最新インプラント症例ブログ

2014年10月2日

最新インプラント症例:223回目

2014年10月 2日(木曜日)です。

始めに今月の休診案内です。

10月18日(土曜日) 午後
10月19日(日曜日) 午前 午後
  日本歯周病学会参加のため



このブログはインプラント症例を紹介するブログです。


『223回目のインプラント症例』になります。

さて、本日の症例は、歯がほとんどない方のインプラント治療です。(再アップケース)
だいぶ前のケースです。
もう15年近く経っているケースです。」

患者様は、上下顎の歯が グラグラ で食事がほとんどできない状態で来院されました。

歯周病の検査をすると 歯を支えている骨は、ほとんど吸収してしまっている状態でした。

私は、日本歯周病学会の歯周病専門医 ですが、
どのような状態でも歯を残せるわけではありません。

今回の患者様は、歯を支えている骨がほどんと吸収 してしまっていました。

どの程度骨吸収が進行していたかと言いますと
『歯を支えている骨が90%以上吸収していた!』のです。

もうグラグラです。

初診時の口腔内写真から見てみましょう。
スライド1


骨吸収が進行しているため、歯がグラグラ と動いているため、
歯と歯の隙間が大きくなっています。

また、歯周病の原因となっている歯石が大量に付着しているのが分かるかと思います。

以下の写真は、上下顎を内側から見たところです。
スライド2


左側の奥歯は、欠損しています。

それでは、初診時のレントゲンを見てみましょう。
スライド3


いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために 骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
スライド4


以下のレントゲンは、
骨吸収した部位を赤色であらわしたものです。
骨がかなり吸収しているのが分かるかと思います。
スライド5


先にも解説したように すでに90%以上の骨が吸収してしまっている状態でした。

大変な状態です。

問診で患者様は、歯磨きを行う習慣がほとんどなかった ことが分かりました。

歯石の付着状況からしても 患者様は、歯磨きがほとんど行われていなかったことが分かります。

歯周病は感染症 です。

歯石の内部には、細菌(歯周病細菌)がいっぱい生存しています。

この細菌が原因となり、骨吸収が起こったのです。

歯周病の治療の中には、失った(吸収した)骨を再生(回復)させる治療法があります。
GTR法 エムドゲイン法 です。

しかし、これらの骨再生治療は 魔法の治療法ではありません。
骨が再生するといっても骨再生には限界(適応症) があります。

私自身も歯周病専門医 ですから、こうした骨再生治療 を含め歯周病治療 が当院の診療の基本になっています。

しかし、この患者様の場合、とても保存することができない状態でした。

1歯を残して全て抜歯と診断しました。
スライド6


それでは、
『抜歯と診断した歯以外は、本当に残すこができなかったのでしょうか?』

徹底した 歯周病治療 を行えば、もう何本か(3〜4歯程度)保存することは可能かもしれません。

しかし、あと数本の歯を抜歯しないで残したとしても その将来性はほとんどありません。

結果的にすぐにダメになってしまうでしょう。

また、完全にダメな歯を中途半端に残してしまうと
逆に治療計画が難しくなってしまいます。

特に 抜歯後にインプラント治療を計画した場合、
ダメな歯を無理矢理残すとさらに問題が大きくなってしまいます。

例えば、下顎の右側の奥歯を2歯のみ、
下顎の左側の奥歯を1歯のみ、
下顎の前歯部を2歯のみ
なんとか残せたとします。

そして、抜歯した欠損部には、インプラントを埋め込んだとします。

しかし、無理矢理残した歯は グラグラしているため噛むことはできません。
せっかく治療を行ったのに 食事が十分にできません。

また、無理矢理残した歯も 近いうちにダメになっていきます。

インプラントによって欠損部を治療したとしても 
残した歯がダメになってしまえば、また欠損部ができてしまいます。

そして、また新たに欠損部にインプラント治療を行うことが必要になってしまうのです。

こうしたことを繰り返すとインプラントを埋入する本数もどんどんと増えていきます。

治療費も年々増加していくだけです。
治療もいつまでたっても終わりません。

また、最も問題なのは、残した歯が重度歯周病であった場合、
一度歯周病を治しても、現在の口腔清掃状態が続くと
必ず歯周病は再発してしまいます。

歯周病が再発するということは、
その歯に歯周病細菌が増殖するということです。

歯周病細菌は、天然歯だけでなく、
インプラントにも感染します。

そのため、あまりにも重度の歯周病の歯を無理に残すと
その残した歯自体が歯周病が再発すると
インプラントにも感染するリスクが高いのです。

インプラントも歯周病細菌に感染するとダメになってしまいます。

インプラントが歯周病のような状態になることを
インプラント周囲炎と言います。

患者様にとって抜歯ということは、非常にためらうこと(嫌なこと)ですが、
私達歯周病専門医 からすれば、
『この歯は徹底した治療を行えば、十分治る!』
『この歯は絶対に治らない!』
『ダメな歯を無理に残すと 逆に問題が大きくなる!』
といったことが分かるのです。

そのため、
歯を残すことで治療を複雑にしたり、
他の歯へ感染してさらに悪化させたり、
いつまでも治療が終わらなかったりすると判断した場合には、抜歯と診断します。

将来性を考えた 適切な治療計画がないと決して良い結果にはなりません。

こうしたことに 患者様はご理解していただけました。

患者様ご自身もほとんどの歯がグラグラで
指で触っても取れてしまう状況であることは十分に分かっていましたので、
患者様のご希望は、
『早く きちんと噛めるようになりたい!』
『 再治療を繰り返すようなことはしたくない!』
『将来的にも不安がない治療を行いたい!』
『審美的にも問題がない状態にしたい!』
『治療費も最小限にしたい!』
とのご希望がありました。

また患者様は、今まで義歯(入れ歯)を使用した経験がなかったために、
義歯への不安をかなり持っていました。

そこでまずダメな歯を抜歯し義歯(入れ歯)を作成することから始めました。
義歯は抜歯前に型を取り、作成しておきます。

そして、抜歯と同時(当日)に義歯を装着します。
歯がないという期間は1日もありません。

こうした抜歯した当日に装着する義歯のことを
即時義歯と言います。

そして、義歯(総入れ歯)になった状態で暫く経過をみていただきました。

義歯にはなかなかなれない状態でしたが、上顎はなんとか使用できるようでした。

しかし、下顎の義歯は違和感が強くまったく使用でいない状態でした。

そこで、下顎にはインプラントを埋入し、完全固定式のブリッジを作成する計画を立てました。
以下のレントゲンは、抜歯後のインプラント診査時です。
スライド7


インプラントの治療計画は、骨吸収等を考え以下のようになりました。
スライド8


以下のレントゲンは、下顎のインプラント治療が終了した後です。
スライド9


下顎は、完全固定式ですので もともと歯があった状態に回復できたのです。

患者様も何十年ぶりに、きちんと食事もでき、
審美的にも満足できると 非常に喜んでいただけました。

上顎については、このまま義歯のご使用に問題がなければ、そのまま使っていただきますが
ご希望により インプラントによる固定式のブリッジを作成することも可能です。



治療費
上記の症例をインプラントモニターで行った場合の治療費は以下になります。

インプラント   1本  160.000円(消費税別) 
被せ物(白い歯) 1歯  100.000円(消費税別)〜 になります。
治療費をさらに抑える方法として 被せ物を金属製にする方法があります。
金属製の被せ物は、1歯 70.000円(消費税別)になります。


当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
ソケットリフト法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。


このブログが始まって以来 毎週木曜日にアップしていましたが、
今年の4月から毎週 大学で講義を行うことになったため、
ブログの更新が不規則になると思います。
毎週ご覧になっていただいている方も多くいらっしゃるかと思いますが、ご理解いただければと思います。
できるかぎり毎週木曜日にアップしたいと考えております。


 インプラントモニター募集(インプラント手術費用20%割引
インプラントモニターの詳細については、下記をクリックして下さい。
      インプラントモニター(手術費用20%割引)
今回のモニター募集は、できるかぎり多くの症例を掲載したいと思っているため、1歯欠損も募集しています。
何歯欠損でも大丈夫ですので、ご希望がございましたらご連絡下さい。

最近インプラント治療を行う際に静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) をご希望される方が非常に多くなってきています。
そこで、静脈内鎮静法 による麻酔をもっと多くの方にご利用していただくために 今まで3万円かかっていた費用を無料にしました。
これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
そのため、暫くの間 試験的に無料とさせていただくことにしました。
ご希望の方は、ご利用下さい。
圧倒的に楽にインプラント治療が行えます。


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 歯科治療で分からないこと や ご心配ごと をメールして下
 さい。
 基本的に、当日に回答させていただきます。

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欠損部からインプラントの治療費や治療期間(治療回数)等をお答えします。

  ・インターネット・オンライン予約 はこちらをクリック
休診日でも24時間 オンラインで予約が行えます。




大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。
2014年9月18日

最新インプラント症例 222回目

2014年 9月18日(木曜日)です。

スタッフ募集(アルバイト / パート)
詳細は、以下をご覧になって下さい。
    求人情報


休診案内
9月23日(火)は、秋分の日のため休診となります。



このブログはインプラント症例を紹介するブログです。



『222回目のインプラント症例』になります。

本日の症例は以前に解説したケースです。
非常に簡単な治療でしたが、もっともよくあるパターンです。
きっと多くの方に当てはまるかと思います。

本日のテーマですが、
1.噛み合わせの安定は非常に重要!
2.状況を悪化させないためには、早期の対応が大切!
3.神経がない歯が多い人は、上記の2つが特に重要!!
という内容です。

