歯周病外科処置(フラップオペレーション)

『フラップ・オペレーション』とは、歯周病の初期治療である『ルートプレーニング(歯周病細菌除去療法)』の後に行う治療です。
歯周外科処置というとちょっと恐い感じがしますが、治療自体は『ルートプレーニング』とさほど変わるものではありません。
一般的に 初診時に6mm以上の歯周ポケットがあった場合には、再評価の時点でもまた問題が残る可能性があります。
問題(歯周ポケットがある)があるということは、まだ歯肉の内部に汚れや歯周病細菌が残っているということです。
細菌を残したまま、治療を終了すると必ず再発してしまいます。
つまり、『フラップ・オペレーション』とは『ルートプレーニング』では取りきれなかった深い部分に存在する汚れや歯周病細菌を取除くことになります。
『ルートプレーニング』と違うところは歯肉に切開を加えることです。
切開をすることにより、歯肉の深い部分まで直視することが可能になります。
治療自体は麻酔を行いますので、痛みがあることはありません。
しかし、個人差はありますが、治療後に腫れる可能性があります。
状況により 多少大変なところもありますが、この『フラップ・オペレーション』を行わないと歯周病は治りません。1歯分の治療費はおおよそ2,000~3,000円程度になります。 (2009年の保健診療)
また、『フラップ・オペレーション』の中には、骨再生治療 『GTR法』 『エムドゲイン法』があります。
※ 骨再生治療は自費診療になります。