最新インプラント症例ブログ

2010年11月8日

インプラント症例:79回目

11/ 8(月曜日)です。
このインプラント症例ブログは毎週 月曜日木曜日にアップしていますが、暫くの間は 月曜日だけになります。(ちょっと忙しいので…すみません)
『79回目のインプラント症例』になります。

始めに休診のお知らせです。
11月14日(日)は、当ビル全体清掃のため休診となります。

本日の症例は、ソケットリフト法 をご紹介します。
ソケットリフト法の症例については、このブログでもよく紹介しています。

それでは、早速初診時のレントゲンから始めましょう!
スライド01

今回問題が起こっているのが、上顎の左側です。
上顎左側の歯肉が時々腫れるとのことで来院されました。
スライド02

歯肉が腫れた原因はどんなことだったのでしょうか?
その答えは、歯根破折 です。
歯根破折 については、ここ最近のブログでも何度も解説している話しです。
歯根破折 は、神経がない歯では本当に高頻度で起こります。
毎日 診療をしていると 1週間に数人は歯根破折 で抜歯する方が来院されます。
歯根破折 した場合には、基本的に抜歯です。

このブログでも良く解説しますが、神経がない歯は、非常に将来性が悪いです。
前回のブログでも書きましたが、重要な話しですので、今回も解説したいと思います。

神経のない歯はもろく通常の咬む力でも割れてしまうことがあります。
こうした状態を患者さんに説明する時に”木”に例えてお話しすることがあります。
生き生きとした木はたたいたり、蹴ったりしても折れたりすることはありませんが、
枯れた木は折れる可能性があります。
神経を取った歯も枯れた木と同じような状態になります。
神経のない歯は血液供給がなくなるためもろくなってしまうのです。

歯根破折 している部位を拡大して見てみましょう!
以下の黄色まるの部分が歯根破折した歯です。
スライド04

歯の真ん中で割れているのが分かると思います。
(見慣れていないと少し分かりづらいかもしれません。
 竹を縦に割ったように完全に2つに分離しています)
割れている部位をくっつけることはできません。
抜歯となります。
スライド06

歯根破折 の原因には、大きく分けて2つあります。
1.神経がない歯
2.ブリッジとなっている
です。
スライド07

この患者様は、神経がない歯が非常に多いのです。
以下の赤丸が神経がない歯です。
スライド08

抜歯した後の治療計画を考える際には、
単に歯が欠損した部位だけをみて考えるだけでなく、
残った周囲の歯の将来性を考えることが重要です。
今回は、神経がない歯が非常に多いということを十分考えた上で 治療計画を立てることが重要です。
特に今回歯根破折した歯の 前後の歯も神経がない歯です。
それでは、抜歯後には どのような治療方法があり、
それぞれの治療方法には、どのような利点、欠点があるのでしょうか?
抜歯後には、以下の3つの治療方法が考えられます。
1.義歯(入れ歯)
2.ブリッジ
3.インプラント
です。
スライド09

今回の症例の場合、どの治療法が良いのでしょうか?
順番に考えて行きましょう!
まず、義歯(入れ歯)です。
義歯は、抜歯後に型を取るだけの簡単な治療法です。
しかし、取り外し式であることと 違和感が非常に強いため、
多くの患者様は、入れ歯をご希望されません。
今回の患者様も義歯は、ご希望されませんでした。
しかし、義歯は決して悪い治療法ではありません。
きちんと義歯を使いこなせれば、最も簡単(短期間)で 治療費も最も安くできます。
スライド10

次にブリッジです。
ブリッジは、欠損部の両側(前後)の歯を削り、連結した被せ物を装着する治療法です。
義歯とは違い、取り外し式ではありません。
固定式です。
そのため、違和感は、義歯よりはるかに少ない治療法です。
また、保険が適応されますので、高額な治療費にはなりません。
  (欠損の数によっては、保険が適応されないブリッジもあります。
   また、奥歯では保険のブリッジは金属製になります。)
スライド11

しかし、ここで問題なのが、欠損部の両側の歯が神経がないということです。
先にも解説しましたように神経のない歯は、
非常に脆く、歯根破折 のリスクが高いのです。
スライド12

基本的に神経がない歯では、ブリッジを選択しない方が良いでしょう。
患者様は、将来性の低いブリッジは選択されませんでした。
スライド13

上記のようなことを考え、最終的には インプラント治療になりました。
スライド1

以下は抜歯後です。
スライド15

いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために
骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
骨吸収はさほどありません。
まだ、抜歯した部位の穴が残っているだけです。
スライド16