今回ご紹介する症例は、インプラント治療としては非常に簡単なケースです。
骨吸収もほとんどありませんでした。
いつもこのブログでご紹介する症例は、骨吸収が非常に進行しているため、
GBR法(骨増大法)
PRP法
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
ソケットリフト法
サイナスリフト法(上顎底挙上術)
を行うようなケースがほとんどでした。
また、骨移植等の大変な治療を避けるために
カンチレバー
インプラントの傾斜埋入
といった治療法を行うようなケースも数多く紹介してきました。
しかし、このような難しいケースばかりではありません。
骨吸収もなく簡単に治療が行える症例もあります。

今回の治療の大きなポイントは、現在抱えている問題を最小限に抑えるためにインプラント治療を選択することが重要であった症例です。
今回のような症例は当てはまる方が多くいらっしゃるかと思います。

それでは初診時のレントゲンから見てみましょう。
スライド1

右下の奥歯と左下の奥歯の被せ物が取れてしまったため、
『奥歯で物が噛めない!』との問題から当医院を受診されました。
診査をすると被せ物が取れた歯は、虫歯が非常に深い状態でした。
スライド2

上顎の左側の奥歯も被せ物が取れている状態でした。
スライド3

これらの歯は神経がない歯です。
このブログでも良く書いていますが、神経のない歯は非常に脆く、通常の噛む力でも折れてしまう確立が非常に高いのです。
歯根破折 です。

以下の青丸:●が神経がない歯です。
スライド4

治療計画としてまず、虫歯の深い歯は保存不可能であったため、抜歯としました。
スライド5

以下が抜歯後です。
スライド6

抜歯後は、下顎の左右の奥歯が欠損してます。
当然のことながらこの部分では噛めないことになります。
欠損部分で噛めないと 噛む力は他の歯へおよびます。
もし、今後もこの欠損した状態が続くと神経のない歯への負担が大きくなり歯根破折 を起こす可能性が高くなります。
歯根破折 によりまた新たに欠損が増えれば、さらに残った歯への負担が増します。
この時点で欠損部位を拡大させないことが重要なのです。
以下がインプラントの治療計画です。
スライド7

以下は、インプラント治療後です。
スライド9


ここで最初に解説した『本日のテーマ』をおさらいします。
本日のテーマは
1.噛み合わせの安定は非常に重要!
2.状況を悪化させないためには、早期の対応が大切!
3.神経がない歯が多い人は、上記の2つが特に重要!!
です。
今回の患者様は、下顎の左右奥歯が欠損したこの時点で
欠損部位にインプラント治療を行ったことが多きなポイントです。
欠損部にインプラントを埋入することにより、噛み合わせの安定が得られます。
これにより神経がない歯への負担を最小限にすることが可能になります。

簡単なケースでしたが、将来的なことを考えれば
インプラント治療は非常に有効な治療方法でした。

治療費
上記の症例をインプラントモニターで行った場合の治療費は以下になります。

インプラント   1本  160.000円(消費税別) 
被せ物(白い歯) 1歯  100.000円(消費税別)〜 になります。
治療費をさらに抑える方法として 被せ物を金属製にする方法があります。
金属製の被せ物は、1歯 70.000円(消費税別)になります。

当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
ソケットリフト法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。


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最近インプラント治療を行う際に静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) をご希望される方が非常に多くなってきています。
そこで、静脈内鎮静法 による麻酔をもっと多くの方にご利用していただくために 今まで3万円かかっていた費用を無料にしました。
これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
そのため、暫くの間 試験的に無料とさせていただくことにしました。
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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
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2014年9月4日

最新インプラント症例:221回目

2014年 9月 4日(木曜日)です。

始めにお知らせです。
スタッフ募集(アルバイト / パート)
詳細は、以下をご覧になって下さい。
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9月14日:日曜日は、
日本口腔インプラント学会出席のため、院長不在となります。
午後は休診となります。


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『221回目のインプラント症例(再アップケース)』になります。

本日ご紹介する症例は、上顎の歯が1本もない方です。(上顎総入れ歯の患者様)
もともと 他歯科医院に通院されていました。
上顎が総入れ歯であり、食事に不自由を感じていたため、
インプラント治療をご希望されていました。
しかし、上顎の骨吸収が非常に大きく、インプラント治療が困難のため、
通院されている歯科医院から紹介を受けて当医院を受診されました。
当医院には、こうした他の歯科医院からの紹介がよくあります。

それでは早速始めましょう!
以下が初診時のレントゲン写真です。
スライド01

上顎は、歯が1本もありません。
あとで詳細は解説しますが、骨吸収が非常に著しく起こっています。
下顎右側のインプラントは、紹介先の歯科医院ですでに行ってありました。
スライド02

いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために
骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こすの骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
かなりの骨吸収が起こっているのが分かるかと思います。
毎回このブログを見られている方は、かなり見慣れた線であるかと思います。
スライド03

さらに わかりやすくするために、
骨吸収部位を赤色で表示します。
非常に骨吸収が大きいのが分かるかと思います。
スライド04

次のレントゲンは、上顎洞という空洞です。
骨ではなく、穴が開いているのです。
いつもこのブログをご覧になっている方はもうすでにご存知のことと思います。
現状のままでは、穴の中にインプラントを埋め込むことはできません。
上顎洞の詳細は、以下を参考にして下さい。
        上顎洞
スライド05

上顎洞緑色の領域であらわします。
奥歯では、この
上顎洞 の存在のために、骨の高さが少なくなっているのが分かるかと思います。
次は、鼻腔という鼻の穴です。
当然鼻の穴の中にインプラントを埋め込むことは不可能です。
スライド08

これらの情報をみると骨吸収上顎洞の存在、鼻腔の存在からインプラント治療が困難であることが分かるかと思います。
スライド09

奥歯においては、骨の高さが1〜3ミリ程度しかありません。
これでは、インプラント治療は難しい状態です。
スライド10

もし、このままの状態でインプラントを埋め込むと以下のように非常に短いインプラントを埋め込むしか方法はありません。
実際には以下のような短いインプラントはありませんし、
短いインプラント埋め込んだとしても 将来性は非常に低いものとなります。
スライド11

もし、この奥歯にインプラントを行うとなると上顎洞 内部に骨移植を行うことが必要になります。
スライド12

この骨移植をサイナスリフト法(上顎洞底挙上術) と言います。
スライド13

上顎の奥歯で骨吸収が大きい場合には、この治療法を行うことが最も確実になりますが、
治療の大変さがかなりあります。
治療後の腫れ 等がかなり起こるのです。

患者様にサイナスリフト法(上顎洞底挙上術) について説明をさせていただいとところ
「大変な治療は避けたい!」
というご希望もありましたので、
骨移植を伴うサイナスリフト法(上顎洞底挙上術) は行わないことにしました。

今回のケースでは、骨の高さが1〜3ミリ程度しか存在していなかったため、
非常に困難なケースと言えます。

本来 上顎の奥歯にインプラント治療を行う場合、
理想的には10ミリ以上の骨の高さが存在することが必要です。
しかし、10ミリ以上の骨の高さが存在するケースは、少ないのが現状です。
それでも骨の高さが5ミリ程度存在すれば、
インプラント治療は可能となります。
上顎の奥歯において骨の高さが5ミリ程度存在する場合には、
ソケットリフト法 という治療法を併用することにより、
比較的簡単にインプラント治療が可能となります。

今回の症例とは違いますが、参考資料としてソケットリフト法 を解説します。

先に説明しました上顎洞は、硬い骨ではありません。
分かりやすく説明すると
少し硬い布が垂れ下がっている状態
と思って下さい。
しかし、この布は破れやすいのです。
それではソケットリフト法 の具体的な治療方法について解説します。
骨の高さが少ない状態で 無理に長いインプラントを埋入しようとすると
上顎洞を突き破ってしまいます。
そして、上顎洞が破れてしまいます。
p_img_04

そこで、以下のように治療を行います。
図1:
上顎洞の手前 1ミリまで骨に穴を開けます。
この1ミリ手前までというのが重要なポイントです。

図2:
開けた穴に 人工骨 を入れます。
人工骨の種類については今回省略しますが、
当医院で使用しているのはβーTCPという完全な人工で精製された骨です。
安全性が非常に高い材質です。
この人工骨を穴に入れた状態で、下から(穴を開けた骨の入口から)
棒状のオステオトームと言われる器具でたたきます。
この時 患者様には、コンコン とたたかれている感じがあります。
人工骨(βーTCP)を入れてたたき、
上顎洞の中に人工骨(βーTCP)を入れていきます。
この作業を何回か繰り返します。
そうすると上顎洞の中に少しずつ人工骨(βーTCP)が入り込みます。

