最新インプラント症例ブログ

2015年1月12日

最新インプラント症例:226回目

2015年 1月12日(月曜日)です。

このブログはインプラント症例を紹介するブログです。


『226回目のインプラント症例』になります。


昨年から かなり忙しい日が続くので ブログのアップが不定期になっています。

本来はこのブログは毎週木曜日にアップしていましたが、
今週の木曜日は少し忙しいので、おそらくアップするのが難しいため、
本日(月曜日)かわりに アップします。

本日の症例は、治療が完了した症例ではなく、
昨日行ったばかりのオペ(インプラント手術)です。

ちょっと新しいケースをまとめる時間がなかったので、
昨日行ったインプラントオペの報告です。

昨日は、午前、午後の2件ともに 大変なオペでした。

インプラント手術は、簡単なケースもあれば、
とても大変な症例もあります。

あまり治療プランが変更することはないのですが、
昨日は、治療プランが変更になった稀なケースです。



まず1ケース目です。
以下は手術前です。
スライド1


いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために
骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こすの骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
かなりの骨吸収が起こっているのが分かるかと思います。
さらに問題なのは、奥歯の骨吸収です。
上顎左側の奥歯は、骨吸収が非常に多くありました。
以下の緑線は上顎洞という空洞です。
骨ではなく、穴が開いているのです。
いつもこのブログをご覧になっている方はもうすでにご存知のことと思います。
上顎洞の詳細は、以下を参考にして下さい。
        上顎洞
スライド2



欠損部が非常に多く存在する場合、
どこまでインプラント治療を行なうのか?
ということも問題となります。

全ての欠損部をインプラント治療でカバーすると
治療費が高額になることもあり、
現実的に治療費を考慮した治療プランとなることがあります。

昨日行なった治療でも
上顎左側の奥歯までは、インプラント治療は行なわない治療プランとなりました。


また、上顎左側の奥歯では、骨吸収が非常に大きいので
もし、上顎左側にインプラントを埋入するためには、
さまざまな方法をとることが必要です。

このような場合には、上顎の奥歯の上顎洞の中に骨を移植することが必要になります。
サイナスリフト法(上顎洞底挙上術) と言います。

この治療法は、かなり大変な治療であり、患者様の負担が非常に大きいことが欠点です。
治療後の腫れが長く続くことも多いです。

治療費、治療負担 等を考慮した結果、
以下のようにインプラントを埋入することにしました。
スライド3


しかし、問題があったのはこれだけではありませんでした。
骨の吸収があまりにも大きく、
通常のインプラント治療では不可能な状態でした。

具体的には、ほとんどの部位で 骨の厚みが2ミリ程度しか存在しない状態でした。

通常適切にインプラント手術を行なうためには、
骨の厚みは、6ミリは必要です。

その理由として、一般的に使用されるインプラントの太さ(直径)は、
約4ミリです。

インプラントの太さは、メーカーによっても違いますし、
前歯、奥歯 等の部位によっても変えることもあります。

一般的には約4ミリの直径と思って下さい。

約4ミリの直径のネジを埋め込むわけですから
骨の厚み(幅)は、さらに必要であることは、なんとなく分かるかと思います。

インプラントの直径(太さ)より、周囲に1ミリ程度の厚みが残らないと
インプラントが骨からはみ出してしまいます。

そのため、骨の厚みが6ミリ以上はないといけないのです。

しかし、今回の症例では、平均的に2ミリ以下しか骨の厚みがありませんした。
吸収が大きい部分では、骨の厚みは1ミリちょっとです。

わずか1ミリ程度しか骨の厚みがないのです。
大変なことですねよ。


骨の厚みが2ミリしかない部分に 
4ミリの太さのネジ(インプラント)を埋め込むわけですから
大変なことです。

そのため、
OAM(大口式)インプラントシステム
を併用して骨の幅を拡大しました。

一般的には、骨の幅を拡大することを
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法) と言います。

また、骨の幅の増大(増骨)も行なう必要性があります。
これをGBR法(骨増大法) と言います。

また、骨再生をさらに有効的に行なうために
PRP法 も併用しています。

奥歯では、骨の高さも少ないので
ソケットリフト法 も行なっています。

骨吸収が大きいと結構大変なのです。

以下は、インプラント手術直後のレントゲンです。
スライド4



使用したインプラントは、
ストローマンインプラント(ITIインプラント)
です。


昨日行なったもう一つの手術も大変でした。
2症例目です。


以下は手術直前のレントゲン写真です。
スライド1


この患者様の場合、
インプラント予定部以外にも非常に多くの問題があります。

例えば、下顎右側の奥歯のブリッジとなっている歯も
虫歯が大きくあったりします。

しかし、現在上顎の前歯部から 上顎左側の奥歯にかけて
歯が欠損している状態では、
義歯を使用するしか方法はなく、
患者様にとっては、審美的、噛むこと、義歯の違和感 等があり、
できるかぎり早急に改善させることが
快適な生活を送る上でも大切なことです。

そのためインプラントの治療計画を立てました。

まず1症例目と同じように
骨吸収を線で表示します。
青線が骨吸収を起こすの骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。

さらに問題なのは、奥歯の骨吸収です。
これが大変な状態でした。
以下の緑線は上顎洞(空洞)です。
上顎洞の詳細は、以下を参考にして下さい。
        上顎洞

奥歯では、骨吸収があまりにも大きいので、
サイナスリフト法(上顎洞底挙上術) という治療方法が適していますが、
1症例目でも説明しましたように
このサイナスリフト法(上顎洞底挙上術) は、かなり大変な治療です。

特に今回のケースでは、骨吸収が大きいので
移植する骨の量もかなり多くなります。

そのため、治療を受けられる患者様には、大変な治療と言えます。

また、サイナスリフト法(上顎洞底挙上術) を行なうと
治療費もそれなりに多くかかります。

患者様のご希望や さまざまなことを考慮した結果、
サイナスリフト法(上顎洞底挙上術) は行なわず
ソケットリフト法 で対応してインプラント手術を行なう計画を立てました。

スライド1


上図のような治療計画です。

しかし、実際に手術を行なってみると
予想以上に骨の硬さに問題がありました。

骨吸収により、骨の高さが少ないことは始めから分かっていたので、
ソケットリフト法
PRP法
GBR法(骨増大法)
で対応する予定でしたが、
骨が非常に軟らかく、
奥歯では、埋め込んだインプラントが安定しなかったのです。

