最新インプラント症例ブログ

2015年10月15日

最新インプラント症例:242回目

2015年10月15日(木曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科 インプラント症例専門サイト」です。

『242回目のインプラント症例』になります。


本日のケースは、治療としてはさほど難しい治療ではありませんでした。

患者様のご希望 や 治療期間の短縮のために 工夫を行ったケースです。

同じ症例であっても 治療方法というのは、さまざまなやり方があります。

患者様のご希望であったり、
治療費の問題であったり、
大変な治療を避けるためであったり、
治療期間の問題であったり、
治療期間中の仮歯の問題であったり
考えなければいけないことはいっぱいあります。


それでは早速 本日の症例を見てみましょう!

以下は、初診時のレントゲンです。
スライド01

下顎左側の奥歯が腫れるとのことで来院されました。

スライド02

歯根破折 です。

歯根破折 した部分を拡大して見てみましょう!

スライド04

歯根破折 しているのが分かると思います。

歯根破折 についてはこのブログでも頻繁に出てくるケースですので、
お分かりの方も多いかと思います。

始めてこのブログを読まれる方のために
簡単に神経のない歯について解説します。

神経のない歯は もろく 通常の咬む力でも割れてしまうことがあります。

こうした状態を患者さんに説明する時に”木”に例えてお話しすることがあります。

生き生きとした木はたたいたり、蹴ったりしても折れたりすることはありませんが、
枯れた木は折れる可能性があります。

神経を取った歯も枯れた木と同じような状態になります。

神経のない歯は血液供給がなくなるためもろくなってしまうのです。

今回の症例も神経がない歯が折れたのです。

スライド06

以下の赤丸は神経がない歯です。
スライド07


本当に神経がない歯は問題が多いです。
みなさんも神経を取らないように 虫歯には気をつけましょう!

歯根破折 していたので、抜歯と診断しました。

スライド08


以下は抜歯後です。
スライド09

さて抜歯後の治療方法には どのようなことが考えられるのでしょうか?

スライド10


まず、ブリッジです。

ブリッジは欠損部の両側(前後)の歯を削り、
連続した被せ物を装着する方法です。

今回の症例では、2歯欠損に対して4歯分を作製するブリッジになります。
スライド1


今回のケースでは、ブリッジとするために 手前の健康な歯を削ることが必要になります。

また、下顎左側の一番奥の歯(親知らず)は神経がない歯であり、
このままブリッジとしても将来性は非常に低い治療になります。

患者様はご希望されませんでした。
私としてもブリッジはお勧めはしない治療法です。



次の治療方法です。
義歯(入れ歯)です。
スライド12

取り外し式ということもあり、患者様はご希望されませんでした。



次にインプラント治療です。
スライド13

固定式である!
健康な歯を削らない!
将来性が高い!
という点からインプラント治療をご希望されました。
スライド14


しかし、抜歯後に問題がありました。

歯根破折 を起こすと 歯肉が腫れてきます。

腫れるということは、歯肉の中に膿みが溜まる ということです。

この膿みにより、歯を支えている骨が吸収するのです。

通常は、CT撮影でこうした骨吸収程度を見るのですが、
ブログではデータ処理等の問題から
通常のレントゲン写真の方がアップが楽なので
通常のレントゲン撮影データで解説しています。

この骨吸収が今後の治療を大変にするのです。
スライド15


抜歯した部位を拡大して見てみましょう!
スライド16

このレントゲン上で抜歯したを書いてみます。

スライド17

このようながあいているのです。

抜歯した穴を黄色領域であらわします。
スライド18

この抜歯した穴が完全に治るまでには長い年月がかかるのです。

スライド19


こうした場合、インプラントの治療方法には
以下の2つの治療法が考えられます。

1.骨が十分に回復してからインプラントを埋入する方法

2.抜歯した穴の回復を待たずに早期に埋入する方法

スライド20


それぞれの治療方法について 利点、欠点を含めて解説します。

まず、1番目の骨が十分に回復してからインプラントを埋入する方法です。

GBR法(骨増大法) を行い、
骨の回復を待ってからインプラントを埋入するため、
最も確実な治療法と言えます。
スライド21


しかし、治療期間は長くなります。

抜歯後約3〜4ヶ月待ちます。

その後GBR法(骨増大法) を行い、
さらに約3〜4ヶ月待ちインプラントの埋入です。

さらに 骨とインプラントが結合(くっつく)まで約2〜3ヶ月待ちます。
合計で8〜11ヶ月もかかってしまうのです。
スライド22


次に抜歯してすぐにインプラントを埋入する方法です。
スライド23


治療期間は約3ヶ月で終了しますので、治療期間は短くてすみます。
スライド24

こうした治療法を
抜歯即時(抜歯早期)インプラント と言います。
スライド25


しかし、こうした抜歯即時(抜歯早期)インプラント には問題点もあるのです。
スライド26


しかし、患者様のご希望等を考慮し、抜歯即時(抜歯早期)インプラント を選択しました。
スライド27

抜歯即時(抜歯早期)インプラント の問題点の一つには、
骨吸収が大きいため 埋め込んだインプラントが安定しにくい点があります。
スライド28


そこで、インプラントが安定するために 以下のポイントに注目しました。
抜歯した歯の中間部には骨の高まり(凸部)が残っているのです。
スライド29


この骨の骨の高まり(凸部)にインプラントを埋め込むのです。
そのためには、インプラントの埋め込む位置を若干ですが、奥側に移動させることが必要です。
スライド30


これでインプラントの安定が望めます。
スライド31


以下は最終的なインプラントの埋入位置とプランです。
スライド32


以下がインプラントを埋入した直後です。
スライド33


以下は、被せ物が装着され、インプラント治療が終了した直後です。
スライド35


インプラントを埋め込んだ位置が若干後ろ側になりますので、
被せ物の形態に若干の問題が残りますが 今回の症例は、
治療期間の短縮、
インプラントの安定、
大変な治療を少しでも避ける
といったことを考慮して行ったケースです。

時間をかけてGBR法(骨増大法) を行ってからインプラントを埋入した方が良いのか?
早期にインプラントを埋め込んだ方が良いのか?
は、
骨吸収の状態 等の口腔内だけでなく、
患者様のご希望であったり、
治療費の問題であったり、
大変な治療を避けるためであったり、
治療期間の問題であったり、
治療期間中の仮歯の問題であったり
等を考慮して決定されるのです。

使用したインプラントは
ストローマンインプラント(ITIインプラント) です。

治療費
上記の症例をインプラントモニターで行った場合の治療費は以下になります。

インプラント   1本  160.000円(消費税別) 
被せ物(白い歯) 1歯分 100.000円(消費税別)〜 になります。
治療費をさらに抑える方法として 被せ物を金属製にする方法があります。
金属製の被せ物は、 1歯分 90.000円(消費税別)になります。
インプラントの土台(アバットメント)は、1装置54.000円(消費税別)になります。

インプラントモニターの詳細は、以下をご覧下さい。


インプラントモニターは期間限定で行なっている制度です。
モニター終了後は通常料金となりますので、
ご希望される方は、お早めに受けられて下さい。

治療費は現時点での費用であり、今後変更になる可能性があります。

当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
ソケットリフト法 の費用が含まれています。


このブログが始まって以来 毎週木曜日にアップしていましたが、
現在 毎週 大学病院で外来診療と講義を行うことになったため、
ブログの更新が不規則になると思います。
毎週ご覧になっていただいている方も多くいらっしゃるかと思いますが、ご理解いただければと思います。
できるかぎり毎週木曜日にアップしたいと考えております。


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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。
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