図3:
結果的にインプラントを埋入するための骨の高さが確保されます。
p_img_05

ここまでがソケットリフト法 の術式です。

次にソケットリフト法 の参考症例を見てみましょう!
先日紹介した症例から抜粋します。
上顎左側の奥歯が欠損しています。
スライド14

同部位では、骨の高さが4〜5ミリ程度しか存在しません。
スライド15

このままであると短いインプラントしか埋め込むことができません。
スライド16

そこでソケットリフト法 の治療計画を立てます。
スライド17

以下がソケットリフト法 でインプラントを埋入した直後です。
スライド18

ソケットリフト法 の状態を拡大して見てみましょう!
以下の丸で囲んだ部位を拡大します。
スライド19

拡大したところです。
スライド20

この写真に骨の状態上顎洞の線を書いたのが以下です。
スライド21

ソケットリフト法 により以下の青線まで上顎洞が押し上げられました。
スライド22

以下は治療後です。
スライド23

このようにして骨の高さが少ない場合でもインプラント治療は可能となるのです。
しかし、今回のケースでは骨吸収が大きいため、患者様のご希望もあり、
無理をせず、他の対処方法でインプラント治療を行いました。
それがカンチレバー という治療方法です。
以下のような方法です。
スライド24

上顎前歯部のインプラント埋入が可能な部位に6本のインプラントを埋入し、
奥歯の部分には、連結した被せ物を延長させる形でブリッジを行います。

こうしたことは全てのケースで適応される治療法ではありませんが、
噛み合わせ等を考慮して決定されます。
今回のメインとなる考慮した方法です。

ちなみに上顎前歯部も簡単な状態ではありませんでした。
骨吸収は非常に大きく かなり困難を極めました。
GBR法(骨増大法)
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
PRP法
等 さまざまなことを併用して始めてインプラント治療が可能となる症例でした。
以下は、インプラント埋入後です。
スライド25

治療期間中は、固定式の仮歯 を使用していただきます。

手術後の時点では、1本のインプラント(左から3番目)は骨との安定が悪いため、
インプラントの土台 は使用しない状態としました。
骨との安定(結合)を待ち型取りとなります。
それまでは、固定式の仮歯となりますので、噛めないということはありません。


以下は、治療終了後です。
スライド26

このようなケースは、治療後も綿密なケアーを行っていくことが重要です。

使用したインプラントは、アンキロス インプラント です。
前歯部に適したインプラント(プラットホーム・スイッチング) となっています。

今まで長い間義歯(総入れ歯)をされていた患者様にとっては、大変快適な状態となり、
喜んでいただきました。
「硬い物も食べられるようになり、本当に良かった!」
とおっしゃっていただきました。

患者様は、定期的に きちんとメインテナンス(定期検査) にいらしていただいております。

今後 現在の状態が長く続くように努力していくことが重要です。

治療費
上記の症例をインプラントモニターで行った場合の治療費は以下になります。

インプラント   1本  160.000円(消費税別) 
被せ物(白い歯) 1歯  100.000円(消費税別)〜 になります。
治療費をさらに抑える方法として 被せ物を金属製にする方法があります。
金属製の被せ物は、1歯 70.000円(消費税別)になります。

当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
ソケットリフト法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。



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最近インプラント治療を行う際に静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) をご希望される方が非常に多くなってきています。
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2014年8月21日

最新インプラント症例:220回目

2014年 8月21日(木曜日)です。

このブログはインプラント症例を紹介するブログです。

『220回目のインプラント症例』になります。

前々回のブログ では、上顎の奥歯では 骨吸収 と 上顎洞 の存在のため、
長いインプラントが埋め込むことでできないために、ソケットリフト法 を併用してインプラントを行ったケースを報告しました。

ただし、ソケットリフト法 はどのような骨吸収が大きい症例でも対応できるわけではありません。

骨吸収があまりにも大きい場合には、インプラント自体が埋め込めないため、骨移植を伴うサイナスリフト法(上顎洞底挙上術) を行うことがあります。

サイナスリフト法(上顎洞底挙上術) は、骨吸収が非常に大きく、
残っている骨の量が少なくても
インプラントを行える治療法の一つです。

当医院でも行っています。

しかし、私自身は、骨移植を伴うサイナスリフト法(上顎洞底挙上術) は治療に対する患者様の負担が大きいことから できるかぎり避けたいと考えています。

もちろん他に治療方法がない場合には、サイナスリフト法(上顎洞底挙上術) を行うこともありますが、
他に対応方法があれば、できるかぎり他の治療法を行いたいと考えています。

本日の症例は 以前にも紹介したケースですが、
上顎の奥歯に骨吸収が大きかったため、インプラントの傾斜埋入という治療方法で対応しました。

それでは早速始めましょう!
10年以上前に行った症例です。
以下は初診時のレントゲン写真です。
スライド01

患者様は、上顎の左右奥歯と下顎右側の奥歯がないため、食事ができないとのことで来院されました。

義歯は使用していましたが、違和感が強くほとんど食事ができない状態でした。

なんとか義歯ではない方法はないかと思い、当医院を来院された方です。

10年以上前は、現在よりインプラント治療が普及していない時期でした。
患者様が知り得る情報も限られていました。
そのため、ご紹介を受けて来院された方です。

歯はない部分は多数存在していました。
上顎右側の奥歯は 5歯欠損、
上顎左側の奥歯は 4歯欠損、
下顎の右側奥歯は 3歯欠損
でした。

スライド02


患者様は、初診時からすでにインプラント治療を行いたいとの強いご希望がありました。

そこで診査を行いましたが、さまざまな問題がありました。

一番大きな問題は、上顎の奥歯の骨吸収です。

いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために
骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
骨がかなり吸収しているのが分かるかと思います。

いつもこのブログを見られている方には、だいぶなれた骨吸収の線だと思います。

始めてこのブログを見られている方は、是非この骨吸収の線を覚えて下さい。

当医院にインプラント治療をご希望されて来院される方で
骨吸収がある患者様には、インプラント治療計画時に
今回の症例と同じように骨吸収の線を書いたインプラントシュミレーション計画をお渡ししています。

当医院に来院される患者様の多くは、このブログを見られているようですので、
このブログを十分にご理解されると
患者様それぞれに合わせた治療計画書をお渡しする際にさらに分かりやすくなると思います。

それでは、骨吸収の線を書いたレントゲンになります。
スライド03

もっと分かりやすくするために、骨が吸収した領域を赤色で表記します。

スライド04

骨吸収が非常に進行しているのが分かります。

さらに問題となったのが、上顎洞です。

以下のレントゲンの緑線は上顎洞という空洞です。

緑線の上方は、骨ではなく、穴が開いているのです。

いつもこのブログをご覧になっている方はもうすでにご存知のことと思います。

上顎洞の詳細は、以下を参考にして下さい。
        上顎洞
スライド05


上顎洞をもっと分かりやすくするために 上顎洞という空洞を緑色の領域で表してみましょう。

緑色の領域の部分は、全て空洞です。

骨吸収と空洞をみると奥歯には、ほとんど骨が存在していないのが分かるかと思います。
スライド07


部位別に残っている骨の高さを見てみましょう!
スライド08


奥歯は本当に骨吸収がひどく、インプラント治療が難しそうですね。

インプラントは骨の中にネジ(インプラント)を埋め込む治療です。
骨がなければ、インプラントを埋め込むことすらできません。

もし、この状態でインプラントを埋入すると以下のようになってしまいます。
スライド09


奥歯では、非常に短いインプラントになってしまいます。

現実問題として このような短いインプラントは存在しませんし、
もし、存在していたとしても これでは当然のことながらダメになってしまいます。

それでは、どうすればインプラントを埋入できるのでしょう?

一般的には、上顎洞という空洞の中に 骨の移植を行います。
本日の最初に説明をしました上顎洞に 骨の移植を行う治療をサイナスリフト法(上顎底挙上術) です。

スライド10

ただし、この治療法はかなり大変な治療になってしまいます。

患者様には、骨吸収が大きいため、骨の移植手術を伴うサイナスリフト法(上顎底挙上術) が必要なことをお話しました。

しかし、患者様は
『大変な治療は行いたくない!』とのご希望がありました。

そこで以下のようなプラン(治療計画)を立てました。
スライド11

ソケットリフト法
インプラントの傾斜埋入
という治療を駆使してインプラントを埋入する方法です。

スライド12

ソケットリフト法 は適応症はありますが、比較的患者様の負担が少ない治療法です。

上顎の奥歯で骨吸収があり、骨の高さが少ない場合には頻繁に使用される治療法です。

また、それでもインプラントが埋入できない部分には、無理にインプラントを埋入せずに
奥の骨が少しでも残っている部分にインプラントを斜めに埋入することにしました。

奥の骨が残っている部分は、親知らずがあった場所です。
この場所は比較的 骨が残っていることが多く、私自身 良く利用する場所です。

親知らず部分にインプラントを斜めに埋入(インプラントの傾斜埋入 )することで 可能となる治療方法です。

患者様もこの治療計画に同意していただけました。

そこでインプラントの診査になります。

以下はその診査の一つです。
インプラントを埋入する位置の確認です。
スライド13


そして インプラントの埋入に移ります。

まず最初に右側にインプラントを4本埋入しました。
ソケットリフト法 インプラントの傾斜埋入 を行ってです。

スライド14


次に左側にもインプラントを4本埋入します。
スライド15


さて次に考えなければいけないのが、下顎右側の欠損です。

下顎右側には2本のインプラントを埋入し3歯分を作製するインプラントブリッジの治療計画を立てました。
以下のようなプランです。
スライド16


以下が下顎右側にインプラントを埋入した直後です。
スライド17

インプラントと骨が結合(くっつく)まで待ちます。

上顎で約3〜4ヶ月、
下顎で約2〜3ヶ月
です。

その後、仮歯を作製します。
スライド18

この時点で下顎左側の奥歯が腫れてきました。

スライド19

初診時にすでにこの部分は、抜歯が必要なことをお話してあったため、この後抜歯となりました。

スライド20


抜歯後には以下のような治療計画になりました。
スライド21


ただし、抜歯した部位にインプラントを埋入するためには、抜歯部が治ってからの方が良いため、
まず1本のみを先に埋入し、抜歯部へのインプラント埋入は その後 行うことにしました。