この患者様の場合、
手術後に義歯を使用しますので、
インプラントが安定していない場合、
義歯の圧力に耐えきれない可能性があるため、
手術時に治療計画を変更することにしました。

上顎の奥歯にはインプラントは無理した埋め込まずに
上顎左側の親知らず部分に斜めにインプラントを埋入する
インプラント傾斜埋入 という方法で対応することにしました。
スライド1

親知らずの部分の骨は、比較的骨吸収が少ない部分であり、
他の部分の骨は吸収していても
この部分のみ残っていることが多いです。
また、斜めに埋入することで 少しでも長いインプラントを埋入することが可能となります。


インプラント手術後に義歯を使用しない状況であれば、
奥歯の部分に安定はしませんが、
ソケットリフト法 でインプラントを埋入し、
骨とインプラントがしっかりとくっつくまで安静にすることで
問題はないのですが、義歯を使用するとなると
ある程度のインプラントの安定が必要になるので、
無理はしないように治療プランの変更を行ないました。


通常義歯を使用された状態でインプラント治療を行なう場合、
手術後に歯肉が腫れたり、
インプラントに負担が加わらないように
義歯の内面を削除して、安静にするのですが、
それでも 手術直後にインプラントがまったく安定してない場合には、
義歯使用の圧力でインプラントがダメになることがあります。


4本のインプラントを埋入する治療計画でしたので以下のように
変更しました。
スライド3



手術直後のレントゲンが以下になります。
スライド4



前歯のインプラント部と親知らず部分に埋め込んだインプラントとの間にスペースが大きいので
今後どのように対応するかは、検討は必要ですが、
今回のように治療が変更となる場合が稀ではありますが、
必要になる場合があります。

通常、骨の高さが少なくても
骨の表面にある皮質骨という部分は、
ある程度の硬さがあるので、
ソケットリフト法 を行なった場合には、
この皮質骨でインプラントが支えられ、
安定するのですが、
今回の場合、この皮質骨自体が
ピンセットで折れるくらい脆く、安定が全くしない状態でした。

今後はインプラントの追加も考えれるケースです。

使用したインプラントは、
ストローマンインプラント(ITIインプラント)
です。




治療費
上記の症例をインプラントモニターで行った場合の治療費は以下になります。

インプラント   1本  160.000円(消費税別) 
被せ物(白い歯) 1歯  100.000円(消費税別)〜 になります。
治療費をさらに抑える方法として 被せ物を金属製にする方法があります。
金属製の被せ物は、1歯 70.000円(消費税別)になります。

当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
ソケットリフト法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。


このブログが始まって以来 毎週木曜日にアップしていましたが、
現在 毎週 大学病院で外来診療と講義を行うことになったため、
ブログの更新が不規則になると思います。
毎週ご覧になっていただいている方も多くいらっしゃるかと思いますが、ご理解いただければと思います。
できるかぎり毎週木曜日にアップしたいと考えております。


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今回のモニター募集は、できるかぎり多くの症例を掲載したいと思っているため、1歯欠損も募集しています。
何歯欠損でも大丈夫ですので、ご希望がございましたらご連絡下さい。

最近インプラント治療を行う際に静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) をご希望される方が非常に多くなってきています。
そこで、静脈内鎮静法 による麻酔をもっと多くの方にご利用していただくために 今まで4万円かかっていた費用を無料にしました。(インプラント2本以上同時に埋入の方のみ)
これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
そのため、暫くの間 試験的に無料とさせていただくことにしました。
ご希望の方は、ご利用下さい。
圧倒的に楽にインプラント治療が行えます。


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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。
2015年1月1日

新年明けましておめでとうございます

新年明けましておめでとうございます。

このブログは最新インプラント症例専門サイトブログです。

新年は1月8日(木)よりブログアップします。


スライド1



新年は1月6日より診療致します。
ご不自由をおかけしますが、よろしくお願い致します。

休診中の緊急連絡は、以下からメールでお願い致します。
年末 年始緊急連絡メール


休診中は、以下サイトよりインターネットで24時間オンライン予約可能です。
大船駅北口歯科ネット予約


スタッフ募集(アルバイト / パート)
詳細は、以下をご覧になって下さい。
    求人情報


2014年12月23日

2014年最後の「最新インプラント症例ブログ」

2014年最後の「最新インプラント症例ブログ」です。

今年も もう少しです。
年内の予約は、以下のインターネットオンライン予約でも可能です。
24時間オンライン予約


始めに年末年始の休診案内です。
12月29日(月曜日)〜1月5日(月曜日)まで休診となります。

休診中の緊急連絡は、以下からメールでご連絡下さい。

年末 年始緊急連絡メール




次に求人情報です。
スタッフ募集(アルバイト / パート)
詳細は、以下をご覧になって下さい。
    求人情報


今年もインプラント治療をご希望される患者様は、
本当に多くご来院されました。


入れ歯しか選択肢がない時代には、
我慢して義歯を使用されていた方が多かったのですが、
どうしても義歯に違和感があり、使用できない方や

今までは、
抜歯した後で一般的に行われていたブリッジという治療がありますが、
ブリッジはどうしても欠損部の両側の歯を削る必要性があり、
歯を削ることに抵抗がある方や
以前に歯を削りブリッジをしたが、
そのブリッジを行った歯自体がダメになり、
はやり歯を削るブリッジには抵抗がある

という患者様が多くいらっしゃいます。

インプラント治療がベストということではありませんが、
歯を削るブリッジには欠点が多いことも事実です。

できれば歯を削らない治療法を選択した方が
将来的なリスクが低くなるケースも多く存在します。

しかし、必ずしもブリッジが悪いということではありません。

ブリッジの土台となる歯の状態によっても
どのような治療法が良いのか
ということも違ってきます。

また、インプラント治療といっても
インプラントを埋め込むための骨の状態が悪い方では、
インプラント治療が適さないケースも存在します。

また歯周病がある状態でインプラント治療を行うと
インプラントに歯周病細菌が感染し、
インプラント自体がダメになることもあります。

噛み合わせの負担がインプラントがダメになるケースも存在します。

そのため、
必ずブリッジがダメで
インプラントが優れているということでもありません。

義歯、インプラント、ブリリッジのどれが良いのかは、
患者様それぞれの口腔内状況によっても大きく変わります。

そのため、まずは歯科医院で検査をされ、
ご相談をしていただくことが最も良いでしょう。


今年インプラント治療をご希望されて来院された患者様の中でも
義歯を勧めた方も多くいらっしゃいましたし、
ブリッジを行った方も多くいらっしゃいました。

なにが最も良い治療法であるのかは、
患者様によって異なるのです。




それでは今年最後の症例です。

本日ご紹介するケース(再アップケース)は、本当に大変な症例でした。
それは骨吸収が非常に大きかったからです。


以下が初診時です。
スライド01

歯肉は腫れ、出血が多く、膿みが出て、
多くの歯はグラグラで ほとんど噛めない状態でした。
スライド02

上下顎ともグラグラです。

いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために
骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こすの骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
かなりの骨吸収が起こっているのが分かるかと思います。
スライド03


