神経のない歯をブリッジの土台とする場合には、負担がかかり、歯が折れたりする可能性が高くなります
- 欠損数や、欠損部の後方に歯がない場合には、ブリッジが行えない場合もある
③義歯(入れ歯)

利点
- 治療のために燐在歯を削る必要がない
- 比較的治療期間が短い
(小さな義歯であれば、型を取れば完成まで約1週間程度) - ほとんどのケースで保険が適応される
欠点
- プラスチック製の塊が口腔内に入るので、違和感を生じやすい
現実的には、ほとんどの方が違和感があり、使用されない - 審美的外観の回復が難しい
保険の場合、義歯を固定するための金属の金具(クラスプ)が必ずつきます - 長期間経過すると歯肉がやせてくるので修理や作り替えの必要が生じる
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