スライド22


以下がインプラントの被せ物を行った後のレントゲンです。
スライド23


今後は、下顎左側の奥歯にインプラントを1本追加して終了です。
スライド24




治療費
上記の症例をインプラントモニターで行った場合の治療費は以下になります。

インプラント   1本  160.000円(消費税別) 
被せ物(白い歯) 1歯  100.000円(消費税別)〜 になります。
治療費をさらに抑える方法として 被せ物を金属製にする方法があります。
金属製の被せ物は、1歯 70.000円(消費税別)になります。

当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
ソケットリフト法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。




 インプラントモニター募集(インプラント手術費用20%割引
インプラントモニターの詳細については、下記をクリックして下さい。
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今回のモニター募集は、できるかぎり多くの症例を掲載したいと思っているため、1歯欠損も募集しています。
何歯欠損でも大丈夫ですので、ご希望がございましたらご連絡下さい。

最近インプラント治療を行う際に静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) をご希望される方が非常に多くなってきています。
そこで、静脈内鎮静法 による麻酔をもっと多くの方にご利用していただくために 今まで3万円かかっていた費用を無料にしました。
これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
そのため、暫くの間 試験的に無料とさせていただくことにしました。
ご希望の方は、ご利用下さい。
圧倒的に楽にインプラント治療が行えます。


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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。
2014年7月31日

最新インプラント症例219回目

2014年 7月31日(木曜日)です。


始めに夏期休診案内です。
8月11日(月)〜18日(月)まで休診とさせていただきます。
休診中の連絡は以下よりメールでご連絡下さい。
    夏期休診中の連絡メール


このブログはインプラント症例を紹介するブログです。

このブログが始まって以来 毎週木曜日にアップしていましたが、
今年の4月から毎週 大学で講義を行うことになったため、
ブログの更新が不規則になると思います。
毎週ご覧になっていただいている方も多くいらっしゃるかと思いますが、ご理解いただければと思います。
できるかぎり毎週木曜日にアップしたいと考えております。

『219回目のインプラント症例』になります。


本日ご紹介する症例(再アップ症例)は、典型的な歯が次々にダメになるケースです。
初診時 患者様は重度の歯周病です。
非常に歯周病が進行していました。
また、下顎の左右の奥歯が欠損していてました。
スライド01

スライド02

だいぶ古い症例ですので、レントゲンが見にくくてすみません。
残っている歯も大きな問題がありました。
歯周病が進行しているため、歯を支えている骨の吸収が高度に起こっていました。
下顎の歯はグラグラで指で触っても取れそうなくらいの状態でした。
また、下顎の奥歯が欠損しているため、前歯でしか噛めない状態でしたので、
前歯に負担が加わっていたため、上顎の前歯もグラグラでした。
スライド03

このような状態は、典型的に歯が次々にダメになるパターンです。
歯周病が起こり、
歯が抜け、
噛むところが少なくなるため、残っている歯に負担がかかり、さらに歯がダメになる…
最終的には、全ての歯が抜けきます。
その間 義歯を何度も作成したり、
抜歯を繰り返したり、
腫れ、痛みも頻繁に起こります。
きちんとした食事ができずに、生活習慣にも問題が生じます。
食事がきちんとできないために健康面にも問題が起こります。
完全に悪循環になっていきます。

このような方は、本当に多いです。
どこかでこの悪循環を経つことが大切です。
歯周病については、きちんとした歯周病治療を行うことで改善されてきますが、
吸収してしまった骨は、基本的には元に戻りません。
そのため、グラグラは改善しないのです。
骨吸収が起こった歯は、そのうち噛む力に耐えきれずに ダメになるのです。

このような症例の場合、
今後 歯をきちんと保存するためには、
1.徹底した歯周病治療!
2.噛み合わせの安定!
が重要になってくるのです。

話しは初診時の状態に戻ります。
歯周病の放置、
下顎の奥歯の欠損状態を放置した結果、
さまざまな問題が起こっていました。
先程も書きましたように 奥歯で噛めないため、前歯に負担が加わっています。
さらに上顎の奥歯にも問題が生じていました。
噛み合う下顎の歯がないため、上顎の奥歯が下方に挺出してきたのです。
スライド04

次に歯周病による骨吸収について解説します。
歯周病を放置すると歯を支えている骨が吸収します。
いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために
骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
スライド05

骨吸収がかなり進行しているのが分かるかと思います。
どの歯をとっても非常に厳しいことには変わりませんが、
患者様のご希望としては、
『なんとか自分の歯を残したい!』との強いご希望がありました。
『抜歯したくない!』というのは
当然のことながら 誰もが持っている希望です。
たたし、私達歯科医師は、口腔内全体を考えて治療計画を立てること重要です。
歯周病治療を行っても治らない状態の歯を無理に残すと
結果的に他の問題のない歯へも感染したり、
骨吸収をさらに加速します。
今回の患者様の場合、きちんとした治療目標を立てることが重要です。
以下の3つが治療の大きな目的になります。
1.感染拡大を防止するためにも、歯周病を行っても治らない歯は抜歯する!
  (ダメな歯と残る歯の判断をきちんとする)
2.徹底した歯周病治療を行う!
3.歯周病治療だけを行っても 噛み合わせを改善することはできないので、
  上顎の前歯がダメになってしまうので、噛み合わせをきちんとさせる!
スライド07

下顎の奥歯の欠損部に対しては、噛み合わせ安定のため、インプラント治療を行う計画を立てました。
スライド08

左右の奥歯は3歯欠損つづです。
3歯欠損には、2本のインプラントを埋入し、インプラントブリッジとします。
以下がインプラント手術直後です。
スライド09

治療終了後が以下になります。
スライド10

今回の症例のように 歯周病 と 噛み合わせ には大きな関係があります。
歯周病を治すためには、噛み合わせの安定が大切なのです。


治療費
インプラントモニターで行った場合の治療費は以下になります。

インプラント   1本  160.000円(消費税別) 
被せ物(白い歯) 1歯  100.000円(消費税別)〜 になります。
治療費をさらに抑える方法として 被せ物を金属製にする方法があります。
金属製の被せ物は、1歯 70.000円(消費税別)になります。

当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
ソケットリフト法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。




 インプラントモニター募集(インプラント手術費用20%割引
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今回のモニター募集は、できるかぎり多くの症例を掲載したいと思っているため、1歯欠損も募集しています。
何歯欠損でも大丈夫ですので、ご希望がございましたらご連絡下さい。

最近インプラント治療を行う際に静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) をご希望される方が非常に多くなってきています。
そこで、静脈内鎮静法 による麻酔をもっと多くの方にご利用していただくために 今まで3万円かかっていた費用を無料にしました。
これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
そのため、暫くの間 試験的に無料とさせていただくことにしました。
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2014年7月10日

最新インプラント症例:218回目

2014年 7月10日(木曜日)です。

本日の症例の方は、上顎の左右奥歯が1歯づつ欠損している方です。
他歯科医院で抜歯され、奥歯で噛むことが不自由になったとのことで当医院を受診された患者様です。
再アップ症例です。

本日の症例のテーマは、『歯がなくなった原因を考えることが重要!』です。
歯がなくなる原因(ダメになる原因)には、
1.虫歯
2.歯周病
3. 歯根破折
4.噛み合わせの問題(外傷)
が考えられます。

そのため、インプラント治療を行う場合には、
『どうして歯を失ったのだろう?』
ということを考えれることが大切です。

例えば、歯周病 で歯を失った場合、
インプラント治療前に徹底して歯周病治療を行うことが重要になりますし、
インプラント治療後も歯周病のケアーをきちんとすることが重要になります。

また、歯ぎしり や くいしばり によって歯がダメになった場合には、
インプラント治療を行っただけでは インプラント自体も噛む力によって問題が起こることもあります。


それでは 本日の患者様はどうでしょうか?

早速初診時のレントゲンを見てみましょう!
スライド1

以下のレントゲンの●:赤丸が欠損部位です。
スライド1


それでは 本日のテーマになりますが、歯がなくなった理由はどんなことなのでしょうか?

歯周病
歯周病ではありません!

インプラント治療を行う際には、必ず歯周病検査 を行います。

残っている歯には歯周病の問題はまったくありませんでした。

歯周病は、感染症 です。

そのため、現在残っている歯にまったく歯周病の問題がないため、
欠損している歯のみに歯周病が起こっていた とは考えにくいのです。


虫歯 でしょうか?