さらに わかりやすくするために、
骨吸収部位を赤色で表示します。
非常に骨吸収が大きいのが分かるかと思います。
スライド04


奥歯が欠損していることもあり、
残っている歯には、噛む力の負担が非常に加わりやすい状態です。
スライド05


以下の歯は抜歯しか方法がない状態の歯です。
スライド06


歯周病は、病状が進行すると 歯を支えている骨が吸収する 病気です。
支えている骨の吸収が進行すると 歯がグラグラ してきて 抜けてしまいます。
もちろん、歯周病が進行しないうちに 適切に治療を行えば、歯周病の進行を停止させることが可能です。
歯周病の治療とは、
ルートプレーニング
フラップ オペレーション
GTR法
エムドゲイン法
といった治療です。
しかし、こうした治療にも限界があります。
あまりにも骨吸収が進行してしまった場合には、私のような歯周病専門医 であっても治すことは不可能です。
抜歯になります。
全ての歯周病を治すこはできないのです。
しかし、患者様にとって抜歯は可能なかぎり避けたいものです。
そのため、完全に抜歯しか方法がない状態でも 抜歯をご希望されない方は、多くいらっしゃいます。
これが、大きな問題なのです。
こうしたことを患者様に 他の例でご説明することがあります。
お腹が痛くて内科を受診したとします。
診査の結果、病名が ガン(癌)と診断されたとします。
しかも、ガンは、かなり進行していたのです。
もっと早い段階でガンが発見されていれば、抗ガン剤 や 放射線治療で治ることが可能だったのですが、
ガンが進行してしまっている現状では、ガンの部分を切除するしか治療方法はなかったとします。
もし、切除しないと ガンは、他の臓器にも転移してしまうからです。
ガンが転移した結果、生死にも関わってくるのです。
そのため、外科処置によってガンを切除する方法を選択するのです。
歯周病も同じです。
歯周病は感染症 ですので、治療を行っても治らない歯を放置すると
必ず 他の歯に感染してしまいます。
つまり、さらに多くの歯を失ってしまうのです。
歯周病は、感染症 であることをしっかりと認識することが 歯周病治療を行うための第一歩なのです。
しかし、100%治療ができない歯であっても どうしても抜歯を希望されない方がいらっしゃいます。
その結果、さらに多くの歯を失うことになるだけでなく、
骨吸収が進行することにより、歯が抜け落ちた後の治療が困難(不可能)になってしまうことが多いのです。

話しを今回の症例に戻します。
患者様には、抜歯しか方法がない歯の抜歯については、同意をしていただき
抜歯となりました。
スライド06


下顎に関しては、本来は抜歯してもおかしくないような進行した歯周病でしたが、
徹底した歯周病治療を行い、保存することにしました。
スライド07


以下は、抜歯が終了した状態です。
スライド08


抜歯後の状態に先程と同様に骨吸収の線を記入した状態が以下になります。
スライド09


さらに問題なのは、奥歯の骨吸収です。
これが大変な状態でした。
以下の緑線は上顎洞という空洞です。
骨ではなく、穴が開いているのです。
いつもこのブログをご覧になっている方はもうすでにご存知のことと思います。
上顎洞の詳細は、以下を参考にして下さい。
        上顎洞
スライド11


上顎の奥歯においては、インプラントを埋め込むための骨の高さがほとんどない状態です。
スライド12


前回のブログでもそうでしたが、このままでは、奥歯にインプラントを埋め込むことは不可能です。
どうしたら良いのでしょうか?
このような場合には、上顎の奥歯の上顎洞の中に骨を移植することが必要になります。
サイナスリフト法(上顎洞底挙上術) と言います。
スライド13


このサイナスリフト法(上顎洞底挙上術) を行なえば、奥歯にインプラントを埋め込むことが可能となります。
スライド14


そして、その手前の欠損部にもさまざまな方法を駆使してインプラントを埋入します。
以下が理想的なインプラント埋入治療プランです。
スライド15


しかし、このサイナスリフト法(上顎洞底挙上術) は、かなり大変な治療です。
特に今回のケースでは、左右側とも行なう必要性がありますし、
移植する骨の量もかなり多くなります。
そのため、治療を受けられる患者様には、大変な治療と言えます。
また、サイナスリフト法(上顎洞底挙上術) を行なうと
治療費もそれなりに多くかかります。

患者様に治療(サイナスリフト法(上顎洞底挙上術) )に対する説明を行なったところ、
「大変な治療は避けたい!」
とのご希望がありましたので、サイナスリフト法(上顎洞底挙上術) を行なわない治療方針を考えることにしました。スライド16
スライド17


そこで奥歯には、インプラント治療を行なわないで
前歯部を中心としてインプラント治療を行なうことにしました。
スライド18


下顎は徹底した歯周病治療を行ないます。
スライド19


それでも上顎は骨吸収が大きいのでインプラント治療は非常に大変です。
スライド20


インプラント手術も 以下のような さまざなま治療方法を駆使して行ないました。
ソケットリフト法
GBR法(骨増大法)
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
PRP法
等です。
1回目のインプラント手術が終了したのが以下のレントゲンです。
スライド21


上顎の左側の2本のインプラントの間は、骨吸収が大きくGBR法(骨増大法) のみ行ないました。
その後、2回目のインプラント手術を行ない、追加のインプラント手術を行ないました。
以下は、インプラント治療が終了した状態です。
スライド22


使用したインプラントは、
アンキロス インプラント
ストローマンインプラント(ITIインプラント)
です。



治療費
上記の症例をインプラントモニターで行った場合の治療費は以下になります。

インプラント   1本  168.000円(消費税込) 
被せ物(白い歯) 1歯  105.000円(消費税込)〜
治療費をさらに抑える方法として 被せ物を金属製にする方法があります。
金属製の被せ物は、1歯 73.500円(消費税込)になります。


当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
ソケットリフト法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。