問題となったのが、上顎洞の存在です。
以下の緑線は上顎洞という空洞です。
緑線の内側は空洞なのです。
骨ではありません。
ただの 穴 です。
スライド17

空洞に色をつけたのが以下です。
上顎洞という空洞が大きく存在しているのが分かるかと思います。
スライド18

骨の高さを見てみましょう!
今回欠損部は、2歯分です。
この2欠損部の手前の部分には、骨の高さは、ある程度存在していました。
しかし、奥の欠損部は、骨の高さが非常に少なかったのです。
スライド19

このままの状態で上顎左側の欠損部にインプラントを埋入すると
短いインプラントしか埋入できません。
短いインプラントは、安定が悪く長期的には問題が起こりやすいのです。
そこで少しでも長いインプラントを埋入する計画を立てました。
ソケットリフト法 を応用してインプラントを埋入する計画を立てました。
スライド20


次にソケットリフト法 について解説します。

ソケットリフト法 は、上顎と上顎洞との距離が狭く、そのままではインプラントは不可能であるが、 5mm以上の距離がある場合に行う方法です。
通常インプラントを行うのには最低10mm(予知性のある治療を行うのに必要な最低限の骨量と考えている)の骨の高さが必要であるが、ソケットリフト法を応用すれば 5mmの骨の高さがあればインプラントを行うことができます。
治療自体はインプラントの穴を形成する器具を使用しないため通常のインプラトを行う場合よりも痛みや腫れがない治療法です。

図で解説します。
p_img_04

骨の高さが少ない状態でインプラントを埋入すると
短いインプラントしか埋入できませんし、
無理して長いインプラントを埋入しようとすると
上顎洞内部にインプラントが突き抜けてしまいます。
これではいけません。

そこで、上顎洞を上方に引き上げる方法を行います。
上顎洞は、硬い骨ではありません。
大雑把に言えば、布が垂れ下がっている状態であると思って下さい。
垂れ下がった上顎洞という布を下(下方)から押し上げます。
そして、押し上げてできた空洞に人工の骨を入れ、空洞を維持します。
次に 押し上げられた上顎洞にインプラントを埋入するのです。
p_img_05


ソケットリフト法は、本当に良く使用する治療方法です。
上顎の奥歯では、ソケットリフト法なしでは、できない症例が非常に多いのです。

以下のレントゲンは、ソケットリフト法 を応用してインプラントを埋入した直後です。
スライド21

ちなみに治療期間中ですが、固定式の仮歯を使用していますので、
インプラント手術当日から通常どおりに食事が可能です。
審美的にも問題はありません。
スライド22

次に治療前後のレントゲン比較を見てみましょう!
左側が治療前です。
右側がインプラント手術直後です。
奥のインプラントの尖端が白っぽく見えると思います。
この白い部分がソケットリフト法 によって上顎洞内部に入れた人工の骨です。
スライド23

もう少し分かりやすいように上顎洞とソケットリフト法 によって押し上げられた位置を線で書いてみましょう!
スライド24

以下が治療終了後です。
スライド25


ソケットリフト法 なくしては、この症例は治療ができなかったのです。

次回のブログは11/15(月曜日)になります。
次回もまだまだ続く『インプラント症例』です。
さまざまケースを紹介しますので、きっと あなたと同じような症例があるはずです。

先週のインプラント手術報告

先週のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

本日はソケットリフト法 という話しをしました。
先週もソケットリフト法 のケースはいっぱいありました。
まず1症例目です。
3回目のインプラントオペの患者様です。
上顎左側の奥歯にソケットリフト法 でインプラントを埋入しました。
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次の症例です。
上顎左側の奥歯に2本ソケットリフト法 で埋入しました。
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次の症例です。
このケースは、ソケットリフト法 サイナスリフト法(上顎洞底挙上術) を行いました。
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いかにこうしたケースが多いかが分かると思います。
他にもさまざまなケースがありました。
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ご紹介できなかった症例も治療が終了しましたら
このブログでアップしたいと思います。

治療費
インプラントモニターの場合、1本168.000円(消費税込)になります。
被せ物は、
白い被せ物で 1歯84.000円(消費税込)、
金属製で 1歯58.800円(消費税込)
になります。

当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
ソケットリフト法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。

 インプラントモニター募集(20%割引
現在、新規にインプラント症例集のページを作成しています。
さまざまなケースを見ていただくことにより、よりインプラント治療についてご理解していただきたいと思います。
そのため、症例を公開しても大丈夫という方(インプラントモニター)を募集しています。
インプラントモニターの詳細については、下記をクリックして下さい。
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今回のモニター募集は、できるかぎり多くの症例を掲載したいと思っているため、1歯欠損も募集しています。
何歯欠損でも大丈夫ですので、ご希望がございましたらご連絡下さい。

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そこで、静脈内鎮静法 による麻酔をもっと多くの方にご利用していただくために 今まで3万円かかっていた費用を無料にしました。
これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。
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