これも違います。

当医院に来院された時点では、すでに歯は欠損していましたが、患者様への問診から虫歯であったことはないことが確認されています。

そのため、歯根破折 も原因とは考えられません。

歯根破折 は、ほとんどの場合、神経がない歯に起こるためです。

もちろん口腔内を見るかぎり、虫歯は1本もないことからも 虫歯でダメになったことは考えにくいのです。


次に考えられることは、噛み合わせです。
歯ぎしり や くいしばり による外傷です。

今回は、レントゲン写真のみであるのでご説明が難しいですが、
口腔内を見ると 歯が大きく削られているのが分かりました。

この削られた跡は、歯ぎしり や くいしばり によるものです。

また、患者様の問診からも歯ぎしり や くいしばり の既往があることが分かりました。

そのため、噛み合わせに問題があって 歯がダメになった ということを考えて 治療計画を立てることになります。

歯が欠損した場合の治療方法には、
1.欠損部の両側の歯を削る固定式のブリッジ
2.取り外し式の義歯(入れ歯)
3.インプラント
が考えられます。

それぞれの治療方法を考えて行きましょう。
まず、ブリッジです。
スライド3

右側の欠損部の両側の歯は、まったく削られていない歯です。
患者様は、歯を削ることに抵抗がありました。

一般的なブリッジは、歯を全周約1〜2ミリ程度削除します。
そして、歯を全体的に覆う被せ物を装着します。

しかし、歯をどうしても削りたくない方の場合には、歯の一部分のみを削除して行うブリッジもあります。
しかし、歯の一部分のみを削除するブリッジの場合、接着力が乏しいので
噛み合わせが強い方の場合、ブリッジごと取れてしまうことがあります。

こうしたことからもブリッジによる治療は選択しませんでした。


次に義歯(入れ歯)です。
スライド4

義歯は、歯を削ることはありません。
しかし、取り外し式であることもあり、患者様はご希望されませんでした。


次にインプラントです。
スライド5

インプラントは、固定式ですので、義歯のように取り外すことはありません。

また、ブリッジのように歯を削ることはありません。

この点から考えればインプラントが今回の治療の適応ということになります。
患者様ご自身もインプラント治療をご希望でした。

しかし、問題なのが 今回の歯がダメになった原因の『噛み合わせ』です。
歯ぎしり や くいしばり がある方にインプラントは適切なのでしょうか?

答えとしては、歯ぎしり や くいしばり が強い方にインプラントは適していません。

この理由は、以下を参考にして下さい。
      歯ぎしりはインプラントをダメにする!

ただし、患者様の
歯を削りたくない!
義歯は嫌!
ということも考慮に入れて、一定の基準が確保できれば 歯ぎしり や くいしばり のリスクを少なくできます。

一定の基準とは、以下のようなことです。

まず、歯ぎしり や くいしばり 防止のための『ナイトガード』と言われる マウスピースを就寝時に使用すること!

可能なかぎり長いインプラントを埋入すること!
短いインプラントの場合、噛む力に耐えきれないことがあるため、現状で極力長いインプラントを埋入することが有効です。

次にインプラントの被せ物の素材を注意する!
通常インプラントの被せ物は、セラミック等の瀬戸物を使用することが多いのですが、セラミック等は、破損することがあります。
特に歯ぎしり や くいしばり が強い方の場合、セラミックが欠けたり、割れたりすることがあります。
そのため、インプラントの被せ物は、金属製にしたり、被せ物の外側の見える部分は白くしても 噛む面を金属製にすることが 破損防止のために有効です。

こうしたこを考慮した上でインプラント治療を行うことになりました。

さてここで問題となったのが、長いインプラントを埋入することです。
インプラント埋入予定部は、若干ですが 骨の吸収等があり、
十分な長さのインプラントを埋入することが困難な状態でした。

いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために
骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
緑線は上顎洞です。
上顎洞(緑線の上方)は空洞です。
骨ではなく、穴が開いているのです。
上顎洞の詳細は、以下を参考にして下さい。
        上顎洞
スライド2

以下のレントゲンは、骨吸収の状態をさらに分かりやすくするために
上顎洞(空洞部分)を緑色
骨吸収した部位を赤色であらわしたものです。
現在残っている骨は、緑色赤色の間のみになるのです。
スライド3

骨吸収があることと 上顎洞の位置からインプラントを埋め込むには、大きな問題がありませんが、今回の噛み合わせのことを考えると可能なかぎり長いインプラントを埋入したいところです。

そのため、上顎洞内部にも骨再生を行い、インプラントを埋入するソケットリフト法 を計画しました。

スライド4


以下は、インプラント手術直後です。
スライド6


以下のレントゲンは、インプラント治療終了時です。
スライド7


最終的な被せ物は、下顎と噛む面のみを金属製として、歯ぎしり や くいしばり による破損防止対策を行いました。

今後は、メインテナンス(定期検査) により 噛み合わせの変化による問題が起こっていないかをみていくことが重要になります。

歯は噛み合うことによりすり減っていきます。
例えば、靴を毎日履いていると、
人によっては 踵(かかと)がすり減る人もいれば、
つま先がすり減ったり、内側がすり減ったり、外側がすり減ったりします。
すり減った靴を使用していれば、さまざまな問題が起こることがあります。

口腔内も同じです。
歯は必ず すり減ります。

その結果、噛み合わせのバランスを壊すこともあります。
歯ぎしり や くいしばり が強い方は こうしたことが起こりやすいので、注意が必要です。


本日の症例のテーマは、『歯を失った原因を考えた治療計画が必要!』ということでした。

治療費
上記の症例をインプラントモニターで行った場合の治療費は以下になります。

インプラント   1本  160.000円(消費税別) 
被せ物(白い歯) 1歯  100.000円(消費税別)〜
1欠損の治療費の合計 260.000円(消費税別)〜
になります。

治療費をさらに抑える方法として 被せ物を金属製にする方法があります。
金属製の被せ物は、1歯 70.000円(消費税込)になりますので、
合計 230.000円(消費税込)
になります。


当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
ソケットリフト法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。




 インプラントモニター募集(インプラント手術費用20%割引
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そこで、静脈内鎮静法 による麻酔をもっと多くの方にご利用していただくために 今まで3万円かかっていた費用を無料にしました。
これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

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2014年7月3日

最新インプラント症例:217回目

2014年 7月 3日(木曜日)です。

始めに休診案内です。
以下日程を日本口臭学会出席のため休診とさせていただきます。
• 7月 4日(金曜日)16:30まで
• 7月 5日(土曜日) 
• 7月 6日(日曜日) 


このブログはインプラント症例を紹介するブログです。

『217回目のインプラント症例』になります。


本日ご紹介する症例は、治療することが多く、
本当に大変なケースでした。
なにが大変であったかと言いますと
単に欠損部位が多いというだけでなく、
現在残っている歯の状態が悪かったのです。
初診時歯は16本残っていましたが、(全て残っている方は28歯です)
全て神経がない歯であり、
大きく虫歯 になっていたり、
歯根破折 していたり
噛み合わせが大きくズレていたり、
欠損部も骨吸収が非常に大きかったり、
全体的に問題が多くある患者様でした。

それでは早速みてみましょう!
かなり長い話しになりますが…
以下は初診時です。
スライド01

先にも説明しましたように さまざまな問題ありました。
スライド02

患者様の主訴としては、
上顎右側の歯に穴があいており、物が詰まり、腫れている状態でした。
下顎の左側の奥歯も歯肉が腫れており、歯自体がグラグラな状態でした。
スライド03


どのような治療でも同様なことを考えるのですが、
歯が悪くなった(ダメなった)ことには原因があります。
この原因を考えることが治療計画の第一歩なのです。
例えば、歯周病 で歯がグラグラしていれば、
単にグラグラの歯を抜歯するだけでなく、
残っている歯の歯周病の検査 を行い、
歯周病の治療 が必要になります。
今回の患者様はどのようなことが原因だったのでしょうか?
問題点を列挙します。
まず、第一に歯が多く欠損していることです。
左右の奥歯が欠損しているために 残っている歯に負担が加わり
問題が大きくなっているのです。
スライド04


次に全ての歯が神経がないことです。
今回の治療計画で最も問題が大きいところです。
神経がない歯の問題点については、
このブログでも良く解説することです。
何回かこのブログを見られている方にとっては、
神経のない歯は本当に問題が大きいことが分かるかと思います。
スライド05


神経のない歯についてはこのブログでもよく紹介してきました。
始めてこのブログを読まれる方のために
簡単に神経のない歯について解説します。

神経のない歯は もろく 通常の咬む力でも割れてしまうことがあります。
こうした状態を患者さんに説明する時に”木”に例えてお話しすることがあります。
生き生きとした木はたたいたり、蹴ったりしても折れたりすることはありませんが、
枯れた木は折れる可能性があります。
神経を取った歯も枯れた木と同じような状態になります。
神経のない歯は血液供給がなくなるためもろくなってしまうのです。