 インプラントモニター募集(インプラント手術費用20%割引
インプラントモニターの詳細については、下記をクリックして下さい。
      インプラントモニター(手術費用20%割引)
今回のモニター募集は、できるかぎり多くの症例を掲載したいと思っているため、1歯欠損も募集しています。
何歯欠損でも大丈夫ですので、ご希望がございましたらご連絡下さい。
2014年12月4日

最新インプラント症例:225回目

2014年12月4日(木曜日)です。

始めにいくつかお知らせがあります。

スタッフ募集(アルバイト / パート)
詳細は、以下をご覧になって下さい。
    求人情報


今週末(12月7日:日曜日)は
大阪での ほんだ歯科 口臭研修会のため、休診となります。
また、土曜日の診療は16:00までとなります。


年末年始休診案内

始めに年末年始の休診案内です。
12月30日(火曜日)〜1月5日(月曜日)まで休診となります。



このブログはインプラント症例を紹介するブログです。

『225回目のインプラント症例』になります。

さて本日の症例は、『治療計画の難しさ』です。

治療計画というのは、口腔内だけでは考えられません。

虫歯がいっぱいあったり、
歯周病が進行していたり、
噛み合わせがズレていたり、
欠損数が多かったり
した場合には、治療計画が非常に複雑になります。

もちろん、
治療期間、
治療方法、
治療費、
患者様の体調、
治療費対するご理解の程度…等に制限がなければ、
理想的な治療方法があります。

しかし、現実問題として、
 忙しくて通院が難しい!
 痛みのある治療は嫌!
 体調が悪い!
 高額な治療費は無理!
といったさまざまな問題があり、
『どこまで治療を行うか』ということは
患者様のご希望、口腔内の状態 等を考えた上で決定されます。

本日ご紹介する症例も悩むことが非常に多かったケース(再アップ)です。

それでは早速始めましょう。

以下が初診時のレントゲンです。
スライド01

グラグラしている歯が多くありました。

スライド02


虫歯!
歯周病!
歯がない部分がある!
噛み合わせのズレが起こっている!
等さまざまな問題があります。

いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために
骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
スライド03

さらに分かりやすくするために 骨吸収部位を赤色の領域で表しします。
スライド04

骨吸収が非常に大きいのが分かります。

多くの歯が初診時にすでにグラグラです。

指で触っても取れそうな歯も多くあります。

下顎右側の奥歯がないことからも 噛むことも困難になっています。

一番最初に問題となるのが、
『どの歯を抜歯するのか?』ということです。
スライド05

現実問題としては、ほとんどの歯は将来性が低く、抜歯の対象です。
スライド06

逆に治療が可能な歯は以下の歯です。

歯周病治療、虫歯の治療…等を行うことにより治療が可能な歯です。
スライド07


患者様のご希望としては、
『極力 抜歯しないで 歯を保存したい!』
とのご希望がありました。

治療を受ける患者様側としては、当然のことです。

私達歯科医師も極力歯を保存したいと考えています。

しかし、将来性を考えた場合、
保存する方が良いのか?
抜歯した方が良いのか?
等を考えなければいけません。
スライド08


今回の症例も
歯周病の状態、
虫歯の状態、
噛み合わせの状態、
患者様のご希望を考えて以下の歯を抜歯することにしました。
スライド09

保存が厳しい歯もありましたが、それらの歯は残す(保存する)ことにしました。
最終的な治療計画は以下のようになりました。
スライド10


それでは、この治療の妥当性について解説していきます。

まず、右側です。
抜歯後 右側奥歯は、上下後ともに欠損になります。
欠損した部位の治療方法としては、
1.インプラント
2.義歯(入れ歯)
になります。
患者様は、取り外し式の義歯(入れ歯)は嫌なため、固定式のインプラント治療を選択されました。
スライド11

右側の奥歯の治療方法はこれで決定です。

次に上顎の前歯部です。
これが大きな問題となるのです。
今回の治療計画では、
上顎前歯部は、2歯のみを抜歯し、2本のインプラントを埋入する計画になっています。

しかし、問題なのはインプラントを埋入した両側の歯(天然歯)です。
この歯自体すでにグラグラしています。
将来性はあまり高いとはいえません。
スライド12

もし、上顎の前歯部に2本のインプラントを埋入した後で
その両側の歯がダメになった場合には、
さらに2本のインプラントの追加が必要になります。
スライド14

そのため、理想的な治療方法としては、
上顎前歯部の2歯のみを抜歯するのではなく、
将来性の低い残りの歯も抜歯して治療計画を立てることです。

具体的には上顎前歯部は、4歯とも抜歯です。
スライド15

そして、2本のインプラントを埋入し、
インプラントブリッジとする方法です。
スライド16

この治療方法のが、最終的な治療費の削減にもなります。

治療の繰り返しもありません。

理想的な治療方法です。

しかし、理想的な治療方法 と 患者様のご希望とは違います。

患者様には、将来的に起こる さまざまな ことをご説明しました。
その結果、患者様は、
『なんとか歯を残したい!』という強いご希望がありました。
これが最終決定です。
スライド17

どの治療方法が良いということではありません。

それぞれの利点、欠点を十分ご理解していただき、
最終的な治療方針が決定されるのです。


次に下顎左側です。
スライド18

今回の治療計画では、欠損部周囲の歯を削り、ブリッジという治療方針になりました。

しかし、理想的には、ブリッジではない方が良いでしょう。

下顎左側の奥歯の治療方法としては、
1.ブリッジ
2.義歯(入れ歯)
3.インプラント
になります。
スライド19

患者様は、取り外し式の義歯は嫌であったため、
ブリッジ もしくは インプラント となります。

理想的にはインプラント治療が良いでしょう。

この理由として、歯を削ることがないからです。
スライド20

しかし、インプラント治療の場合、費用の問題がどうしてもあります。
スライド21


今回、右側 や 上顎前歯部 にもインプラント治療を予定しています。

さらに下顎左側までインプラント治療となると これは大変です。

今回の治療で最優先となる治療は、右側です。

右側の奥歯できちんと噛むことが可能となることが
将来的に口腔内を維持するために重要なことなのです。

スライド22

さまざまなことを考えた結果、下顎左側の奥歯はブリッジで対応することにしました。

また、このブリッジも治療費を抑えることを考え、保険のブリッジにしました。

ブリッジは、残っている歯の数によって違いますが、
ほとんどのケースで保険が適応されます。

ただし、材質は限定されます。(保険で セラミック 等は使用できません)
下顎左側のブリッジの治療費は、約25.000円程度です。
(神経がある、ない、によっても違います)


