オールセラミックジルコニア:(ジルコニア関連のマニアックな話編)その1

この項目は『ジルコニアについてもっと知りたい』という方の話です。
ジルコニアの一般的な話については金属を使用しない オールセラミックス『ジルコニア』を御覧下さい。

歯科以外でジルコニアの名前を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
『キュービックジルコニア』と言えばもっと分かるかもしれません。
宝飾品で使用されている材料です。
歯科で使用するジルコニアと宝飾品のジルコニアは結晶構造は異なりますが、ほぼ同じ成分で出来ています。
歯科や宝飾品以外では、スペースシャトルの断熱保護材、高級外車、F1カーのブレーキ部分など、様々な用途に用いられています。
また、医科の分野では人工股関節に使用されてきており、その効果は実証されています。
つまり、『ジルコニア』は宝飾品の分野では審美性、スペースシャトルやF1では過酷な環境下での耐久性、人工関節では生体適合性が認められている材料なのです。
日本の歯科医療では2005年3月に、国内認可がおり、臨床で使用されてきました。
海外の歯科界では日本より10年程前から使用されてきています。

それではジルコニアの特徴について始めたいと思います。

ジルコニアの特徴 その1:強度がすごい!
オールセラミック ジルコニアは像が踏んで壊れないと言われる程硬い材料です。
従来のセラミックと比較して約3倍程度の強度があります。
またジルコニアは金属より硬いにもかかわらず、重さは金の三分の一程度と、軽いのも特徴の一つです。
その強度(硬さ)からオールセラミッククラウン(金属をまったく使用しない被せ物)が可能になっています。
今までのセラミックは『金属焼付陶材冠』と言います。
作製方法はまず、歯型を取って できた模型上で、金属のフレーム(枠組み)を作製します。
その後、金属のフレーム(枠組み)にセラミックを焼き付けて完成です。
この金属のフレーム(枠組み)を先に作製する理由として、
噛み合わせの力の強すぎる部位では、セラミックの内側に金属で補強を行わないと、割れてしまったからです。
また強度に優れているため、金属を全く使用しないでも ブリッジが可能になっています。

今までにもオールセラミックはありましたが、強度の問題からブリッジは適応外でした。
しかし、オールセラミックジルコニアはブリッジもまった問題がなく行えます。

明日はジルコニアの特徴 その2(耐久性についてです)

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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、GBR法、サイナスリフト、審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは治療費(費用)の説明やインプラント症例、無料相談コーナーもあります。