また、単に神経がない歯が多いということだけではありません。
ほとんどの歯が虫歯になっているのです。
神経がないということは、虫歯になっても
熱い、冷たい
という症状がありませんので、知らないうちに 虫歯が進行していることが多いのです。
そして、被せ物が取れた時に始めて 虫歯が進行していることが分かるのです。
今回の患者様は、多くの歯が虫歯になっていましたが、
ほとんどの被せ物は連結(つながっている)ために、
被せ物自体が取れてこなかったのです。
患者様ご本人は そんなに虫歯が進行しているとは 思ってもいなかったのです。

次の問題点は、噛み合わせです。
長年にわたり、何度も治療を繰り返してきた結果、
噛み合わせが大きくズレていたのです。
以下の黄色線は、正しい(本来の)噛み合わせです。
スライド06

以下の緑線は、現在の噛み合わせです。
現在の噛み合わせは湾曲しており、問題が大きくあります。
また、基本的に長い年月の間には、噛み合わせは低下してきます。
この患者様も噛み合わせが大きく低下(低くなっている)していたのです。
高さを含め 正しい噛み合わせに修正することも今回の治療の大きな目的です。
スライド07


先にも説明しましたように現在の状況に戻りますが、
上顎の右側は、虫歯 歯根破折
下顎左側は歯根破折 を起こしていました。
この2歯は抜歯になります。
スライド08

それぞれの部位を拡大して見てみましょう!
まず、上顎右側です。
スライド09

黄色丸の部分を拡大したのが以下のレントゲンになります。
右側(レントゲン写真なので反転してあります。図で右と書いてある方です)は、歯根破折 しています。
しかし、他にも問題がありました。
右側から2番目と3番目は、虫歯が大きく進行している状態でした。
左側は根の先に膿みが溜まっている状態です。
スライド10

この患者様は本当にさまざまな問題を大きく抱えていたのです。
次に下顎左側です。
スライド11

この黄色丸部分を拡大してみましょう!
レントゲン上で黒っぽくなっている部分は、
歯根破折 により感染したことによって、
歯の周囲の骨が吸収(溶けてしまった)したのです。
スライド12

本当は、これほど骨吸収を起こす前に抜歯が必要なのです。
骨吸収を起こすと 抜歯した後の治療が大変になるのです。

今回 歯がダメ(抜歯)になった理由をまとめます。

1.神経がない歯があまりにも多いこと!
  これは、将来的に大きな問題を残します。

2.噛み合わせが低かったり、曲がっている!
  こうしたことは、さまざまな問題を引き起こします。
  ただし、現実問題として 噛み合わせを改善させることは
  難しいことがあります。
  基本的に噛み合わせは、口腔内全体の問題であるため、
  全ての被せ物を撤去したりすることが必要な場合があります。
  また、歯を削っていないような天然歯の場合には、
  矯正治療によって歯の移動を行うことが必要になる場合もあります。

3.左右の奥歯が欠損している!
  現在は、義歯(入れ歯)を使用していますが、
  このままでいると残っている歯に負担が加わり、
  さらに多くの歯を失うでしょう。
  現在義歯を使用している方で、
  残っている歯が神経がない歯がある場合には、
  注意が必要です。

ダメになったのは、当然の結果だったのです。
スライド15

神経がないことは、今後悔しても しかたがないことです。
もう一度神経が蘇るわけではありません。
それよりも 今後被害を拡大させないことです。
スライド16

治療計画は、患者様のご希望も含めて以下のようになりました。

1.×印の歯は抜歯!

2.欠損部は、インプラント治療を行う!

3.噛み合わせの治療と虫歯の治療のため、全ての被せ物を撤去し、
  新しく作成する。
スライド17

こうなるとかなり大掛かりな治療になります。
どこまで治療を行うかは、患者様のご希望をふまえ決定されますが、
もし、今回欠損部の治療のみを行った場合には、
近い将来にはさらに多くの歯を失うでしょう。

ここでようやくインプラント治療の話しになります。
インプラント治療を行うにあたり さらに大きな問題がありました。
まず、上顎右側です。
いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために
下顎の 骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
スライド18

さらに わかりやすくするために、
骨吸収部位を赤色で表示します。
さらに骨吸収が大きいのが分かるかと思います。
スライド19

骨吸収以上に問題があったのが、上顎洞という存在です。
スライド20

上顎洞という空洞は、骨ではなく、穴が開いているのです。
いつもこのブログをご覧になっている方はもうすでにご存知のことと思います。
上顎洞の詳細は、以下を参考にして下さい。
        上顎洞
上顎洞という空洞をさらに分かりやすくするために緑色で塗りつぶしてみましょう!
スライド21

赤線緑色の間が骨の存在する部位です。
ほとんど骨が残っていません。
スライド22

この状態ではインプラントを埋め込むことはできません。
インプラント本体が上顎洞の中に突き抜けてしまいます。
スライド23

もし、上顎右側の奥歯にインプラントを埋入するためには、
この上顎洞の中に骨移植を行うことが必要です。
この治療法をサイナスリフト法(上顎洞底挙上術) と言います。
この治療はかなり大変です。
とくに今回の患者様の場合、移植する骨の量が非常に多く必要になりますので、負担もかなり大きい治療になります。
サイナスリフト法(上顎洞底挙上術) が必要になること や 治療の大変さ等の説明を患者様に致しました。
その結果、大変な治療は避けたいとのご希望もあり、以下のような治療計画になりました。
スライド25

骨吸収の大きい部位には、無理をしてインプラントを埋入することは止めました。
そのため、欠損部の手前に2本のインプラントをソケットリフト法 スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法) GBR法(骨増大法) を併用してインプラントを埋入する計画を立てました。
そして、その奥には、歯(セラミック)を1歯分延長させる形で被せ物を行いました。
つまり、2本のインプラントで3歯分を支えるのです。
こうした治療法をカンチレバー と言います。

次に下顎左側です。
ここも問題点が多かったのです。
本当に大変な症例でした。
先程と同じように 骨吸収の状態を分かりやすくするために
下顎の 骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
スライド26

これも骨吸収部位を赤色で表示します。
スライド27

骨吸収が本当に大きいのが分かると思います。
この骨吸収が大きい部位は、抜歯後にインプラントを埋入しない計画にしました。
スライド28

つまり、下顎左側の5歯欠損については、
3本のインプラントを埋入し、5歯分の被せ物を作製する方法です。
スライド29

これもカンチレバー という方法ですね。
通常は、このような治療計画を立てます。
なぜかというと骨吸収が大きい部位にインプラント治療を行う場合、
やはり大変だからです。
また、骨吸収が大きい部位に無理にインプラントを行うと
治療後にもリスクを抱えることが多いのです。
そのため、私はいつも無理しないで、骨がある部位にインプラントを埋入するような治療計画を立てることが多いのです。
しかし、今回は違いました。
抜歯後に歯肉の退縮がかなり起こり、
もし、このままこの部分をカンチレバー にした場合、
審美的に問題が起こったり、
清掃が難しくなることが考えられたのです。
スライド30

そこで骨吸収の大きい部位にGBR法(骨増大法) を行うことにしました。
スライド31

最終的な下顎左側のインプラント治療計画は以下になりました。
スライド32


治療計画だけでも大変な状態の症例です。
最終的には、以下のようなプランになりました。
噛み合わせの改善と虫歯治療のため、全ての被せ物は撤去しました。
スライド33

話しが長くなってしまったので、ブログの文字数制限になってしまいましたので、次のレントゲンは治療終了後になります。
スライド34

これから重要なことは、神経がない歯をどれだけ管理できるかです。



治療費
上記の症例をインプラントモニターで行った場合の治療費は以下になります。

インプラント   1本  160.000円(消費税別) 
被せ物(白い歯) 1歯  100.000円(消費税別)〜 になります。
治療費をさらに抑える方法として 被せ物を金属製にする方法があります。
金属製の被せ物は、1歯 70.000円(消費税別)になります。

当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
ソケットリフト法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。




 インプラントモニター募集(インプラント手術費用20%割引
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今回のモニター募集は、できるかぎり多くの症例を掲載したいと思っているため、1歯欠損も募集しています。
何歯欠損でも大丈夫ですので、ご希望がございましたらご連絡下さい。

最近インプラント治療を行う際に静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) をご希望される方が非常に多くなってきています。
そこで、静脈内鎮静法 による麻酔をもっと多くの方にご利用していただくために 今まで3万円かかっていた費用を無料にしました。
これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
そのため、暫くの間 試験的に無料とさせていただくことにしました。
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圧倒的に楽にインプラント治療が行えます。


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 基本的に、当日に回答させていただきます。

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欠損部からインプラントの治療費や治療期間(治療回数)等をお答えします。

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休診日でも24時間 オンラインで予約が行えます。




大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。
2014年6月26日

最新インプラント症例ブログ:216回目

2014年 6月26日(木曜日)です。

始めに休診案内です。
以下日程を日本口臭学会出席のため休診とさせていただきます。
• 7月 4日(金曜日)16:30まで
• 7月 5日(土曜日) 
• 7月 6日(日曜日) 


お知らせ
4月からの消費税率のアップにより日用品を含め、
さまざまなところで影響を感じられていることと思われます。
保険診療においては、消費税は関係ありませんが、
インプラント治療 や セラミック治療
等の自費診療の場合には消費税がかかります。
自費診療の場合、治療費が高額になることもあり、
消費税アップだけでもそれなりに影響してきます。