以下がインプラント治療が終了した状態です。
スライド24


今回の症例のテーマは、『治療計画の難しさ』でした。





治療費
上記の症例をインプラントモニターで行った場合の治療費は以下になります。

インプラント   1本  160.000円(消費税別) 
被せ物(白い歯) 1歯  100.000円(消費税別)〜 になります。
治療費をさらに抑える方法として 被せ物を金属製にする方法があります。
金属製の被せ物は、1歯 70.000円(消費税別)になります。

当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
ソケットリフト法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。




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今回のモニター募集は、できるかぎり多くの症例を掲載したいと思っているため、1歯欠損も募集しています。
何歯欠損でも大丈夫ですので、ご希望がございましたらご連絡下さい。

最近インプラント治療を行う際に静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) をご希望される方が非常に多くなってきています。
そこで、静脈内鎮静法 による麻酔をもっと多くの方にご利用していただくために 今まで3万円かかっていた費用を無料にしました。
これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
そのため、暫くの間 試験的に無料とさせていただくことにしました。
ご希望の方は、ご利用下さい。
圧倒的に楽にインプラント治療が行えます。


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 歯科治療で分からないこと や ご心配ごと をメールして下
 さい。
 基本的に、当日に回答させていただきます。

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欠損部からインプラントの治療費や治療期間(治療回数)等をお答えします。

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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。
2014年11月27日

「キーン!」とする 虫歯治療の音を解消

2014年11月27日(木曜日)です。

だいぶ久しぶりのブログです。
11月は、いろいろと仕事が多く、なかなかブログにまで手がまわりませんでした。


歯科助手急募
歯科助手を急募しています。
時給 等の詳細は以下のページをご覧下さい。
アルバイト募集要項


本来このブログはインプラント症例を紹介するブログですが、
本日は、ちょっと違った話をしたいと思います。

虫歯を治療する際に、
歯を削る器具がありますよね。

あの「キーン!」と音がする “ アレ ” です。

嫌な音ですよね。

この音は、タービンという歯を削るモーターの音なのです。

どうしても歯を削る際には、
この音がしてしまいます。


本日ご紹介する内容は、
「キーン!」とする 虫歯治療の音を解消する「ノイズ ホワイトニング」という話です。
pixta_6772000_S

患者様には、治療中にヘッドホンで音楽を聞いていただきます。

そして、ヘッドホンで聞く音楽に
歯を削るタービンと同じ周波数を挿入することで
タービンの「キーン」 という音を 聞こえにくくしています。

これを 「マスキング効果」 と言います。

患者様は音楽を聞いているだけです。

歯科医師の説明に対しては人の声の周波数帯を
カットしてありますので聞こえます。

マスキングするのは
タービンから聞こえる 「キーン」 とする音だけです。

スライド1



歯科治療の あの音が嫌いな方は ご利用下さい
使用は無料です。

現在まだ一台しか設置していませんので、
ご希望がございましたら事前予約していただければ確実です。

また、待合室に「ノイズ ホワイトニング希望カード」がありますので、
ご希望される方は、受付にこのカードを渡して下さい。




このブログが始まって以来 毎週木曜日にアップしていましたが、
今年の4月から毎週 大学で講義を行うことになったため、
ブログの更新が不規則になると思います。
毎週ご覧になっていただいている方も多くいらっしゃるかと思いますが、ご理解いただければと思います。
できるかぎり毎週木曜日にアップしたいと考えております。






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2014年11月6日

最新インプラント症例ブログは11月27日まで休みです

今月(11月末まで)は 最新インプラント症例ブログは休みになります。

今月末 に 閉め切りの仕事があるため、
ちょっとブログにまで手がまわりません。

次回のブログは少し先になりますが、
11月27日(木曜日)にアップします。

いつも楽しみにしていられる方 すみません。
2014年10月30日

金属アレルギー検査(パッチテスト):その2

2014年10月30日(木曜日)です。


このブログはインプラント症例を紹介するブログですが、
前回のブログから金属アレルギー検査(パッチテスト)の話をしています。


本日のタイトルは、
金属アレルギー検査(パッチテスト):その2です。

当医院では、金属アレルギー検査(パッチテスト)を実施することになりました。

前回のブログでは、
パッチテストの手順について解説しました。

パッチテストは、1回では終わらないのです。

腕 や 背中に 金属の試薬を含ませたパッチテストシートを張り、
48時間、
72時間、
約1週間後に
金属試薬にアレルギー反応があるかどうかをみて判断します。

そのため、検査には3回の通院がかかるのです。

これは皮膚科でも同様になります。

そのため、検査日がどうしても限られてきます。
これは医院の休診日が大きく影響しています。

当医院では以下の日程で金属アレルギー検査(パッチテスト)が実施可能です。

パターン1
パッチテスト6


パターン2
パッチテスト7


注意事項
* 1回目の判定 と 2回目の判定は必ず来院日を守って下さい
* 3回目の判定は、上記日程より多少ズレても大丈夫です。


次は、当医院での大きな特徴になりますが、
パッチテスト中でも多少であれば水に触れることが可能な
耐水性のパッチテストを使用しています。

パッチテストを敬遠される患者様の中には、
1回目の検査判断までの48時間入浴ができないことを理由に
検査自体を躊躇されることがあります。

当医院で使用している フィンチャンバー AQUA(アクア)は、
耐水性のテープを使用しているため、
簡単なシャワー程度の水滴から検査試薬を保護することができるため、
パッチテスト中も従来の検査より快適に過ごせます。

