インプラント治療
治療後は腫れるのか?
治療後腫れたり痛んだりするのか?
			インプラント治療での質問で、『治療後に腫れたり痛んだりしますか?』という質問がよくあります。
	
			この質問の答えは難しいことです。
	
			インプラントを埋入するための骨に問題がなく(骨の吸収がなく、GBR法等の骨再生治療を行なう必要性がない)、1~3本程度の少ない埋入本数であれば腫れる可能性は低いかと思います。
	
			しかし、同じ治療を行っても個人差があり、腫れる方もいれば腫れない方もいるのが現状です。
	
			当医院ではインプラント専門も手術室を2つ用意おり、24時間空調の管理や滅菌管理等を十分行っています。
	
			それでも腫れる方はいらっしゃいます。
	
			10人中1~2人程度は若干腫れます。
	
			ただし、腫れるといっても口の中に飴を入れた状態程度です。さほど問題になることはありません。
	
			できる限り腫れないようにするためには注意事項があります。
	
			まず体調が良い時に行うことです。
	
			次に治療後2日程度は激しい運動は避けることです。
	
			次に1~2日お酒は控えていただきます。
	
			またタバコを吸われる方は傷口の治りを考えても10日程度は禁煙していただきます。(インプラントをしたい人は禁煙しましょうを参考にして下さい)
			こうした注意事項を守っていただくと腫れる可能性は低くなります。
		
			次に腫れる可能性が高いケースです。
	
			GBR法、サイナスリフト法を行うような治療はおそらく腫れる可能性が高いと思います。
	
			またインプラントの本数が8本とか10本というような一度の埋入本数が多い場合にも腫れる可能性が高くなります。
	
			また治療時間がかかればかかるほど、治療が複雑(難しい)なほど腫れる確率は高くなります。
	
			ただし、腫れたからと言ってインプラントに問題が起っているということではありません。
	
			腫れることの一番の原因は内出血です。
	
			手や足をぶつけた時に起るものと一緒です。
	
			インプラント埋入後、傷口を閉鎖しますので中で起った出血は外に(口腔内)でず、手術内部に溜まってしまします。
	
			その結果腫れが起るのです。
	
			腫れは通常2~3日で消退しますが、非常に困難なケースの場合には1週間程度腫れることもあります。
	
			ただし、痛みが続くということはあまりありません。