そこで、当医院でも消費税率アップによる患者様の影響を少しでも軽減するために
インプラントモニター制度(手術費用20%割引) を継続することにしました。

本来インプラントモニター は、2014年3月で終了予定でしたが、
増税があることもあり、患者様から少しでも治療費を抑えたいとの希望が多くありましたので、
このまま継続して実施したいと思います。
インプラント手術費用が20%割引となるわけですから増税分の3%以上に費用を抑えられます。
ご希望の方は以下ご利用下さい。

インプラントモニター継続募集

*インプラントモニターは期間限定のため、予告なく終了することがあります



このブログはインプラント症例を紹介するブログです。

『216回目のインプラント症例』になります。

本日ご紹介するケース(再アップ症例)は、歯根破折 により抜歯した症例です。

歯根破折 は本当に多いです。

歯根破折 は神経がない歯で起こります。

神経のない歯の将来性は非常に低いのが現状です。
神経をできるかぎり 取らないこと
これが 歯を長く維持するための大きなポイントです。

神経のない歯についてはこのブログでもよく紹介してきました。
始めてこのブログを読まれる方のために
簡単に神経のない歯について解説します。

神経のない歯は もろく 通常の咬む力でも割れてしまうことがあります。
こうした状態を患者さんに説明する時に ” 木 ” に例えてお話しすることがあります。
生き生きとした木はたたいたり、蹴ったりしても折れたりすることはありませんが、
枯れた木は折れる可能性があります。
神経を取った歯も枯れた木と同じような状態になります。
神経のない歯は血液供給がなくなるためもろくなってしまうのです。

以下が初診時です。
スライド01

上顎右側の犬歯部が腫れているとのことで来院されました。

スライド02

診査の結果、歯根破折 していることが分かりました。

同歯は抜歯になります。

スライド04


どのような治療もそうですが、
歯がダメになった場合には、
「なぜその歯がダメになったのか?」
を考えることが重要です。

今回の場合は、なぜ歯根破折 したのでしょうか?

歯根破折 原因を考えていきましょう!

まず、先程も説明しましたように神経がないことです。
スライド06


この患者様は、神経がない歯が非常に多いのです。

以下の黄色丸印は、神経がない歯です。
スライド07

神経がない歯が多いということは、今後も心配なところです。

次にブリッジになっていることです。
スライド08

ブリッジは、欠損部を治療するために、欠損の両側の歯を削除し
欠損部を補填するように連結した被せ物を行う治療です。

そのため、ブリッジの土台となる歯には、どうしても負担が加わりやすい治療です。

スライド09


つまり 今回の症例は、
1.ブリッジとなったために、土台となる歯には2倍の噛む力の負担が加わっている!
2.神経がない歯のため、脆い!
という問題点があったのです。

スライド10


次に多くの歯が欠損していることです。
スライド11


奥歯が欠損しているために、奥歯では噛む力の負担を支えることができません。
そのため、どうしても残っている歯(前歯)に負担が加わりやすいのです。
スライド12


歯根破折 の原因をまとめると以下になります。
1.神経がない!
2.ブリッジになっている!
3.奥歯が欠損している!

スライド13


今回歯根破折 したのは、当然の結果だったのです。

スライド14


こうした症例は、非常に多いです。

特に上顎前歯部に差し歯(セラミック等の被せ物)をしている方で非常に多いです。

問題なのは、折れてしまった歯が何とかならないものだろうかと考え、
抜歯をためらい、時間が経過してしまうことです。

破折したままの状態でいると 破折した部分から感染が起こり、周囲骨の吸収が起こります。

骨の吸収が大きく起こるとその後にインプラントを埋入する場合に非常に不利な状態になります。

もし、歯根破折と診断された場合には早期に対処(抜歯となることが多い)する必要性があります。

骨吸収を起こした状態はなかなか想像できないと思いますので、
以下の模型で解説します。

以下の写真は、歯肉を除去した状態の模型です。
正常な状態では、歯の根というのは、骨の中に埋まっています。
そして 骨の上に歯肉があるのです。
歯肉を撤去すると以下のように見えるのです。
一番左側の歯と 左から3番目の歯は、正常な状態です。
それに対し、左から2番目と一番右側は、骨吸収を起こしている状態です。
スライド1

これが、骨吸収なのです。

先程の模型のように骨吸収を起こした状態で抜歯すると
その後のインプラント治療が難しくなるのです。

以下の模型は
骨吸収がまったくない状態でインプラントを埋入した場合と
骨吸収がある状態でインプラントを埋入した場合です。

もちろん右側の方が骨吸収がある状態です。
スライド1

こうした模型を見ると骨吸収が分かりやすいかと思います。

今回の症例でも 非常に大きな骨吸収が起こっていました。

一般的に歯肉が腫れるような状態の場合には、
骨吸収が起こっていると考えられます。
骨吸収が大きい場合、骨を増大(再生)する治療法が行われます。
GBR法(骨増大法) と言います。
このブログでも頻繁にでてくる治療法です。

しかし、このGBR法(骨増大法) は魔法の治療ではありません。

GBR法(骨再生治療)には限界 があるのです。

また、骨吸収が大きければ 大きいほど 治療も難しくなります。
そのため、今回のインプラント治療計画では、
骨吸収の大きい部位にはインプラントを埋入しない方法を行うことにしました。

カンチレバー という治療方法です。
スライド17

奥の2歯欠損部に2本のインプラントを埋入し、
手前の抜歯した部位にはインプラントを埋入せず、
被せ物を3歯分作製する方法です。

この部位のインプラント計画はこれでOKです。

しかし、他の欠損部はどうでしょうか?

理想的には、全ての欠損をインプラント治療を行った方が良いでしょう。

もちろん、欠損全てにインプラントを埋入すれば、しっかりと噛むことが可能になります。
スライド18


しかし、治療費が高額になってしまいます。
そのため、今回の治療計画では、抜歯した上顎右側の3歯欠損のみ インプラント治療を行い、
他の部位は義歯(入れ歯)で対応することにしました。

スライド19


以下が治療終了後です。
スライド20

使用したインプラントは、アンキロス インプラント です。



治療費
上記の症例をインプラントモニターで行った場合の治療費は以下になります。

インプラント   1本  160.000円(消費税別) 
被せ物(白い歯) 1歯  100.000円(消費税別)〜 になります。
治療費をさらに抑える方法として 被せ物を金属製にする方法があります。
金属製の被せ物は、1歯 70.000円(消費税別)になります。

当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
ソケットリフト法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。


このブログが始まって以来 毎週木曜日にアップしていましたが、
今年の4月から毎週 大学で講義を行うことになったため、
ブログの更新が不規則になると思います。
毎週ご覧になっていただいている方も多くいらっしゃるかと思いますが、ご理解いただければと思います。
できるかぎり毎週木曜日にアップしたいと考えております。

 インプラントモニター募集(インプラント手術費用20%割引
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今回のモニター募集は、できるかぎり多くの症例を掲載したいと思っているため、1歯欠損も募集しています。
何歯欠損でも大丈夫ですので、ご希望がございましたらご連絡下さい。

最近インプラント治療を行う際に静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) をご希望される方が非常に多くなってきています。
そこで、静脈内鎮静法 による麻酔をもっと多くの方にご利用していただくために 今まで3万円かかっていた費用を無料にしました。
これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
そのため、暫くの間 試験的に無料とさせていただくことにしました。
ご希望の方は、ご利用下さい。
圧倒的に楽にインプラント治療が行えます。


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現在インプラント無料相談を受け付けています。
詳細は以下をご覧になって下さい。
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 さい。
 基本的に、当日に回答させていただきます。

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  ・インターネット・オンライン予約 はこちらをクリック
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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。
2014年6月23日

休診案内

休診案内です。
以下日程を日本口臭学会出席のため休診とさせていただきます。
• 7月 4日(金曜日)16:30まで
• 7月 5日(土曜日) 
• 7月 6日(日曜日) 
2014年6月12日

最新インプラント症例ブログ:215回目

2014年6月12日(木曜日)です。

このブログはインプラント症例を紹介するブログです。


『215回目のインプラント症例』になります。

本日の症例は、前回の続きになります。

前回(6/ 5)のブログを見ていないと 本日のブログは分からないため、
始めに 前回のブログを再度アップした上で
本日の続きを解説します。
前回のブログを読まれた方は、飛ばして下さい。

それでは、前回の内容から始めます。

患者様は、非常に進行した重度歯周病の方でした。

上顎の前歯部から左側にかけては歯が欠損している部位が多数ありました。

また、下顎の右側も歯がグラグラしている状態でした。
そのため、左右の奥歯では噛めないため、
『どうにか噛める状態になりたい!』との思いで来院された方です。

重度歯周病の方です。

重度歯周病の方のインプラント治療は非常に難しいです。

その理由には、いくつかあります。

一つは、重度歯周病の患者様の場合、歯を支えている骨がすでにかなり吸収 しています。

インプラント治療は、骨の中にチタンでできたネジを埋め込む治療です。

そのため、骨の吸収が起こっている場合には治療を難しくします。

重度歯周病を放置している患者様の場合には、
抜歯後にインプラントを埋め込むこと自体が難しくなることがあります。

次に重度歯周病患者様の場合、
どの歯を抜歯し、
どの歯を残すのか?
という問題があります。

もちろん可能なかぎり抜歯せずに 残した方が良いのですが、
将来性が非常に低い歯を無理に残した場合には、逆にその後の治療を難しくすることになります。

例えば、歯が1歯欠損していたとします。

患者様は、その欠損部のみにインプラント治療を行い、
他の歯は、触らずに治療を進めたい 
との希望があったとします。

しかし、欠損部周囲のほとんどの歯がグラグラ(重度歯周病)であった場合、
無理に欠損部のみのインプラント治療を行っても
すぐに周囲の歯がダメになるたびに
新たにできた欠損にインプラントを埋め込むことが必要になります。