以下が 耐水性フィンチャンバー AQUA(アクア)です。
IMG_6427

finnmain2


ただし、湯船につかることは禁止です。


本日はこれで終了です。


次回もインプラント症例ではなく、
パッチテスト(最終回)になります。



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2014年10月23日

金属アレルギー検査 パッチテスト:その1

2014年10月23日(木曜日)です。

このブログはインプラント症例を紹介するブログですが、
本日から 数回に分けて ちょっと違った内容をご紹介します。

タイトルは金属アレルギー検査(パッチテスト)になります。

当医院では、金属アレルギー検査(パッチテスト)を実施することになりました。

最近本当に金属アレルギーに対する問い合わせが増えています。

金属アレルギーに限らず、
アレルギー自体どんどんと増えていると聞きます。

当医院でも金属アレルギー外来 を開設してから
本当に多くの患者様がなんとかしてほしいとご来院されています。

もちろん口腔内金属を撤去することは、歯科医院ですので、最も得意とする分野です。

しかし、口腔内金属を撤去する前に
どのような金属に対してアレルギーがあるのかを調べる場合、
皮膚科 や アレルギー外来を 紹介させていただいておりました。

これには大きな理由があります。

歯科医院では、基本的に金属アレルギー検査は行えないのです。

基本的にとは、歯科の中では保険が適応されないからです。

そのため、金属アレルギーを主訴としてご来院された場合には、
まず皮膚科を受診していだくことが必要なのです。

しかし、皮膚科でも金属アレルギー検査を行っているところが少なく、
患者様も探されることが多くあり、
他の医療機関を受診するため、
大変さがあったのも事実です。

実際に皮膚科 等で行った パッチテストの結果を歯科医院に持っていくことが必要です。

そのため、今回当医院でも金属アレルギー検査の
パッチテストを実施することになりました。

当医院では、
歯科で使用される以下の16種類の金属を調べることができます。
スライド2


パッチテストは、金属アレルギー検査の中で 最も一般的に行われる方法であり、
信頼性の高い検査法と言えます。

スライド1

パッチテストを開始した日から
次回まで(48時間後:1回目の判定が終わるまで)は以下を禁止です。

1.湯船に つかることは禁止

2. 耐水性 フィンチャンバーAQUA を使用しているので直接水が触れないように
  注意すれば簡単なシャワーはOK
  フィンチャンバーAQUAについては、また次回のブログで解説しますが、
  一般的に皮膚科で使用されているパッチテストの製品よりかなり高品質なので、
  シャワーはOKです。
  これは今までパッチテストを受けることを悩んでいた問題点を解決できる
  良い製品です。
  詳細は次回のブログで説明致します。

3.運動禁止(汗は大敵)

4.インキ や 検査液が付着することがあるので汚れても問題ない肌着を着用する


それでは、上記の写真であった1回目の判定の日についての解説です。
テープを除去後、約1時間 お待ちいただきます。
これは検査試薬を貼った絆創膏の影響を排除するためです。
この日から入浴可能ですが、検査部位は擦らないで下さい。
インキで印を付けるので汚れても問題のない肌着を着用して下さい。
粘膜部の発赤 等で判断します。



次のステップについての写真です。
2回目の判定(パッチテスト開始から72時間後) と
3回目の判定(パッチテスト開始から約1週間後) です。
スライド2

2回目の判定は、72時間後です。
1回目の判定と同様にアレルギー反応を見ます。
この時には、時間はさほどかかりません。

3回目の判定は、さらに約1週間です。
この日は確実でなくても大丈夫です。
約1週間から10日の間にご来院していただければ問題ありません。

1回目の判定日(48時間後)と
2回目の判定日(72時間後)を守っていただければと思います。



次にパッチテストの注意点についてですが、

1. 
検査部位にペンで位置決めの印を記入します。
汗をかくと取れやすいのでご注意して下さい。

2.
検査期間中は運動は禁止です。
汗をかく夏場の検査は基本的に行えません。

3.
女性の方で背中にパッチテストを貼った方は、
テープを除去するまでブラジャーの着用はできません。

4. 
検査試薬が服に付着することがありますので、
テープを除去するまでは必ず肌着を着用して下さい。
 
5. 
パッチテスト実施期間(最初の48時間)は、試薬の貼ったテープが取れたりすることがあるため、
運動は避け、重い荷物を持つ 等も避けて下さい。

6. 
反応が強い場合には、炎症後色素沈着が起こり、跡が長期間残る場合があります。

7. 
女性の検査担当者をご希望の場合には、お知らせ下さい。

8. 
初診時は、口腔内検査(レントゲン、歯周病検査 等) および 問診のみとなります。

9. 
検査期間中は、ステロイド剤、鎮痛薬(NSAIDs)、抗アレルギー薬は中止して下さい。

10.
判定記録のためパッチテスト部の写真を撮ることがあります



次回もパッチテストの続きになります。


金属アレルギーについてご興味のある方は、是非次回もご覧下さい。


このブログが始まって以来 毎週木曜日にアップしていましたが、
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これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
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2014年10月16日

最新インプラント症例:224回目

2014年10月16日(木曜日)です。


始めに今月の休診案内です。

10月18日(土曜日) 午後
10月19日(日曜日) 午前 午後
  日本歯周病学会参加のため


このブログはインプラント症例を紹介するブログです。



『224回目のインプラント症例』になります。


このところとても忙しく新しい内容のブログアップが遅れています。
本日も再アップケースの紹介です。


最近インプラント治療に関して、無痛麻酔を希望される方が多くなっています。

無痛麻酔については以下をご覧になって下さい。

無痛麻酔:静脈内鎮静法


本日の症例は、ソケットリフト法で対応したケースです。
患者様は、上顎の奥歯が欠損しており、噛むことが不自由なため、
奥歯にインプラント治療をご希望されて来院しました。

早速初診時のレントゲン写真から見てみましょう!
スライド01

今回治療を行う部位は上顎左側です。
上顎左側の奥歯が2歯分欠損しています。
スライド02

いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために
骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こすの骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
スライド03

さらに わかりやすくするために、骨吸収部位を赤色で表示します。
スライド04

次に上顎洞という空洞を見てみましょう!
以下のレントゲンの緑線は上顎洞という空洞です。
骨ではなく、穴が開いているのです。
スライド05

さらに分かりやすくするために上顎洞緑色で塗ってみましょう!
スライド06

骨の高さが非常に少なくなっています。
スライド07

スライド08

このままであるとインプラント治療は難しくなります。
短いインプラントしか埋入するこができません。
短いインプラントの予後は明らかに悪いのです。
スライド09

なぜこのようなことが起こったのでしょうか?
一般的には以下のような理由が考えられます。
歯周病 を放置したり、
歯根破折 を放置したり、
歯がないまま長期間そのままになって いたり
した場合には、骨吸収がどんどんと大きくなります。

骨吸収が大きい場合には、治療が非常に困難になるだけでなく、
骨吸収の状況によっては、インプラント治療自体が不可能となることもあります。

また、治療が困難ということは 治療が複雑になるため
治療後に大きく腫れたり、痛みを伴う場合もありますし、
治療費も高額にかかる場合もあります。
インプラント治療を考えられている方は、状況が悪くなる前に対応することが本当に重要なのです。

