最新インプラント症例ブログ

2009年2月5日

インプラント手術報告

2/5(木曜日)です。
今日は、いつもと違い、インプラント手術報告のみを書きたいと思います。

インプラント手術報告の話が長いからです。

今週(2/3〜4)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

毎回このコーナーで紹介するケースは、骨の増大治療を伴う難症例が多いでのすが、
いつもこのようなケースだけではありません。
もちろん簡単なケースもいっぱいあります。

しかし、
こうしたブログを読まれている方の中には、
重度歯周病であり 歯がグラグラしていたり、
他歯科医院で インプラントを行うための骨が少ないと言われたり、
現実的に インプラント治療が困難となる方が 多くいらっしゃると考えられます。

そのため、骨吸収により 骨の高さや幅 が少なかったりしても このような治療を行えば、インプラント治療が可能である ということをご説明するために あえて 難しい症例を掲載しています。

それでは、今日も 今週のインプラント手術の中から 高度に骨吸収を起こしていた 1症例について解説します。

患者様が初診で来院されたのは、約1年半程度前でした。
その時の主訴は、『左上奥歯が腫れて痛い!』ということでした。

診査の結果、左上の奥歯は『重度歯周病』でした。
重度歯周病であっても治すことができる場合がありますが、この場合には、抜歯しなければならない状態にまで進行していました。

抜歯しかありませんでした。

その後、患者様の都合により 長期的に 未来院になってしまっていました。

再度 来院された時には、歯周病の状態はさらに悪化しており、
結果的に 骨吸収が進行してしまっていました。

インプラントは、骨の中にチタンでできた “ネジ” を埋込むものです。
骨が吸収してしまっていれば、インプラント治療はできなくなってしまうのです。

今回インプラント治療の計画を立てたのは、上顎の奥歯の2歯欠損です。

2歯欠損のうち1歯は 先程書きました 骨の吸収が非常に進行していた部位です。

今回は、1部位にインプラントを埋め込み、もう一カ所は、骨増大治療(GBR法)を行う計画になりました。

骨吸収の大きかった部位は、今回の骨増大治療(GBR法)の後 約3〜4ヶ月程度すると骨が増大(増骨、再生)します。

  (*今回行ったGBR法は、 ステージド・アプローチと言います。)

そして、骨が増大(再生)した後に再度 インプラントを埋込みます。

今回は、骨増大治療(GBR法)により骨の再生(増骨)が行えましたが、骨増大治療(GBR法)を行っても 十分に骨再生が達成できないケースもあります。

骨増大治療(GBR法)には、限界があるのです。

骨吸収の程度によっては、骨の増大(再生)ができない場合もありますし、
できたとしても治療が大変難しくなり、
治療期間がかかったり、治療を受ける患者の負担が大きくなります。

なにせ 早めに対応することが重要です。

今回使用したインプラントは、 ストローマン・インプラント  ( I.T.Iインプラント)  SLAタイプ 直径4.1ミリ、長さ10ミリでした。

骨増大治療(GBR法)を行った部位には、 βーTCPと自家骨を併用しました。

それでは、なぜ 『自家骨』 『人工骨(β―TCP)』を使用したのかという理由について解説します。
ちょっと難しい話になりますが…
ご興味のある方はご覧下さい。

骨増大治療(GBR法)に使用する材料には以下があります。
1 自家骨
2 他家骨、同種骨
3 異種骨
4 代用骨

自家骨と聞くとびっくりするかもしれませんが、
さほどたいしたことではありません。
例えば、上の奥歯にインプラントを埋入するのであれば 同じ手術部位 から骨を採取します。
骨を採取する時間は1分もかかりません。
上の奥歯のさらに奥の『上顎結節』というところから採取します。
“ノミ” のようなこので 少したたいて 骨を採取します。
得に 痛みがあることもなく、先程話しましたように 1分程度で終了しますので、御心配されるようなことではありません。
ご自身の生体の物ですので 最も安全性が高く、再生能力も高い材料です。
唯一の欠点として、自家骨を採取する場所が限られていることだけです。

次に それ以外の材料ですが、大きくわけて、人工で作られた骨他の生物 や 他人 から得られた骨があります。

人工で作られた骨には 多数の移植材料があります。
これらは生体内でアレルギー反応等の問題を起こすことがないため安全性があります。
しかし、基本的には生体の骨とは構造が違うため それ単体では十分には骨にはなりません。
御自身の自家骨と混ぜて使用することになります。

そして次は 他から得られた骨です。
これは、同じ人間ですが、他人の骨のことです。
アメリカを中心として使用されていますが、日本では認可がおりていないため使用はできません。
また、日本では他人の骨というと多くの患者さんは拒絶されます。
日本では認可がおりてもなかなか使用は難しいかと思います。

人間以外の動物から得られた骨を使用するという方法もあります。
動物? と聞くと嫌な感じがするかもしれませんが、同じ骨です。
免疫反応が起らない処理をすればまったく問題がありません。
しかし、狂牛病(BSE)で有名になったように実際には問題がなくても『牛の骨を使用します』と言ったら現在希望する人はいるでしょうか?
医療の分野においては 牛 や ブタ の骨を使用した材料は古くから多く存在します。
もちろん その安全性は高く、効果も実正されています。
しかし、患者さんが希望しないかぎり勝手に使用はできません。
そのため現在当医院では、自家骨をまず第一に考え、自家骨では足らない場合には人工の骨を使用します。
(人工の骨は安全性という点では優れていますが骨の再生能力は低いものです。そのため自家骨と混ぜて使用します)

今回の手術時間は、難しかったため、インプラント埋入とGBR法を合わせて約30分程度でした。


次回のブログは2/9(月曜日)になります。

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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。
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