この追加されるインプラントは、歯がダメになるたびに どんどんと増えていきます。

治療に終わりがありません。

当然のことながら そのたびに治療費はどんどんとかかります。

どのような歯科治療もそうですが、
悪い歯や欠損部だけを見て治療を行うのではなく、
口腔内全体を見て治療計画を立てることが重要なのです。

また、歯周病を放置した状態で、インプラント治療を行っても
インプラント自体も歯周病のような状態になってしまいます。

これをインプラント周囲炎(インプラントの歯周病) と言います。

また、重度歯周病になるということは、簡単に言えば 
『歯磨きが十分にできていいない!』
ということです。

歯磨きが適切にできていないために 歯周病になったのです。
そうした方が、抜歯後にインプラント治療を行ったとしても
本当に適切に歯磨きができるか?
という問題があります。

多くの方は、インプラント治療前に歯周病についてご理解をされ、
徹底した歯周病治療を受けていただくため、
治療後には、適切な歯磨きを行っていただけます。

また、メインテナンス(定期検査) にもいらしていただいています。

しかし、これは100%の患者様に当てはまることではありません。

インプラント治療後も適切な歯磨きができなかったり、
メインテナンス(定期検査) に来院されない方もいらっしゃいます。

そのため、歯周病が再発してしまいます。

歯周病が再発すると インプラントにも感染を起こします。

結果的にインプラントもダメになってしまうのです。

こうしたことが起こることもあるため、
重度歯周病患者様の治療が非常に難しいのです。

今回ご説明していないことも、重度歯周病の方の治療の難しさは いっぱいあります。

前置きが長くなりましたが、症例を開始します。

以下が初診時のレントゲン写真です。
かなり前のケースですので、レントゲンが見にくくてすみません。

昔のレントゲンは、現在のデジタルレントゲンではなく、
フィルムのレントゲンでしたので、劣化してしまいます。
スライド01


多くの歯がグラグラでした。
スライド02


このままであると見にくいので、
いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために
骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
スライド03


さらに分かりやすくするために 骨吸収部位を赤色の領域で表しします。
スライド04

骨吸収が本当に進行しているのが分かるかと思います。

歯周病専門医 でなければ、ほとんどの歯を抜歯と診断されてもおかしくない症例です。

さらに上顎では、上顎洞 の存在が問題となっていました。
緑線は上顎洞という空洞です。
骨ではなく、穴が開いているのです。

いつもこのブログをご覧になっている方はもうすでにご存知のことと思います。
上顎洞の詳細は、以下を参考にして下さい。
        上顎洞
スライド05


これも さらに分かりやすくするために、上顎洞 緑色で表示します。
スライド06


後で解説しますが、
上顎左側の骨吸収 と 上顎洞の存在がこの後の治療を非常に難しくするのです。

初診時本当に大変な状態でした。
先にも書きましたようにグラグラが歯が多くありました。

患者様にはさまざまなお話をしました。
現在の歯周病の状態、
歯周病治療による改善の程度、
将来性、
治療期間、
インプラント治療について
等です。

その結果、以下の歯を抜歯することにしました。
スライド07


抜歯と判断した以外の歯は、徹底した歯周病治療 を行うことにしました。

このブログは、インプラントのブログですので、歯周病治療については省略します。

インプラント治療ですが、これが困難を極めました。

まず、上顎の左側についてです。
骨吸収が大きいことと、上顎洞の存在により、
残っている骨の高さは、本当に少ない状態でした。
スライド08


具体的な骨の高さは、
残っている歯の部位で約4ミリ、
その前後では1ミリもない状態でした。

スライド09

本当に大変な状態です。

通常、上顎にインプラントを行う場合、
最低限必要な骨の高さは、約10ミリです。

この高さ以下であると適切なインプラントが行えません。

今回は、1ミリ以下 と 
残っている部位(1カ所ですが…)でも4ミリです。

これでは、とてもインプラント治療が適切にできる状態ではありません。
困ったものです。

こうした骨吸収が高度に起こっている場合には、骨移植を伴うサイナスリフト法(上顎底挙上術) という治療法を行います。

しかし、この治療は、かなり大変です。

治療後の腫れ もかなり起こります。

患者様は、できるかぎり負担の少ない治療法をご希望されました。

そこで以下のような治療計画を立てました。
スライド10

この治療計画では、さまざまな治療法を併用し行うことが必要です。
GBR法(骨増大法)
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
ソケットリフト法
カンチレバー
インプラントの傾斜埋入
等です。

スライド11


以下は、上顎を抜歯した後です。
スライド12


ここで注目したいのが、上顎左側の抜歯した穴です。
『 穴 』です。
スライド13

この部分のみを拡大して見てしましょう。
スライド14


ここまでが前回の内容でした。
以下はその続きになります。

前回のブログの内容では、上顎の左側の抜歯した『 穴 』を見ていただきました。
この抜歯した穴をさらに見やすいように線で書いてみます。
スライド15

少しは分かりやすくなりましたか?

この抜歯した『 穴 』にさらに上顎洞を重ねてみましょう!
スライド16


さらに残っている骨の高さを書いてみましょう!
スライド17

残っている骨の高さがいかに少ないかが分かると思います。

ここに以下のようにインプラントを埋入するのです。
スライド18

GBR法(骨増大法)
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
ソケットリフト法
カンチレバー
インプラントの傾斜埋入
といった方法を併用してようやくインプラントが埋入できるのです。

スライド19


以下のレントゲンはインプラント埋入前の診査時です。
スライド20


以下のレントゲンは上顎左側のインプラント治療が終了した状態です。
スライド21


この状態で下顎右側の奥歯を抜歯しました。

上顎左側の奥歯のインプラント治療でも非常に大変だったのですが、
下顎も骨吸収が大きかったのです。

ちなみに上顎は大変だったといっても 骨移植を伴うサイナスリフト法(上顎底挙上術) は行わなかったので、患者様にとっては最小限の簡単な治療で済んだということです。

でもこれで患者様の負担が減ることができました。

これは、治療の大変さ ということだけでなく、
治療費用 も大幅に削減できること
治療期間 も大幅に短縮できたこと
が患者様にとって大きな利点となりました。

さて、話しは下顎の右側に戻ります。

骨吸収が本当にすごい状態でした。

いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために
骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
スライド22


この下顎右側で問題なのは、骨吸収だけではありません。
下顎神経という神経の存在も大きな問題でした。
スライド23


骨吸収が非常に大きいため、骨吸収部の真下に下顎神経が見えている状態になっていました。
こうした場合、まず 骨吸収部位に骨を増大することが必要になります。
具体的には、骨移植を行い、GBR法(骨増大法) を行うことです。
そして、骨の増大が完了した時点でインプラントを埋入するのです。
これが、正当な治療方法です。

しかし、この時点で すでに上顎の治療にある程度の時間がかかっています。
そのため、さらに下顎右側の治療に時間をかけることは、
長期的に噛めない期間が長くなってしまうことがありました。

ただし、こうしたことの最終判断は患者様ご本人がお決めになることですので、
現在の骨吸収 等を含めた状態、
今後の治療期間、
治療内容、
治療費、
将来的なリスク

あらゆることをご説明した上で治療方針を決定しました。

以下が最終的なプランになりました。
スライド24

骨吸収部位 と 下顎神経を避けて少し奥にインプラントを埋入する治療計画です。

カンチレバー
インプラントの傾斜埋入
を併用したプランです。
スライド25


以下はインプラント治療終了後の状態です。
スライド26

治療終了後の状態に
上下後の骨吸収 と
上顎洞、
下顎神経
を記入したのが以下のレントゲン写真です。

スライド27


今回の症例がいかに難しいケースであったことが分かるかと思います。

今回のケースは、解説することが多かったため、2回に分けて解説しました。

今回のケースでは、
治療期間 の短縮、
治療費用 の削減、
サイナスリフト法(上顎底挙上術) 等の大変な治療は避ける
といったことで治療プランを考えていきましたが、これは全ての症例で行うことではありません。
サイナスリフト法(上顎底挙上術) を行ってインプラントを埋入することもありますし、
十分なGBR法(骨増大法) を行ってからインプラントを埋入することもあります。

全てのケースが全て同じ治療プランになることはありません。


治療費
インプラントモニターで行った場合の治療費は以下になります。

インプラント   1本  160.000円(消費税別) 
被せ物(白い歯) 1歯  100.000円(消費税別)〜 になります。
治療費をさらに抑える方法として 被せ物を金属製にする方法があります。
金属製の被せ物は、1歯 70.000円(消費税別)になります。

当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
ソケットリフト法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。




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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。
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