最新インプラント症例ブログ

2008年3月31日

インプラント治療後は腫れるのか?:その4

3/31(月曜日)です。

今日も前回の続きで、『インプラント治療後は腫れるのか?:その4』になります。


以下は前回までと多少重複しますが、インプラント治療後に腫れないための注意事項です。

インプラント治療後に腫れないためには以下のようなことが大切です。

1 口腔内をきれいにする。

   治療前の口腔内の消毒をきちんと行う。
    手術前には、歯科医院にて口腔内の消毒を行いますが、歯科医院にい
    らしていただく前に十分な歯ブラシが必要になります。
   治療後(手術後)に消毒をきちんと行う
    インプラント手術部位にはきちんと歯ブラシができないため、うがい
    薬が処方されます。
    通常、1日3回(毎食後)にされることをお勧めします。
    うがい薬を使用する期間は症状により違いますが、抜糸するまでは必
    要です。
    それ以降、うがい薬を使用するかどうかは、担当歯科医師と相談され
    て下さい。
   インプラント以外の歯をきちんと磨く
    インプラント以外の歯は、徹底して歯ブラシしていただきます。
    インプラント以外の歯が汚れていると、そのばい菌はインプラント手
    術部位にも感染します。
    そのため、徹底した歯ブラシが必要です。
   治療前に歯周病等も問題があれば、きちんと治す
    インプラント治療前に歯周病であったり、歯石が付着している場合に
    はきちんと治療をされた方が良いでしょう。
    
2  薬をきちんと服用する
    
    治療前や治療後に処方された薬は必ず服用して下さい。
    多くの場合、抗生剤が処方されます。
    ただし、薬を服用した後に気分が悪くなったり、発疹等が現れた場合
    にはすぐ担当医に相談して下さい。
    また、事前に合わない薬や以前問題が生じた薬があった場合には、あ
    らかじめ担当医に伝えておくことが大切です。
    また、現在服用している薬についても、事前に報告が必要です。

3  手術当日は、運動をしない、お風呂は入らない、お酒を飲まない

    手術当日に運動を行ったり、入浴すると腫れる確立が高くなります。
    お酒も控えた方が良いでしょう。
    通常は、1〜2日は控えた方が良いですが、手術状況等により違いま
    すので、担当医に聞いた方が良いでしょう。

4  すぐ横にならない

    手術後は安静にしていた方が良いのですが、すぐに横にはならない方
    が良い場合があります。
    これは、この後の就寝時の注意事項にも関係しますが、頭を低くする
    と血液が頭部(手術部位)に溜まりやすくなりますので、手術直後は
    できれば、すぐ横にならず、イス等に座っていただいた方が良いでし
    ょう。
    血液が溜まると腫れやすくなります。

5  手術当日は就寝時に枕を高くする
 
    先程と同様な理由で、枕を低くすると手術部(頭部)に溜まりやすい
    ので、枕を高くして就寝された方が良いでしょう。

6  顔を冷やす

    手術部位の顔面を冷やすと歯ににくくなります。
    アイスノンのようなもので、短時間冷やすことは腫れに対し効果的で
    す。
    しかし、あまり冷やしすぎ過ぎるのはいけません。
    冷やす時間は、10〜15分程度にし、
    一定時間をあけて再度冷やすようにして下さい。

今日でこのシリーズは終わりです。
次回から新しいテーマになります。
次回のブログは4/3(木曜日)になります。
次回は、『患者さんに優しいインプラント治療』です。


今週(3/28〜30)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。
日々の臨床で、どのようなことを行っているか 知っていただきたいと思い 今年から始めました。
それでは、今週のインプラント手術の中から上顎前歯部にインプラント埋入を行った1症例について解説します。

上顎前歯部はインプラント治療において最も難しい場所です。(状況にもよりますが…)
その理由は審美性の問題が非常に大きいからです。
上顎の前歯部は、単に噛めれば良いという部位ではありません。

今回インプラントを行った部位は、歯根破折によって、保存が不可能と診断され、
抜歯に至った歯です。

なぜ、歯が割れてしまったのでしょう?
歯根破折の原因は、原因の多くは神経がない歯で起こります。
神経のない歯はもろく通常の咬む力でも割れてしまうことがあります。
こうした状態を患者さんに説明する時に”木”に例えてお話しすることがあります。生き生きとした木はたたいたり、蹴ったりしても折れたりすることはありませんが、枯れた木は折れる可能性があります。
神経を取った歯も枯れた木と同じような状態になります。
神経のない歯は血液供給がなくなるためもろくなってしまうのです。

歯の根が割れてしまった状態が続くと破折した部分から感染が起こり、周囲骨の吸収が起こります。
骨の吸収が大きく起こるとその後にインプラントを埋入する場合に非常に不利な状態になります。

今回のケースも歯根破折の状態が数ヶ月あったと思われたため、骨の吸収がかなり起っていました。

そのため、インプラントを埋入すると同時に骨を増大させる治療法が必要でした。

この治療を『GBR法』 と言います。

このブログをよくご覧になっていられる方はすでにご存知のことと思いますが…

さて、今回のケースでは、インプラントと同時に『GBR法』 を行いました。
『GBR法』 の中でもこうした方法を サイマルテイニアスアプローチと言います。

インプラント埋入と骨の増大が一度に行えるため、患者様にとっては治療回数が少なく、楽な方法です。

『骨って本当にできるの?』
『再生(増大)するの?』
と思われる方もいらっしゃるかと思います。

吸収状況 や 骨の再生量 にもよりますが、骨は再生可能です。

当医院でインプラント治療を行う方の約半数は、『GBR法』 を併用します。

もちろん、術前の骨の吸収量 や 再生させたい量 には差がありますが…

つまり、歯がないということは、それなりの理由があります。

以下のような理由です。

歯根破折
歯周病
歯を欠損のままにしていた

今回は、骨を再生させるために、人工の骨を併用しました。
使用した人工骨は、 β―TCPです。

世界的には他の動物(牛や豚)の骨を使用した人工骨(Bio-Oss®等)の使用が一般的ですが、こうした動物由来の人工骨は、日本においては、患者様が希望されることが少ないため、当医院では使用していません。
* しかし、世界的には骨の再生が良いことと、安全性が 多くの研究に
  より報告されています

『β―TCP』は人工的に生成された骨なので、それ自体が完全に骨になったりすることはありませんが、ご自身の骨や血液中の細胞が混ざることにより、骨に置換しやすいものです。
また、完全人工生成のため、非常に安全性が高いのも特徴です。
日本において 『β―TCP』は、歯科よりも整形外科等で、複雑骨折の治療等で普及している材料です。

使用したインプラントは、 アンキロス・インプラント です。
審美性を重要視する部位においては非常に有効なインプラントです。

手術時間は、約20分程度でした。

今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約3〜4ヶ月後に仮歯を作製します。
3. 仮歯にて問題がなければ型を取り
4. 型取りの後、 約20日で完成した被せ物を装着し、完了です。

治療費
インプラントが1本21万円(税込)×1本、
最終的な被せ物は、
ハイブリッドセラミックの場合、1歯105.000円(税込)
セラミックの場合、1歯157.500円(税込)
です。
この中には、治療中のレントゲン撮影や薬代、今回のGBR法の費用も全て含まれています。



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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。


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