それでは、上顎の奥歯においてインプラント治療を行う場合には、
骨の高さがどれだけ残っていれば良いのでしょうか?
以下の話しはこのブログでよく解説する内容ですが、
始めてブログを見られる方 や ソケットリフト法 や 上顎洞について分からない方は
是非飛ばさずに見て下さい。
上顎の奥歯にインプラントを埋入するためには、12ミリ以上の骨の高さがあるといいです。
しかし、多くのケースで上顎の奥歯に十分な骨の高さが残っていることは少なく、
骨吸収が起こっていることが多いのです。
その理由は先に説明したとおりです。

上顎の奥歯では10ミリ以上の骨の高さがあれば、
インプラント治療が可能となります。
しかし、今回の症例では、4〜5ミリ程度の骨の高さしか存在していません。
これは、難症例と言えます。
そのため、さまざまな治療法を駆使してインプラントを埋め込む必要性があります。
通常今回の症例のように上顎の奥歯に骨吸収が大きい場合(骨の高さが5ミリ以下)には、
上顎洞の中に骨移植を行います。
こうした治療法をサイナスリフト法(上顎洞底挙上術) と言います。
この治療法は、インプラント手術の中でもかなり大変な治療です。
私自身も時々サイナスリフト法(上顎洞底挙上術) を行うことはありますが、
できれば避けたい治療であると考えています。
その最大の理由は、治療が大変であるからです。
治療後の腫れが大きく起こるからです。
今回は、比較的腫れがなく、患者様への負担が少ないソケットリフト法 という治療で対応することにしました。

いつもこのブログを読まれいる方は、ソケットリフト法 についてだいぶ知っていると思いますが、お分かりにならない方のために、術式の解説を行います。

ソケットリフト法の術式
上顎洞は、硬い骨ではありません。
分かりやすく説明すると
少し硬い布が垂れ下がっている状態
と思って下さい。
しかし、この布は破れやすいのです。
それではソケットリフト法 の具体的な治療方法について解説します。
骨の高さが少ない状態で 無理に長いインプラントを埋入しようとすると
上顎洞を突き破ってしまいます。
そして、上顎洞が破れてしまいます。
p_img_04

そこで、以下のように治療を行います。
図1:
上顎洞の手前 1ミリまで骨に穴を開けます。
この1ミリ手前までというのが重要なポイントです。

図2:
開けた穴に 人工骨 を入れます。
人工骨の種類については今回省略しますが、
当医院で使用しているのはβーTCPという完全な人工で精製された骨です。
安全性が非常に高い材質です。
この人工骨を穴に入れた状態で、下から(穴を開けた骨の入口から)
棒状のオステオトームと言われる器具でたたきます。
この時 患者様には、コンコン とたたかれている感じがあります。
人工骨(βーTCP)を入れてたたき、
上顎洞の中に人工骨(βーTCP)を入れていきます。
この作業を何回か繰り返します。
そうすると上顎洞の中に少しずつ人工骨(βーTCP)が入り込みます。

図3:
結果的にインプラントを埋入するための骨の高さが確保されます。
p_img_05

ここまでがソケットリフト法 の術式です。

ソケットリフト法を応用してインプラント治療を行う治療計画を立てました。
スライド10

以下がソケットリフト法でインプラントを埋入した直後です。
スライド11

ソケットリフト法を行った部位を拡大して見てみましょう!
スライド12

スライド13

この拡大レントゲンに先程の骨のライン上顎洞の線を記入してみます。
スライド14

さらにこのレントゲン写真にソケットリフト法を行った後の上顎洞を書いてみます。
青線が挙上された上顎洞の位置です。
スライド15

挙上された上顎洞の内部には人工の骨(βーTCP)が入っています。
以下が被せ物を装着した後のレントゲンです。
スライド16


インプラント治療をご希望されて来院される方の多くは、
歯周病 を放置したり、
歯根破折 を放置したり、
歯がないまま長期間そのままになって いたり
することにより 骨吸収が大きく起こっています。
そのため、簡単なケースが少ないのが現状です。
今回のケースのようにソケットリフト法で対応することもありますし、
GBR法(骨増大法) を行うことも非常に多くあります。
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法) で対応することもあります。
PRP法 を併用することもあります。
OAM(大口式)インプラントシステム で行うこともあります。
骨があまりにも少ないケースではサイナスリフト法(上顎洞底挙上術) を行うこともあります。
骨吸収している部位に無理にインプラントを行わないで
カンチレバー
インプラントの傾斜埋入
で対応することもあります。

できるかぎり治療を受ける患者様に負担が少ない治療で対応したいと考えています。


治療費
上記の症例をインプラントモニターで行った場合の治療費は以下になります。

インプラント   1本  160.000円(消費税別) 
被せ物(白い歯) 1歯  100.000円(消費税別)〜 になります。
治療費をさらに抑える方法として 被せ物を金属製にする方法があります。
金属製の被せ物は、1歯 70.000円(消費税別)になります。

当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
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ソケットリフト法 の費用、
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治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。




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最近インプラント治療を行う際に静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) をご希望される方が非常に多くなってきています。
そこで、静脈内鎮静法 による麻酔をもっと多くの方にご利用していただくために 今まで3万円かかっていた費用を無料にしました。
これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
そのため、暫くの間 試験的に無料とさせていただくことにしました。
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2014年10月2日

最新インプラント症例:223回目

2014年10月 2日(木曜日)です。

始めに今月の休診案内です。

10月18日(土曜日) 午後
10月19日(日曜日) 午前 午後
  日本歯周病学会参加のため



このブログはインプラント症例を紹介するブログです。


『223回目のインプラント症例』になります。

さて、本日の症例は、歯がほとんどない方のインプラント治療です。(再アップケース)
だいぶ前のケースです。
もう15年近く経っているケースです。」

患者様は、上下顎の歯が グラグラ で食事がほとんどできない状態で来院されました。

歯周病の検査をすると 歯を支えている骨は、ほとんど吸収してしまっている状態でした。

私は、日本歯周病学会の歯周病専門医 ですが、
どのような状態でも歯を残せるわけではありません。

今回の患者様は、歯を支えている骨がほどんと吸収 してしまっていました。

どの程度骨吸収が進行していたかと言いますと
『歯を支えている骨が90%以上吸収していた!』のです。

もうグラグラです。

初診時の口腔内写真から見てみましょう。
スライド1


骨吸収が進行しているため、歯がグラグラ と動いているため、
歯と歯の隙間が大きくなっています。

また、歯周病の原因となっている歯石が大量に付着しているのが分かるかと思います。

以下の写真は、上下顎を内側から見たところです。
スライド2


左側の奥歯は、欠損しています。

それでは、初診時のレントゲンを見てみましょう。
スライド3


いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために 骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
スライド4


以下のレントゲンは、
骨吸収した部位を赤色であらわしたものです。
骨がかなり吸収しているのが分かるかと思います。
スライド5


先にも解説したように すでに90%以上の骨が吸収してしまっている状態でした。

大変な状態です。

問診で患者様は、歯磨きを行う習慣がほとんどなかった ことが分かりました。

歯石の付着状況からしても 患者様は、歯磨きがほとんど行われていなかったことが分かります。

歯周病は感染症 です。

歯石の内部には、細菌(歯周病細菌)がいっぱい生存しています。

この細菌が原因となり、骨吸収が起こったのです。

歯周病の治療の中には、失った(吸収した)骨を再生(回復)させる治療法があります。
GTR法 エムドゲイン法 です。

しかし、これらの骨再生治療は 魔法の治療法ではありません。
骨が再生するといっても骨再生には限界(適応症) があります。

私自身も歯周病専門医 ですから、こうした骨再生治療 を含め歯周病治療 が当院の診療の基本になっています。

しかし、この患者様の場合、とても保存することができない状態でした。

1歯を残して全て抜歯と診断しました。
スライド6


それでは、
『抜歯と診断した歯以外は、本当に残すこができなかったのでしょうか?』

徹底した 歯周病治療 を行えば、もう何本か(3〜4歯程度)保存することは可能かもしれません。

しかし、あと数本の歯を抜歯しないで残したとしても その将来性はほとんどありません。

結果的にすぐにダメになってしまうでしょう。

また、完全にダメな歯を中途半端に残してしまうと
逆に治療計画が難しくなってしまいます。

特に 抜歯後にインプラント治療を計画した場合、
ダメな歯を無理矢理残すとさらに問題が大きくなってしまいます。

例えば、下顎の右側の奥歯を2歯のみ、
下顎の左側の奥歯を1歯のみ、
下顎の前歯部を2歯のみ
なんとか残せたとします。

そして、抜歯した欠損部には、インプラントを埋め込んだとします。

しかし、無理矢理残した歯は グラグラしているため噛むことはできません。
せっかく治療を行ったのに 食事が十分にできません。

また、無理矢理残した歯も 近いうちにダメになっていきます。

インプラントによって欠損部を治療したとしても 
残した歯がダメになってしまえば、また欠損部ができてしまいます。

そして、また新たに欠損部にインプラント治療を行うことが必要になってしまうのです。

こうしたことを繰り返すとインプラントを埋入する本数もどんどんと増えていきます。

治療費も年々増加していくだけです。
治療もいつまでたっても終わりません。

また、最も問題なのは、残した歯が重度歯周病であった場合、
一度歯周病を治しても、現在の口腔清掃状態が続くと
必ず歯周病は再発してしまいます。

歯周病が再発するということは、
その歯に歯周病細菌が増殖するということです。

歯周病細菌は、天然歯だけでなく、
インプラントにも感染します。

そのため、あまりにも重度の歯周病の歯を無理に残すと
その残した歯自体が歯周病が再発すると
インプラントにも感染するリスクが高いのです。

インプラントも歯周病細菌に感染するとダメになってしまいます。

インプラントが歯周病のような状態になることを
インプラント周囲炎と言います。

患者様にとって抜歯ということは、非常にためらうこと(嫌なこと)ですが、
私達歯周病専門医 からすれば、
『この歯は徹底した治療を行えば、十分治る!』
『この歯は絶対に治らない!』
『ダメな歯を無理に残すと 逆に問題が大きくなる!』
といったことが分かるのです。

そのため、
歯を残すことで治療を複雑にしたり、
他の歯へ感染してさらに悪化させたり、
いつまでも治療が終わらなかったりすると判断した場合には、抜歯と診断します。

将来性を考えた 適切な治療計画がないと決して良い結果にはなりません。

こうしたことに 患者様はご理解していただけました。

患者様ご自身もほとんどの歯がグラグラで
指で触っても取れてしまう状況であることは十分に分かっていましたので、
患者様のご希望は、
『早く きちんと噛めるようになりたい!』
『 再治療を繰り返すようなことはしたくない!』
『将来的にも不安がない治療を行いたい!』
『審美的にも問題がない状態にしたい!』
『治療費も最小限にしたい!』
とのご希望がありました。

また患者様は、今まで義歯(入れ歯)を使用した経験がなかったために、
義歯への不安をかなり持っていました。

そこでまずダメな歯を抜歯し義歯(入れ歯)を作成することから始めました。
義歯は抜歯前に型を取り、作成しておきます。

そして、抜歯と同時(当日)に義歯を装着します。
歯がないという期間は1日もありません。

こうした抜歯した当日に装着する義歯のことを
即時義歯と言います。

そして、義歯(総入れ歯)になった状態で暫く経過をみていただきました。

義歯にはなかなかなれない状態でしたが、上顎はなんとか使用できるようでした。

しかし、下顎の義歯は違和感が強くまったく使用でいない状態でした。

そこで、下顎にはインプラントを埋入し、完全固定式のブリッジを作成する計画を立てました。
以下のレントゲンは、抜歯後のインプラント診査時です。
スライド7


インプラントの治療計画は、骨吸収等を考え以下のようになりました。
スライド8


以下のレントゲンは、下顎のインプラント治療が終了した後です。
スライド9


下顎は、完全固定式ですので もともと歯があった状態に回復できたのです。

患者様も何十年ぶりに、きちんと食事もでき、
審美的にも満足できると 非常に喜んでいただけました。

上顎については、このまま義歯のご使用に問題がなければ、そのまま使っていただきますが
ご希望により インプラントによる固定式のブリッジを作成することも可能です。



治療費
上記の症例をインプラントモニターで行った場合の治療費は以下になります。

インプラント   1本  160.000円(消費税別) 
被せ物(白い歯) 1歯  100.000円(消費税別)〜 になります。
治療費をさらに抑える方法として 被せ物を金属製にする方法があります。
金属製の被せ物は、1歯 70.000円(消費税別)になります。


当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
ソケットリフト法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。


このブログが始まって以来 毎週木曜日にアップしていましたが、
今年の4月から毎週 大学で講義を行うことになったため、
ブログの更新が不規則になると思います。
毎週ご覧になっていただいている方も多くいらっしゃるかと思いますが、ご理解いただければと思います。
できるかぎり毎週木曜日にアップしたいと考えております。


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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。
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